(回答 SideS)
空中に舞い散る光の輝き ―――魔力の結晶、魔法の源 深く刻まれた傷から零れ落ちる力の源 苦しみの声を上げるモンスターと視線があった様な気がした 「勝てそうだよっ」 言葉と一緒に新たな攻撃が飛ぶ 傷を広げる様に正確に繰り出される攻撃 空中に舞う、光の煌めき ―――力の源、命の源 スコールの身体に光の欠片が触れる 『判決を………』 低い声が聞こえる 『私の処遇を………』 苦しげな声が聞こえる 『残されている者達に救いの手を………』 絞り出すような声が聞こえる 目の前のモンスターが腕を伸ばす 攻撃を仕掛ける為に伸ばされた筈の腕は……… 『決断を、解放を………』 横合いから鋭い刃が飛ぶ モンスターが上げる声と再び降り注ぐ光の破片 深く突き刺さる刃に傷が広がる 流れ出してくる体液―――赤い血の色 無意識の内に身体が動く 腕を伸ばすモンスターへと攻撃を仕掛けている 身を捩るモンスターの身体から零れ落ちる魔力の煌めき スコールへと向けられる視線 何処か悲しげで救い求める様な、そんな視線 『安らぎを、苦しみからの解放を』 腕が伸ばされる まるで縋り付くかの様に、腕が伸ばされる アーヴァインとセルフィの声が聞こえる 何か慌てている様な、危険を告げているような? 『悪気無き罪人達に判決を』 目の前にモンスターの身体が迫ってくる 『適うならば、安らかな眠りを―――』 モンスターが音を立てて崩れた 幻の様に消えては現れる幻
水しぶきを立ててモンスターが海中へと沈んでいく
モンスターを倒し明るい空気が漂う船上で、スコールは1人海を見つめていた
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