Tsuyoshi Domoto solo concert
ROSSO E AZZURRO
2002.08.13(1部) 横浜アリーナ
アコギ1本で即興曲弾き語り。♪僕が愛するのはここにいる君たちだけなんだよ〜、とかなんとか歌っておりましたが、最後、♪もう一人忘れてた 昨日見に来てくれた光一くん 王子なんだからヒゲを剃ってライブを見て欲しかった〜、というようにシメて、昨日来てること知らなかった大多数のファンが「ええ〜っ?!」っと驚きの声をあげたところでMCに入ります。
・昨日は吉田建、土屋公平、篠原ともえ、堂本光一、いろんな人が見に来てくれました。建さんには、「ここにまた一人の音楽を愛する若者が生まれた」というメッセージをいただきました。>ただの音楽を愛する若者ならもうとっくに生まれていたんではないかと…。建さんてば「若きミュージシャン」ぐらい言ってくれなかったのか。光一くんはね、人の楽屋でずっと牛丼を食べてましたね。そんで「食いきれんから、開演10分押しね」なんて言ってましたけど。なんでオマエのために押さなあかんねんっていう(笑)。
・おかんも大阪のライブを見に来てくれて。いっつもね、コンサートの前とか「プレッシャーに苛まれてるアンタの姿を見るのが辛い」なんてことを言うんですけど、今回のライブは今までで一番感動したって言ってくれました。>そりゃ当たり前だよな…。お姉ちゃんは、「遠くからお祈りすることしかできないけど、頑張って」って言ってくれました。
・今回もソロ、ということで。僕は、「LOVE LOVE あいしてる」という番組でギターに出会って、これがあれば一人で歌える、一人で部屋でライブもできる、曲も作れる、一人で何でも出来る。こんなにいいものはないなあ、と思ってやってきたんですけど。>「ひとりあそび」としてのギター。剛にとってギターはまさに「ともだち」なんですね。大空翼にとってサッカーボールが「ともだち」だったように(妙な例え…)。今回、それをみんなの前でやるということで。取材とかでもね、『キンキキッズの堂本剛が自作のソロアルバムを出す。世の中の人は、まあ趣味の範囲でしょ?っていうぐらいにしか見てくれないと思うんですけど』とか言われたりして。そういうふうに見られてるのは十分承知しているつもりなんです。でも、そうしたなかで、そうじゃないんだってことをわかってもらうためにはどうしたらいいだろう、どう戦っていけばいいんだろうと。いろんな人に相談して、意見をいただいたりしました。そういうふうに僕の不安を取り除いてくれた一人が、今日来てくださってます。堂島孝平さんです。
堂島 「♪どうじま〜」
剛 「♪どうもと〜、ですから。勝手にパクらないで下さい」
堂島 「いやいやそんな、不安を取り除いてくれただなんて」
剛 「今日はゴルフですか?えなりくんじゃないですよね」
堂島 「えー、そう?ゴルフウェアみたい?」
>堂島くんはワインレッドのポロシャツを着ています。
剛 「なんで着替えたんですか?さっきは普通の白いTシャツだったのに」
堂島 「言わないでよ。こんなに沢山に人の前に出るんだからさ。ほら、いっぱいいるんだよ?だからおめかししてきたわけじゃない」
>わかってる剛?とでも言いたげ(笑)。剛 「ほんとね、堂島さんとの出会いによって、音楽的にも大きな影響を受けてますよ。ミスチル、アルバート・コリンズ(…だと思うんですが自信ない。間違ってたら教えてください)、堂島孝平ってくらい。いい出会いでした。独特な歌声じゃないですか。だから、『こたえはきっと心の中に』とか歌うときも、あのへんの声を探して歌ってしまうんですよね」
堂島 「嬉しいなあ。僕もキンキに何曲か提供させてもらってるけど、ほんと、自分の作った曲かなって思うぐらい、2人は自分のものにしちゃうよね」
剛 「アルバムにも参加していただきまして。僕が堂島さんのライブに飛び入りしたこともあったんですよね。『Misty』を歌わせてもらったんですけど」
>ここでワンフレーズだけ歌います。すると堂島君が横からカットイン。
堂島 「いや、なんかしなきゃいけないかと思って(笑)。あのとき歌詞カード見て歌ってたよね。ちょっと面白い絵だった」
剛 「ずっと歌ってないと忘れちゃいますね。で、そのときのバンドさんにスカパラの方も参加してらして、今回のアルバムも一緒にやって下さったり」
堂島 「そうそう、最初、『今回のアルバムのテーマは青なんですよ』って言ってたよね。ROSSOはどこからきたわけ?」
剛 「あのー、普段の僕ってAZZURROじゃないですか」
堂島 「…青だね。ディープなね」
>…どんちゃん、実感こもってる(T_T)。
剛 「だからAZZURROでいこう、ってのは決めてたんですけど、でもそれだけじゃないと。静寂の中にも情熱はあるんだ、と思いまして。『乾燥こぶ』みたいなものですよ。僕の情熱は。もともとこんなちっちゃーいモンだけど、音楽というお湯でね、どんどん大きくしていくことができる、っていう」
>しかし昆布はそれほど大きくならないゾ。乾燥わかめの方が増える。ダシこそ出ないが。
堂島 「ほんと普段静かだよね。キンキ2人ともだけど。剛は全然喋らないときは全然喋らないよね。でもアレやめてくれる?遊びに行ってんのに一人でずーっとギター弾いてるっていうの」
剛 「人との付き合い方がね、どうしていいかよく(笑)」
堂島 「それからさっきからずーっと僕の方ばっかり向いてるんだけど、いいの?なんかオレがバランス取らなきゃって思って客席のほう(正面)を向いてるんだけど。みんな剛が好きで見に来てくれてんだよ」
剛 「いいんです。キンキでは見れない堂本剛を見てもおうと思って。『堂本剛って、こんな精神…やまいみたいな人だったのか』ってね。
>「びょう」と言うのにはかろうじてストッパーがかかったらしい。アブネー。
正直今まで5、6回やってますからね。
>何を言い出すのかと堂島君含め会場の空気が固まりかけましたが。
ぐーっと中に入り込んじゃって行き止まり、入り込んじゃって行き止まり、みたいなのを」
堂島 「ほんと心配性だよね。ライブの前になったらライブのことばっかり考えてるもんね」
剛 「あのー、AB型は多いみたいですね。精神弱い人が。ココリコの田中さんとかも、『つよっさーん、どうしよー、もうお笑いでけへん、どうしよー』ってしょっちゅう言ってますからね。それにね、キンキのコンサートって、自分のタイミングで行けないんですよ。キッチリ決まってるから。あの、ポップアップで上げられたりするでしょ。あの時も、ボク的には「ちょ、ちょっと待ってよ」って時もあるんだけど、イントロダクションが流れて、カウント『5、4、3、2、1』で、大人の力で無理矢理上げられてしまう、みたいなトコがあるんで、ますます緊張する。まだそこでね、『5、4、5、4…』『いつになったらいくねん』みたいなボケがあると和むんですけど」
堂島 「今度そういうのやってみればいいじゃない」
剛 「そんなことしてたら遅れちゃいますよ。『ここは押して行きます』とか言われちゃいますよ」
堂島 「…それって『三国無双』でしょ?誰もわかんないよ(笑)。これが心配だったんだよね。剛が暴走したら誰も止める人がいないでしょ。光一くんみたいに捌いてくれる人がいないんだから」
>「捌く」って…(笑)。剛 「でもほんとね、今日はなんか変なんですよ。ものすごいドキドキしてて一番素に近い。昨日は逆にアホかってぐらいテンション高かったんですけど。なんかね、どんちゃんと話してると普通になってしまうんです。もうボク的にはこっち(客席)側にいたいって感じ」
堂島 「オレのせい?ライブじゃなくて悩み相談室に来ちゃったかと思ったよ」
剛 「どんちゃんって、ほんと話してると普通になれるというか。いい方でね、プライベートでも仲良くさせてもらってるんですけど。釣りにも一緒に行ったり」
堂島 「あの釣りの話いろんなトコでしてるでしょ」
剛 「してますよ。雑誌の取材とかで言いまくりですよ」
堂島 「MY竿の人生第一投目。剛が『この錘だと遠くまで飛ぶと思いますよ』って言った錘が、忘れもしない、23号だよ。それが重過ぎて、投げた途端竿がポキッて」
剛 「23号でしたね。アレ20号でよかったんですよね」
堂島 「したらキミ、爆笑してたでしょ。アンタのつけた錘で折れたのに。しかも見えないようにわざわざ遠くまで行って笑ってた」
剛 「ほんとすんませんでした(笑)。面白すぎて。竿はほんと、ボクからプレゼントさせてもらいますよ」
堂島 「いいよ」
剛 「いやいやそれは、させてください」堂島君、とってもいい人。なんかいつも嬉しそうだよね(笑)。トークだけじゃなくてセッションもして欲しかったなあ。剛は「すっごい素になってしまった」と何度も言ってましたけど、その言葉どおり低ーいテンション、下手するとゼロ以下のテンションでポテポテ喋るさま、かなりたまんなかったっす。ビデオ撮りの日だったからなのかなあ?
続いて剛が「チャゲ&飛鳥&飛鳥&チャゲの皆さんでーす」とFIVEを呼び込み、一人一人自己紹介させます。まず「今日はオレ、なんかわなわなしてるから、ボケてもツッコまれへんで。特にオッサン(中江川)」と言い渡します。牧野は頭に派手なスカーフ(「カナシミブルー」で剛がしてたような)を巻いていたんですが、「何ソレ」とか剛に言われ、「何って剛君が選んだ衣装じゃないですかー」と呆れたように困っていました。牧野…真面目なんだなあ。ナチュラルでいい。上里くんはいつものように渋く挨拶してましたが、今日の石垣くんはネタを仕込んできたようで、最初から芝居がかって怒ってます。
石垣 「あの、一人やる気の感じられないヤツがいるんですよ!中江川!こいつズボンに穴が開いてるんです。しかも『SHOCK』のときからずっと空いてるんです。でもオレはコレで最後までいくとか言って…」
>っていうかSHOCKの時から同じズボンをはいているのか?!
中江川 「…衣装さんごめんなさい」
>客に見せます。左のお尻のあたりがちょっと破けてる。しかもわざと怒られた子供みたいな表情してるから面白すぎる。
剛 「ちょっとHIPがBOMB!だったんだよね」
中江川 「…太りました。8キロ。…うそ。でも太りました」
剛 「太ったってオマエはオマエやで」
中江川 「…かっこいい。…でも僕的にはむしろ穴を見せていきたいぐらいなんですけど」
剛 「君がそうすることによって、夜の部から君がいなくなってしまうと思うので、やめとこ」
(客席から「剛も見せてー!」と声がかかります)
剛 「なんでただで見せなアカンねん」
(「じゃあ1万円!」)
剛 「なんでここでオークションが始まっとんねん(笑)」なんか中江川のすっとぼけ具合に牧野がマジウケしてドラム叩けないくらいへなへなになってた。剛に「ぼたもちくんウケすぎやで」とか言われてたのがとってもかわいかったです。