Tsuyoshi Domoto solo concert
ROSSO E AZZURRO
2002.08.14(1部) 横浜アリーナ
うーむ、これと後の歌の順番を忘れてしまったのですが、とにかく「僕が言う優しさとか…」ではなく、新曲らしきものをアコギ一本で弾き語りします。しかし剛のマジソングと即興ソングの判別がつきづらい。いい意味でなのか悪い意味でなのかはオレもわかりませんが(^_^;)。歌詞はよく憶えてませんが、「君は僕を裏切らないよね?愛してくれるよね?君と共に泣いたり笑ったりしたいよ」というような…まあ、後半は「いつもの」という感じですが。前半はすごい見捨てられ子みたいで…切ないなあと思いました。
そしてその後、再び暗転し、会場には剛のアカペラが流れます。アカペラっていうほどのものでもないが…ノリ的には「ガキの使い」のトーク前に流れる松ちゃんの歌みたいな感じ(爆)。どうやら以前ラジオで流れたやつみたいですね。「作曲ズドーン×3」のコーナーとかなんだろうか。久しくラジオを聞いてないのでわかりませんが。大体こんな歌詞。
一番
♪彼女がむいているのは 桃 桃 桃
♪三丁目の八百屋さんで 岸谷さんの息子さんが 桃を買っているのを ルック ルック ルック
♪私は 桃を 一度しか食べたことがない
♪私は 不幸な女の子 あなたは去っていった二番
♪私の不倫相手が 大好きな 桃 桃 桃
♪でも私には 食べさせてくれない
♪あなたはいつも 風呂上りに桃をむいてくれと 私に頼む
♪私がジョークで お尻を見せて これが大きい桃ですと言ったら
♪あなたはすごい剣幕で 私のケツを蹴った「ルックルックルック」とかバカっぽくていいですねえ(笑)。それに所帯じみたエロさがあってたまりません。曲が終わるとステージが明るくなり、なんと今のいい加減な曲がバンドアレンジで再び生演奏されます。で、こっからMC。
・今やった桃の曲なんですけど、随分前に、ラジオで「桃が好きになる歌作ってください」ってリスナーから葉書がきて、それで作ったんですよね。光一くんが「アナタ、この曲ライブとかでやればいいじゃないの」ってそん時言ってたので、やりました(笑)。微妙になんかのパクリっぽいけどね。♪緑の中を…(『プレイバック part2』by山口百恵)、みたいな。"RED PIT PIPER"の皆さんがアレンジしてくださいまして。たぶん大変だったんじゃないかなと思うんですけど(笑)。歌謡曲っぽくて、♪ももっももっももっ、のところとか、サビとか結構あとひく感じでいいですよね。
・横浜の初日は、えー、光一も見に来てくれてね。「照明がキレイやったなあ」と。感想はそれだけ言って帰りましたね。「キンキのときもあれぐらいやってくれへんかなあ」なんてね。確かに照明一つとってもキンキの時とは全然違いますね。キンキの時は、オレの大嫌いな白のピンスポを沢山浴びなきゃいけないですから。それから人もわけわからんくらいに沢山出てきますからね。ほんとね、あの子たち(ジュニア)は、コンサートで踊って、食べて、また踊って、また食べて、の繰り返しで。一体何考えてんねやろ、って思ったりするんですけど。僕なんてライブの時とかほとんど何も食べられないですからね。ずーっと食べない。>客席から「(食べるのは)若いから!」という声が。まあ、そうなんやろなあ。
・横浜の皆さんは、アルバムが出た後だったので、ライブに関してまあこんなモンかなあという感じはね、つかみやすかったと思うんですけど。名古屋、大阪はね、まだアルバムが出る前やったから、みんな口ポカーンと開けてましたね。鯉か、いうくらいにね。なんか入れたったろかな、ってぐらい。今回のツアーは、回を追うごとに会場が大きくなっていくっていう、ゆうたら精神的なイジメのようなモンですよ(笑)。この横浜アリーナには、いろいろなアーティストの方々のライブとかよく見に来ておりまして、とても広い会場だなあと感じてたんですけど。そこで一人でやらなアカンということで、まずお客さん来るのかなあと思ったし、大変なプレッシャーはありました。
・光一くんも舞台「SHOCK」とかね、ソロ活動を随分しているんですけど、オレがソロでCD出すとなると、何故か途端に新聞に不仲説が流れたりする。何ででしょうね。そんなに頻繁に電話したりはしないですけど、光一くんとは普通にお付き合いさせていただいてますよ。昔はね、彼も自分のことでいっぱいいっぱいやったけど、近頃はボクが仕事が忙しくてこう、トゲトゲしくなっているのをやわらげてくれたり、逆に彼がそういうふうな時はボクが和らげてあげたりっていうね、そういう関係を築けるようになりました。
ここで「C-C-Bの皆さんでーす」とFIVEを呼び込みます。
・FIVEはね、以前からキンキのコンサートとかでも、バックについてくれてたんですけど、ショー的な要素の強いジャニーズのコンサートではなかなか前に出てこれないということでね。今回のツアーの2週間前になって『一緒にやろか』って誘ったら、『やります』いうことになったんですけど。今までは相方もね、キミたちあってのコレ(コンサート中に光一さんがよくやる仕草。客席に向かって手を差し伸べるやつ)であるということをわかってなかった。単に(手を差し伸べながら)「…オレ様」みたいな感じやったんですけど。でもね、彼もやっとわかってきたみたいですよ。
牧野 「えー、今日も新横浜から歩いてきたんですが、途中でファンの子にぼたもちをもらいました。そんで横アリの入り口で止められました。『一応出演者なんですけど…』って言ったら、『…ああ』って通されました。『…ああ』って(笑)」
剛 「オレもたいがい止められてるよ。名古屋のレインボーかなんかでキンキがやったとき、ライブ終わって、ガウン着てたのに止められたもん。明らかに一般人ではないよね(笑)。で、『キンキキッズというものなんですけど…』って一応断って入れてもらいました。あとテレビ局はね、フジ、TBS、日テレ、もう全部止められてるから。まあ日テレはジャイアント馬場を止めたっていう逸話がありますけどね(笑)。あんなデカイのに。でもそれぐらい、こう人の良さというかね、普通っぽさがにじみ出ていたということだと思うんですよ。だから、もしオレがね、将来ハリウッドスターになったとしてもね、むしろ止められていきたいよね。皆と同じ人間だ、地球人だって感覚を失いたくない」
牧野 「…よくわかんないス」
剛 「せやからー、君は普通に歩くでしょ。僕も普通に歩きますよ。だから止められる。でもウチの相方みたいにね、こう…(光一さんの歩き方のマネをするんですが、それがとても似ている)、いかにも芸能人、って感じに歩いている人は止められないワケですよ。でも僕は普通の感覚を失いたくない。そういう意味ではウチのジャニーなんてすごいですよ。あんなに偉い人なのに、マッチさんとか上の人たちは、「よっ!ジャニー!(と言いつつ首に手を回す)」なんていうふうに普通にあしらいますからね。あんな軽く見られてる社長はいないですよ。それからあんな天ぷらを上手に揚げる社長もいないし、あんなボウリングの上手い社長もいない。いつだったかね、『ユー達、ボウリング行こうよ』って言われて、芝にあるボウリング場に行きまして。まあオレなんて、奈良の飛鳥ボウルでちょっとやったことがあるぐらいなもんですから、そこそこだったんですけど。『ジャニさんも投げてよ』って言ったらね、『いやいいよいいよ』なんて言ってたくせに、いざ投げたら手はこう、足はこう(ボウリングのカッコいいフォームね)で。ものすごい上手でした。あの人も何回も止められてますからね。え?NHKでも止められてた?天下のNHKですらそうですよ。あとこないだ大阪でも止められてましたからね。『どちらさまですか?』『ジャニーです』『…は?』『ジャニーです』『(無線で)あのー、今変なオッサンが…』『もういいよ、話にならない!』『ちょっとオッサン、入っちゃダメですよ!』『知らないのか!ジャニーズ事務所の社長のジャニーだよ!』…っていうやりとりがあったらしいんですけど。『ジャニーズ事務所の社長のジャニーだよ!』って(笑)。それを聞いたとき、ああこの人はなんて純粋な人なんだろう、って思いましたね」中江川の紹介の時、「ほんと、今回のツアーは1回1回が勉強で…それがもう終わってしまう…」とかなんとかつぶやいて、彼は感極まって泣いてしまいました。でもウソ泣きです。剛に「全然涙出てへんよ(笑)」と何度もツッコまれてましが、何故か彼は泣き真似を止めようとしない。結局剛がはけるまでずっとグスングスンやってて、剛も「まあこれが彼の芸人根性なんでしょう」とか言ってました。で、FIVEの曲紹介の段になったら急に笑顔で「えーっと、栄養ドリンクを半分だけ飲みまーす」とか言ってグビグビみんなの前でやって、元気に「One day」を演奏してました。…わっかんねー、中江川力也(笑)。しかしこれは伏線でして、このあとのバンドセッションのギターソロのとき、彼はポケットに入れていた残り半分の栄養ドリンクを飲み干すと、それをスライドバー(ボトルネック)にして指にはめてスライドギターっぽくしてソロやってたんですよね。いやいや細かいッス。彼は12日こそ普通にソロ弾いてたと思いますが、その他はいろんなものをスライドバー代わりにして弾いてたようです。