Tsuyoshi Domoto solo concert
ROSSO E AZZURRO
2002.08.13(2部) 横浜アリーナ
13日2部は再び「僕が言う優しさとか…」アコギ弾き語りバージョンになってました。うん、やっぱコレだよ。ストロークがすごく力強くていい音してました。以下MC。
・まだソロは早いと思ったんですけど、不器用でもいいならやってみようかと思いまして。今回のアルバムに関しても、いろいろ周りと戦いながら作りました。当たり前なんですけど、ソロだから戦うのも一人なんですよね。「この歌詞は何なんだ」とか、「このメロディはどうなんだ」とか言われるのに、「これはこうこうこうなんです」って全部一人で言っていかなきゃならない。戦いでした。
・今回のツアーは、最初、まあ1日1公演だけにして欲しいって言ってて、「わかった」っていうふうになってたハズなんですが、日程ができてきたら、「あれ?1日2公演になってるよ」「そうみたいですね」なんていう具合で…いわば大人に操作された、みたいなところはあるんですけど。でもそれが現実ですから。現実を受け止めてね、それを1ミリでも動かす努力を僕はしなきゃいけないと思ってるんです。
・アルバムに、今回東京スカパラダイスオーケストラの皆さんが参加してくださって、仕事以外でも仲良くさせてもらってます。>剛は何故か「スカパラダイオーケストラ」と何回も言っていた。て、天然…?でね、谷中さんっているんですけど。あの、背が高くてイカツい感じの。すごいカッコいい人なんですけど。>バリトンサックスやってる人と言うのが一番てっとり早い。谷中さん、一緒に飲みに行って、隣に座ってんのにメールしてくるんですよ。あ、メールきたな、と思ったら、谷中さんから「元気?」とか。だから、「谷中さん、すぐ近くにいるんだから、喋ったほうが早いんじゃないですか」っていうたら、「…恥ずかしいじゃん」って言うんですよ。結局ね、飲み会のうちに30通くらいメールが来ました。でね、あまりに多いんで、「多過ぎます」みたいなことを言ったらね、ある日ふっつりとこなくなったんですよ。でね、悪いことしたかなあと思って、「冗談ですよ、別に送ってくれても構わないです」ってメールを入れたんです。したら、仕事終わって、メールきてるかなあって思って携帯見たら、42件とか入ってるんですよ。あの、『きみとあるけば』発売とか、そういうイベントがあるとお祝いメールが来てガーッて増えるのはわかるんですけど、心当たりがなかったので、『あれ?オレなんかしたかなあ…』って思いながら見たら、送信者が全部「谷中」「谷中」「谷中」「谷中」って(笑)。あのね、ボクも拓郎さんからとか、相方からとか、そん時そん時しかもらえないメールがあるじゃないですか。そういうの取っておきたかったんですけど、まさかこんな事態になるとは思わなかったもんで、消えちゃって。保護してれば良かったんですけどね。で、そのメールの内容ってのが、全部"詩"なんですよ。「白い雲が…」とか。それが5分おきくらいに入ってますから。ある意味すごい才能だとは思うんですけど。
・谷中さんはね、「俺…剛くん好きなんだよね」とか言ってくださるんですよ。「なんか…オトコだよね…」って。あのー、この言い方からもわかると思うんですけど、非常にカラミにくいキャラしてはる人なんですけどね(笑)。で、「まあ、確かにボクは男性ですけど…」って言ったら、「ちーがーうよ。ここが、だよ(と自分の胸を指差す)」なんて言ってくれはったりして。まあ、そんなふうにミュージシャンの方々とも仲良くさしてもらってます。>谷中さんは「詩人」という別名があるようで。どーもブンガク野郎に好かれがちですな剛は(笑)。そんな中の一人で、なんか背のちっちゃーい人が来てくれてるということなんですけど…
ということで1部に続いて堂島孝平氏が登場します。
堂島 「♪どうじま〜。背が低いとか言わないでよ。出にくいでしょ」
剛 「ま、ボクもたいがい小さいですけどね」
堂島 「そういえばさっき谷中さんの話してたけど、剛にメール送るようになってから、オレの方に来なくなったんだよ(笑)。でもね、この前きてたんだ。で、中身を見たら、『Mステ頑張ってください』とか書いてあるわけ。あれ?オレMステ出るっけ〜?タモリに会うっけ〜?なんて思って」
剛 「(笑)。たぶん堂本と堂島とアドレスが並んでるんでしょうね」
堂島 「ね。剛に送るの間違って送っちゃったんだろうね」
剛 「でもスカパラさんとの出会いっていうのも、どんちゃんのライブに飛び入りしたことから始まってるんですよ。バンドさんの中にスカパラの方がいてね。あの時飛び入りして、『打ち上げも来る?』なんて言われてついて行ったんですけど、そこでね、『冗談とかでなく、ほんと今度一緒に何かやろう』って言ってくださって」
堂島 「それはね、『Misty』歌ったじゃない。んでメンバーもそれぞれモニターで返ってくる音を聞いてるわけじゃない。そこから返ってくる剛の声を聞いたときにね、ほんと良くって、『一緒にやったら面白いんじゃないか』って思ったんだと思う」
剛 「所属のレコード会社とか事務所とかの問題がいろいろあったと思うんですけど、アルバムに参加してくださって」
堂島 「レコーディングの時めちゃめちゃ緊張してたよね」
剛 「もうね、スタジオの隅でノックダウンされてました。北村さんがどんどんアレンジつけていってくださってたんですけど…。>北村さんはトロンボーンのドレッドな方です。僕、この横アリのスカパラライブとか一緒に来てるじゃないですか。で、こんな広いとこで、歌もないのに最初っから皆ずっと飛んでる。もう歌なんかいらないわけですよ。そういうオケをバックにね、自分はどういう声で歌ったらいいんだろうって。すごく悩んじゃって」
堂島 「それは、ミュージシャンとして自分がどれだけ通用するのか、っていう思いからきてるワケだよね。…戦ってるよね。かっこいいよ。こんなに沢山の人が集まるのもわかるよ」堂島 「えー、堂本剛のすごいとこはね、歌詞がすごい。『嘘にぶたれる音は好きじゃないやい』『不細工だい』。なかなか出てこないですよ」
剛 「いやあの、『ブサイクだい』とは言ってないんですけどね。妖怪人間のベロじゃないんですから。あのアニメおかしいとこだらけでしたよ。追い詰められて、絶体絶命!とかになって来週に続いたのに、次の回で「私はワープできるのよ」とかってアッサリ逃げたり。ほんだら最初からワープすりゃええやん(笑)。あとね、『私に銃は効かない』とか言ってるのに、刃物で切られるとウウッってなったりね」
>細かいですが妖怪人間はワープ能力はなく、壁の通り抜けができるだけらしいです(ほんと余談)。
堂島 「きっとそれは鉄アレルギーなんだよ。鉄アレルギー、鉄アレルギー」
剛 「…今、堂島さん3回言いましたよね。なんでも3回言いますよね。『すいませんすいませんすいません』とか。エネルギーの森君もそうなんですよ。森君といえば、あの、どんちゃんの持ちネタありますよね。『なーんかすいません!』ってヤツ。『あれ、俺にくれないかなあ』って言ってました」堂島 「ほんとね、僕にできることならなんでもやりますよ」
>よっぽどキンキの周りにいるとオイシイのだろうか…なんて邪推してしまう(笑)。
剛 「ありがとうございます。それから、もし、僕のつたないギターを敢えて使いたい、なんて思ったら是非呼んでください」
堂島 「じゃあその時は詞もお願いしていいかな」
剛 「是非!」
堂島 「オレを玩具にしてよ。オレを変えて。人に書くのってまた違う楽しみがあるよね。僕も、キンキに曲書くときにさ、『剛、こんなこと言うんだろうなー(笑)』とか思いながら書くもん。楽しいよ」
続いて、「今日は、僕の後輩も来てくれてます…」ということで、ニノと翼が登場。翼おっきいー。ていうか剛が小さいんだが。
剛 「今日は君のリクエストに答えて、『GIRASOUL』を歌いましたよ」
翼 「ありがとうございます」剛 「さっきもビデオレターの中で言ってたけど、こないだ取材の後釣りに行こう、ってことになって、行きがけの駅でニノが映画の撮影をしてるって聞いたんで、行ったんですよ。車で走ってると、ホームにいるのがわかったから、サンルーフから頭だけ出して、『おーい、ニノー!ニノー!』って。したらあややは手を振ってくれたのに、オマエは『なんやこのヤンキーは』みたいな感じで振り向いただけでさ。あの後オレとマネージャーの中であややの株がすごく上がったんですよ。『今のオレに手振った』『いやオレに振った』なんて言い合うぐらいのイキオイですよ。マネージャーなんて、『いやー、あややはいい子だなあ。後輩でもないのに』って言いながら少しアクセルを踏み込みましたからね」
二宮 「違うんですよ。アレってリハ中だったんですけど、古い車両を撮影するから、30分に1回しか撮れないんですよ。絶対失敗できなくって、直前まで何回もリハやってたんです」
>確かに蜷川組の現場ではそんな余裕はないだろうな…なんて想像する。
剛 「でもあややは手振ってくれたで」
二宮 「だからそれは多分、僕に振ってたんですよ。芝居で。向かい合わせのホームで、バイバイって手を振って別れるというシーンだったので」
剛 「あ、っそ…。じゃああのときのアクセルふかした分のガソリン代と、心拍数を返して欲しいわ。計算して領収書出すから」
二宮 「出すのは別にいいですけど、絶対戻ってこないって前提で出してくださいね。そんなにいい人じゃないんで」
剛 「確かにそれで払ってくれるのって、かなりのいい人やな(笑)」剛 「そういやこないだカトゥーン(KAT-TUN)がテレビ出てたよな。僕も曲書きましたけど」
二宮 「剛君の曲ってカメが歌ってるんですけど、こないだチャック開いてたみたいですよ」
剛 「あの曲はね、女性詞で、みんなに見てもらうことでもっともっと私を美しくさせて、っていうような内容なんです。それが開いてたとなると、ちょっと猥褻な意味になってしまうというか(笑)。でもね、オレなんて香港でかなりのことをやらかしてるからね。チャックどころかホックも外れて丸見えやから。やるんならそれ以上のことをやって欲しい、ってのもあるな。最初、曲書いてくれませんか、詞は赤西くんとか自分らで書くんで、ってあのコらが頼みに来て、ええよー、ってことで書いてあげたんです。そしたら2日ぐらいして、『やっぱり書けません』って電話が来て。ほんだらええよ、って詞も書いてあげたんですけどね。みんな、KAT-TUNのコンサートにも行ってあげてください」
>2日であきらめるってのがイマドキのコだよなあ。それにしても女性詞、って剛の造語?
翼 「東京はこないだ終わっちゃったんですよね」
剛 「あの1日11回公演、ってやつ?」
翼 「あれは大阪で、これからですね」
剛 「1回40分とかやろ?ほんで朝8時半とかから1回目やるって。客もまだ寝てるっちゅーハナシですよ。えー、嵐もアルバムが出るんだよね。」
二宮 「ボクあんまり歌ってないですけど」
剛 「嵐で一番歌ってるのって誰?」
二宮 「やっぱラップ部分は翔君。で、メロは大野君。ボクなんかサビまで全然歌わないこととかありますからね」
剛 「ええねん。量とかやないねん。最後にちょっとだけでも出てきて皆の心をつかんだら、それでええねんで。映画はいつ公開なん?」
二宮 「来春です」
剛 「随分先やな。ニノっていくつだっけ?」
二宮 「18です」
剛 「どうする?公開までに面影もないくらいに顔が変わっとったら。男って、18から21あたりにかけてすごい顔が変わるでしょ。ウチの相方もすごい変わったから」
二宮 「えー、どのへんですか」
剛 「鼻とか…」
二宮 「鼻はあんまり変わらないんじゃないですかねえ?」
>オレもそう思う(笑)。さらに言うなら男の子がすごい変わるのは16-18にかけてだよな。18-21にかけて変わったのはまさに光一さんだけど、それを一般化してる剛が可笑しい。それに変わったのは顔と言うよりメンタルな部分が大きいし。ま、それが顔に出てきたということなんだけどさ。翼 「そういえば、光一くんのオモシロ話があるんです」
剛 「なに?」
翼 「『SHOCK』のとき、袖で早替えをしてて、光一くんがドリンクを飲むつもりで手を出したんですね。で、そこにマイクが渡されちゃって、気付かないでマイクを口に持ってって驚いてました」
剛 「キンキキッズはね、そいう舞台裏でも笑いをとっていくんですよ」
二宮 「光一くんはね、このまえ番組で嵐とキンキチームで野球やったんですけど、いきなり最初のボールを翔くんに思いっきりぶつけてました」
剛 「あの人ねえ、『SHOCK』終わって今ヒマなんですよ。そこに『野球やろう』って来たもんだから、大ハリキリなわけです。完全にプライベートのノリですからね。君たちは『仕事やからまあやっとこか』みたいなテンションでしょ。そこに意気込みの大きなギャップがあったっちゅーわけやね」剛 「今、どこ行ってもタッキーと翼のでっかいポスターが張ってあるよね。デビューアルバムはいつ発売なの?」
二宮 「9月11日です」
剛 「なんでオマエが答えとんねん(笑)」
二宮 「いや、どこ行っても書いてあるからおぼえちゃったんですよ」
剛 「タイトルは?」
翼 「hatachi(はたち)、です」
剛 「はたち…ええ?!」
>ヒドイ剛(笑)。「A album」だってかなりのものが。同じジャニーズならソレは言いっこナシだ。
翼 「二人とも二十歳なんで…」
剛 「なんて名前で出すの?」
翼 「タッキー&翼で…2曲ずつソロがあって、4曲一緒に歌ってるんで」
剛 「たっきーあんどつばさ…ええ?!チャゲ&飛鳥じゃないですか。どっちがチャゲでどっちが飛鳥なん?ゆうたら主メロが飛鳥で上ハモがチャゲですよ」
翼 「滝沢が主メロで、オレは下ハモです」
剛 「下ハモかあ〜。なんかなあ。"シャゲ"って感じやな」剛 「今度3人でなんかやろうや」
翼 「オレ、最近ギター練習してます」
剛 「おおそうか。ニノは何かできる?」
二宮 「ぼくはベースできます」
剛 「ホントに?…となると、これはアルフィーやな(笑)。エレキがまあ一番簡単やから、翼は高見沢さんね」
翼 「オレ、髪伸ばしたほうがいいッスかね」
剛 「その方がいいね。前髪は目の辺りでそろえてね。で、エンジェルギターとか持って。高見沢さんは上ハモ、しかも一番上やからね。かなりキツイかもしれないけど。で、オレは普通のメガネかけて坂崎さんね。ちょっとパーマあて気味で。そしてニノはサングラスで。ヒゲ濃い目で、声太目でね」
二宮 「気をつけてください。オレ、やるっつってら本当にやりますんで」
剛 「ええよ。また遊んでな。オレ、ライブ終わったらヒマやねん」
二宮 「ヒマやねんて(笑)。でも、電話かけてくるの朝早いですよね。ヘーキで8時半とか。一体何時に寝てるんですか」
剛 「夜の11時半くらいかなあ。9時とかに寝るときもあるよ。だってずっと家におってもすることないし…」
二宮 「深夜のおもしろテレビとか見なくていいんですか?」
剛 「『真夜中の嵐』とか?」
二宮 「それ終わっちゃったんですよ。今は『クレームの嵐』ってのやってます。ずっと怒られっぱなしっていう」
剛 「うわー、いややなそれ…」剛ってば、ニノにすら「かわいいなあ」っていうふうに思われているんだなあ(笑)。会話の端々から伝わってきました。この3人は随分長い間喋ってましたね。3人というかニノと剛ね。翼はほとんど喋ってない(^_^;)。ニノって人の会話を全然全く一つも流さないのな。いくら意味がない言葉でも。剛のいうことにいちいち反応しちゃうから、際限なく続いちゃうんだなあ。面白かったけど(笑)。