Tsuyoshi Domoto solo concert
ROSSO E AZZURRO

 

2002.08.12 横浜アリーナ



12日は「僕がいう優しさとか…」ピアノ弾き語りバージョン。エレピの前に座る剛がライトに浮かび上がると、会場からは驚きというかどよめきというか笑いというか、そんなような声が上がりました。伴奏は終始四分音符のコードでしたけども、途中で音がみつからなくて歌が止まっちゃいまして、剛にはホント悪いんですが会場は大ウケ(^_^;)。沢山練習したんだろうに…。それからちょっとヤケ気味になって、殊更にキョロキョロと音を探すような誇張した仕草をしてウケを取ったりしてました。最後は鍵盤を上から下までベロベロベロッと撫でて大げさに盛り上げてシメ。

 

開始から約40分、全然喋っておりません。ここでようやく剛が口を開きます。「札幌の皆さん…浜松の皆さんでしたっけ。こんばんは。堂本剛です。(つよしー!つよしー!と客席から沢山のコール)…あの…、大きい声を出したから100万円とか、そういうんじゃなんで。えー、今日は、横浜の皆さんに捧げる歌を歌いたいと思います。「横浜ブルース」」。剛お得意のぶっつけソング。バンドさんと一緒に音を出します。

♪ヨォコハァマ〜ィ 横浜といえば中華街 中華街 一度番組で光一くんと来たことがある
♪中華街では異国の人が店を開いており 肉まんを強く勧められて 僕は肉まんをほおばった
♪横浜といえば TBSで放送された 夢のカリフォルニアのロケでもよく来てたんだ
♪横浜は風が強くて 髪がぐしゃぐしゃになって 国仲涼子ちゃんが眉間にしわを寄せてた なんか怖かった
♪今日は横浜アリーナに来てくれて みんなほんとにありがとう
♪みんなが声をもっと聞かせてくれれば また横浜アリーナに来たいと思うんだけどな
♪もっともっと声を聞かせてくれよ まだまだ出るだろ…

こんな感じで音にあわせて客席とコールの応酬を楽しみます。もしかしたらこの曲が一番盛り上がった曲になったのかもしれないなあ。そして一緒に回ってくれてるバンドさん、"RED PIT PIPER"(赤マムシみたいな、という意味だそうです)の紹介、でようやくMCです。ちなみに灰色部分はワタシのツッコミ。

 

・さっきも映像が流れましたが、大阪城ホールのすぐ横でストリートライブをやりまして。アポなしで。1時間半ぐらいやってたんですけど、1円も稼げなかったのはどないやねん。…お客さんの中に異国の方がいまして、「キミイイヨ」と言われました(笑)。で、随分やってもう帰りたくなったんで、「帰ります」って言ったら、「ダメダヨ」と。「そう言われても明日ステージに立たなあかんので…」と言ったら「ボクガタツヨ」と言いまして。えー、正直、立たせなかったですけど。

・今回、シングル、アルバム、ツアーとソロでやることになりましたが、この状況をどないやねんと自分に問いかけますと、「いや、まだ早い」という結論だったんですが、不器用でも音楽が好きだってことだけ伝わればいいかなと。それでもいいよと言ってもらえたので、話を受けることにしました。シングル、アルバム、あとヌード写真集。ゆうてもモザイクで何も見えないですけどね。>写真にモザイクはあんまりかけないよな(爆)。「夢のカルフォルニア」というドラマをやりながら、アルバムには4曲の新曲を書きまして、さらに最近から4、5年前の曲まで入ることになったんですけど。あと、ツアーグッズのTシャツの柄を考えたり、スカーフの柄を注文したり、まあいろいろやりました。

・「LOVELOVEあいしてる」という番組でギターと出会い、吉田拓郎、吉田建をはじめとする一流のミュージシャンの方々に、さらに「堂本兄弟」という番組で土屋公平…僕は「師匠」と呼んでるんですが。師匠は僕を「弟子」と呼んでますが。に出会い、ギターを教わっていただきまして…(会場からくすくす笑い)…教えていただきまして。今回のライブにあたっては、「とにかく、君の音楽性を、君のブルースを、君のギターを客にぶつけなさい。客が口をあけようがハナクソをほじろうがそうしなさい」というお言葉をいただきました。ライブとはそういうもので、今までのショー的なコンサートを見慣れてる人にはある種のカルチャーショックがあるかもしれない。土屋さんとかも、相方の舞台「SHOCK」を見に言って、違う意味でショックを受けたといってました。でも、あれはあれで否定しないよと。ま、音楽の道を極めた人の意見ですよね。

相方からメールが来ました。あの人ね、間違ってパソコンの方に送ってくるから。iモードの方に送って欲しかったんですけど。全然開いてなくって気付かなかったんですが、ツアー初日の前日にもらってたみたいで。「剛らしく頑張ってください」と書いてありました。(会場から拍手が)…別に拍手するところじゃないでしょ?当たり前のことですよ。普通のことです。僕も相方の「SHOCK」の前とか普通に送るし。それでも何故か新聞には不仲説とかが流れたりするんですよね。ま、23歳の男ですから、寝る前に毎日「これから寝るから」なんていうふうには電話したりしないですけど。(「光ちゃんのこと好き?」と客席から)うん。人間として好きですよ。

・釣りにも一度相方と行きました。でもね、あの人の車の音って、「ブォロロロロロロロォォ」ってすごいんですよ。>あの車の硬質な高いエンジン音。剛の声帯模写がすごくうまくてビックリしました(笑)。それで乗り付けるもんですから。魚が逃げないように釣り場って静かなのに。釣り人はみんな振り返って見てるわけなんです。僕たちもね、遠くから「あ、きた」ってわかるくらい。それなのに全然気づかれてないと思ってるんですよ。さらに車から降りるなり、帽子とか深くかぶってね、「どお?釣れてる?」…芸能人丸出しですよね(笑)。で、一緒に釣りやったんですけど。あの、餌がね、アオイソメっていうミミズみたいな気持ち悪い虫なんですけど、でも「克服したわ」なんて言ってたくせにね、女性スタッフに「つけて」って。ほんで糸がからまったら「といて」って。芸能人…っていうか、女優さんですよね。「あのー、アタシ手汚れちゃうからつけてもらえるかな?」みたいな(笑)。でもね、彼も釣り、嫌いではないみたいなんでね。今後もまた行けたらいいなあと思ってます。

 

続いて剛が「海援隊の皆さんでーす」とFIVEを呼び込み、一人一人自己紹介させます。牧野は剛に「ぼたもちくん」というニックネームをもらったようで、ファンのコから「ぼたもちー」という声援をうけて、有難いような有難くないようなフクザツな心境のようでした(笑)。しかしぼたもちとは言い得て妙。ブサ可愛くっていいじゃないの。剛も大差ないが(爆)。

牧野   「えー、札幌の皆さんこんばんは。ドラムやってる牧野です。今日、新横浜から歩いてきたんですけど、駅のすぐ近くの本屋さんがあって、『堂本剛フェア』っていうのをやってました」
剛     「え?オレ的には何も聞いてないよ。ま、ゆうたらミニストップの『夏のソフトクリームフェア』みたいな、そんなもんですよ。で、キミは何か買ったの?」
牧野   「いえ…『ああ、やってるなあ』と思っただけで…。でも『ROSSO E AZZURO』は買いましたよ。他のメンバーは買ってないみたいですけど」
剛     「それはアカンよ。じゃあ次、ロンドンくん」
上里   「札幌の皆さんこんばんは。ベースやってる上里です。このライブでやるってのが2週間前に決まったんですけど、それから毎日スタジオ入って練習してきたので、いい音を届けることができるんではないかと思います」
石垣   「札幌の皆さんこんばんはっ。キーボードの石垣です。僕らも一歩一歩大きくなって、将来ライブができるようになればいいなあと思いますっ」
 >FIVEって、ジュニアの中でもアウトサイダーというか(爆)、なんつーかドクトクなまったりとした雰囲気があると思うんですけど、石垣君って至極普通のジュニアっぽくて、かえって浮いてる感じがしますね。
剛    「じゃあ最後」
中江川 「…えー、がんばります」
剛    「それだけ?!」
中江川 「…がんばる」
剛    「大丈夫?」
中江川 「大丈夫。ろっそ、え、あずーろ(帽子が赤で髪が青だったのを見せたんですね)」
剛    「意味わからへん(笑)」
中江川 「あのー、帰り、みんな、新横浜は混むから、菊名まで歩くか?
剛    「帰りの心配はいいからさ(笑)。で、何をやってくれるんですか?」
中江川 「『One day』を」
剛    「ワンデイね。今日…?」
中江川 「ある日、です」
剛    「ある日ね。ワンデイ」
中江川 「いやいや、ワンデイ」
剛    「だから、ワンデイでしょ」
中江川 「ワンデイ」
剛    「…カラミにくいなあ(笑)。じゃおのおのセクションについて、セッティングしてください。じゃ、曲紹介をオッサンのほうから」
中江川 「えー、FIVEのこと、好きな人も知らない人も、嫌いな人も、みんな同じ空気吸ってるから、一緒に楽しみましょう」

ハッキリ言って中江川ファンになったワタシです(笑)。

 

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