H a r m o n y  o f   W i n t e r   - i D -
KinKi Kids Concert Tour  2006-2007 at TOKYO DOME  2006.12.30 - 2007.01.01



----------前半-----------> 後半へ


客入れの音楽はベース音が特徴的な…なんつったらいいんでしょうか。トランス?そんなにエレクトリカルな感じではないんですけど、とにかくリズム系のクールかつハイテンポな曲が流れてて、オシャレだなあと思いました。新型ペンライトがあったので購入したんですが、赤色LED(単球)の周りを、青・黄・赤とかのLEDがピカピカ点滅しながら回るという、なんとも目のチカチカする代物で。ちょっと邪魔になるぐらいピカピカする。でも始まってみると客席を埋める光がチラチラととっても綺麗で、これもアリなんだなと納得しました。

前回は入るなり氷山、でしたが、今回はとりあえず造形そのもののインパクトは少ないかもしれない。ステージ真上には小ぶりの円形トラスに照明が吊ってあって、そこから床に伸びるような感じで半円形のフレームが何本かステージ奥に組まれてます。でも実際はこのフレームは壁にくっついて平面なので、擬似半ドームみたいな感じですね。さらに壁上方からこれもトラス状のアームが伸びてて、先端に「I」のネオン(LED)が光ってます。左右上方にはいつものプロジェクションスクリーン。その内側にもうワンセット丸いプロジェクションスクリーンがありました(「i」という文字のオブジェがあって、その「・」の部分に相当)。さらに対面のバックネット裏にもスクリーン。でも、正面ステージはよくみるとフレーム部分を残して壁一面黒い幕が張られているんですよね。現時点ではよくわからない状態です。しかしこのステージセットが後に大いに化けます

それから今回は左右に白く長い花道。なんかこういう花道をドームで見るの久々。花道先端には左右それぞれ大きめの可動アクリル(透明板)ステージ。これはアリーナの中心を横切って右から左、もしくは左から右へしか動いてませんでした(多分)。センター花道はなく、正面のアクリルステージがそのまま前に動いてくる去年を同じ仕組み。このセンターのアクリルステージが前に来て、左右のアクリルステージとくっつくと、アリーナ中央にかなり大きなステージが出現することになります。

開演予定時間は3公演とも17:30。それを過ぎますと、双方のソロコン等でも恒例となりつつある手拍子がどこからともなく始まります。でもやっぱり東京ドームは広い。タンクの20倍。横アリの4倍。なかなか全体がまとまる感じにはなりませんでしたね。頑張って「キンキ!キンキ!」って言ってる人もいましたけど、離れたところでは「ニャーニャー!ニャーニャー!」としか聞こえなかったりして。




M01 真冬のパンセ

レーザーで正面壁面に地球の形が映し出されて(ちょっと意味不明)、先にダンサーさんとかMAとかが暗い中登場。短いイントロに続いてキンキさんが正面ステージに登場。今回はテーマアルバムの1曲目がオープニングですか。サビアタマの曲ですが、ワンコーラス終わったところ、大サビ前で光一さんのご挨拶が入りました。剛さんは特になし。1人ずつ左右に展開。左右の花道を歩いて、左右のアクリルステージへ。これもすぐに中央に動いていきます。剛さんは小さく手をふりふり。

衣装はシルバーラメのコート。孔雀とかプリモースの羽根をあしらった大きなコサージュを、二人とも左の肩口(大きすぎてもはや胸じゃない)につけてます。お洋服自体はキラキラしてた、ってことしか憶えてなかった…。ライブフォト見たら、光一さんのガウンコートはシンプルな形ですが、剛さんのコートは襟とか袖口に白いファーとか鳥の羽がついてて、とってもゴージャスだったんですね。そしてマリモですよ。今回剛さんは紫のホワホワした毛の帽子(剛さん曰く「マリモ」))をずーっとかぶっており。取ったのは30日の中盤と、1日のWアンコールの時だけでした。さらにヒゲ。これはカウコンの時にでも剃るのかと思いきや、ずっとそのまま。…まるで「のだめ」の真澄ちゃんじゃないですか(ダメだ…言うまいと思ったが我慢できなかった)。一方、光一さんは洗いっぱなしの乾かしっぱなしのくせに、相変わらず完璧なサラサラヘヤーで。28歳とは思えない美少年っぷりを発揮してました。でもオープニングはやっぱドーラン濃い目な感じ。

BメロではPPPHが。「Rocketman」とかだったらまだわかるけど、この曲でもかー。いや、誰も「ヒュー」とかは言わないが。手振りだけね。個人的には、PPPHの少ないところがKinKiコンのいいところの一つだと思ってるんですけどね…。KinKiさんも煽らないし。やっぱりお約束があると皆安心なのかな。




M02 雨のMelody
M03 ビロードの闇


中央のアクリルステージにはMAが乗ってまいりまして、アリーナ中央で3つのステージが合体して、この2曲。確か2人ともコートをアクリルステージの端で脱ぎ捨てていたと思いますが、インナーの衣装の記憶が全然ない(汗)。この衣装でMCとかもしてたハズなんだけどなあ。よく考えたらワタシはほとんど1塁側からばかり見てたんですが、ちょっと薄暗くなったところで光一さんがばっとコートを脱ぐ様子がカッコ良かったなあ。

このメドレーは全く違和感ないですね。同一系列上にある曲なんだな。個人的にはこのラインがKinKiの真骨頂だと思います。2曲ともキチンと踊ってた。むしろ、どっちの曲も間奏部分のダンスに重きがおかれてたような気も。特に「ビロード…」のラスト、全員が横一直線に並んで踊るところは迫力ありました。このステージの奥行きがあまりない、ってのもあるんでしょうけど。でもここに限らず、最近のキンキさんとMAとダンサーさんの踊りは、「フォーメーションダンス」というよりは「群舞」という語感の方がしっくりくるような感じがありますね。ギュっと凝縮して一糸乱れぬ感じというか、全員で一つのものを表現しているような感じというか。これは光一さんがミュージカルから持ち込んだセンスだったりするんだろうなあ。




M04 Rocketman

このへんでアゲとこうか、という感じでしょうか。光一さんは「JUMP!」ってあおりまくり。しかしなんせ「C album」。なかなかKinKiさんの曲でアゲアゲなんが出てきませんねえ。さっき来たルートを今度はそれぞれ逆になって正面ステージへ戻ります。前半M02〜04のどこかでトロッコに乗って外周を回った気もするが…ダメだ今回は脳のメモリーのほとんどをMCに費やしてしまったので、本編の記憶がかなりお粗末(焦)。

ステージ上にはバンドさんが。今回も吉田建さんはじめ、実力派ミュージッシャンの方々が演奏を担当してくださってます。小編成ながらストリングスもアリ。しかしこの曲になるまでバンドさん演奏だってことを特に意識してなかった。それほどCD音源の再現性が高いということですよね。剛さんも、「KinKi Kidsの難しい曲を演奏して下さって…」みたいなこと言ってたなあ。しかし再現性が高いだけじゃない、ってことは特にコンサートの後半で充分に体感することになります。

ステージに戻ると、剛さんがステージ奥のドラムセットやキーボードのある一段高くなっているブースに上り、JUMPでシメ!足を開いた飛び方はいっちょまえにロッカーしてました。30日は「矯正バンド入ってんのか?ってぐらい足が開かなかった」と内腿のあたりを触りながら言ってましたけど、鈍ったカラダも31日は調子を取り戻したようでしたね。でも1日だけは飛びませんでした…




M05  Harmony of December

最新シングルということで客席が沸きます。とにかくしっかり聴かせますねえ。C/Wの「さよなら」にハマってたもので、このシングルに対する評価はそれほどでなかったんですけど、改めてKinKiじゃないと歌えない曲だな、と思いましたし。ちなみに当然生歌。今回のコンサートは多分全部生歌(雨メロは微妙)。あれだけしっかり踊りもしてそれはすごいッス。ここ2、3年の剛さんはライブでの歌唱はほんと完璧ですね。ノド強いし音程いいしリズム完璧だし。勿論込めるものもあるし。歌い方については……まあ好みの問題でしょう。

 この曲のAメロ・Bメロは手話の入った振り付けになっているんですね。KinKiさんは中央で淡々と歌っておりますが、ビジョンにはバックの女性ダンサーさんが一人一人アップで映りまして、ワンフレーズずつ手話で語りかけるように踊ってました。表情も役者みたいだったなあ。とにかく今回のダンサーさん8人はめっちゃウマイ!と思うところが何箇所もありました。いつもと同じ方々なのかもしれないけど。

賛美歌のようなアレンジになる間奏部分に入ると、突然正面ステージ奥の壁一面に張ってあった黒い布が撤去され、アーチ状になっているフレームの間にびっしりとLEDが貼ってあることがわかります。ここに下から点火するようなオレンジの光が入り、ウワッと上まで青い光が上っていく瞬間。そして同時に姿を現した中央の巨大な四角いLEDビジョンに、KinKiさんの顔が画面2分割でアップになった瞬間。ここは今回のコンサートで最も感動した場面の一つでした。これ自体が素晴らしいパフォーマンスで。歓声も上がってたし。さらに舞台上にはいくつもの花火が。冬に花火?とも思いましたが、青系の照明と花火のオレンジの炎のマッチングがまるでスキー場のようで。カップルうっとりって感じですよ。とてもロマンチックでした。幕を取り去るのは完全に人力で、スタッフさんが巨大な布をばばばばっと取り去っていくその手際の良さにも感心しました。

最後は白い羽根がステージ前下から沢山吹き上げられます。光一さんがほぼ毎回その羽根を見上げながら歌っていたのが印象的。光一さんはこの曲に限らず、全て入り込むように情感たっぷりに歌ってました。歌ってる時の左手の上下とかも、もうむしろ剛さんよりも多い感じ。剛さんが淡々としているのとは対照的ですね。いろんなこと考えずに、とにかく曲に没入して歌える状況にあるってことなんだろうなあ。それはとてもいいことなんだと思います。




12月30日MC −その1−
人間ですから。

光  なんかこの床がびしょびしょなのよ。秋山の汗かこれ。 ←よくみたらアリーナ席前のあたりの床もびしょ濡れだった。
剛  秋山、なんかさっき「シャー」ゆってましたからね。
光  (布を足で動かしている)この後踊ったりしますからね。ナニ?雨漏り?!
剛  ボク拭いてますからその間喋って下さい。 ←膝ついて拭いている。かわいい。
光  オレのオイルが漏れてんのかな。
剛  キミはオイルで動いてない。食物(しょくもつ)で動いていますよ。

マリモ。

光  なんか頭についてるよ。
剛  これはマリモです。
光  へー(と触る)。
剛  この帽子あげよっか。
光  いや、本当にいらない(笑)。

ジャニーと張り合う。

光  2006年も明日で終わりということで。はっやいなあ。年明けたら28ですからね。こないだ社長にも「ユー何歳になるんだっけ?」って聞かれて、「28です」って言ったら、「なに、そんなにいってたの!?」とか言われた。
剛  そんなん社長の方がいってるがな。「ユーの方がいってるよ」って言ったったらいいんです。 ←対社長では堂本剛は最強。
光  「ユーの方がいってるよ」「いやユーだよ」「ユーだよ」「ユーだよ」って、ユーを連発してしまいそうですね。

ギリギリ。

剛  大阪の時から思ってましたけど、アナタはステージギリギリに立ちますよね。
光  そお?
(足元のアップになると、確かにステージの端から足が半分くらい出てます。まあその直前にもさらに音響とか置いてある大きな台があって、落ちないようにはなってますが)
剛  ここ、ステージと下前面の板の間に隙間があるんです。だからボクからしたら考えられへん。ストーンと落ちたら消えてまうで。マジックや。
光  (ステージ下全面を蔽う板に腰掛けて、お客さんに背中を向けて隙間に足を入れてちょこんと座ってみる)
剛  そんな足湯みたいにされても…確かに近くに温泉はありますけど。 ←ラクーアのことか。
光  これは、少しでも皆さんの近くに行きたい…なんて思うかボケ!!!
剛  これが光一くんの生の姿です。
光  いやいや(笑)。みんなもうわかっとるからこういうことが言えんねん。
剛  みんなに生の姿をみせたい…なんて思うかボケ!!!
光  ひゃはは。
剛  こうやって被せることを「テンドン」といいます。でも、「テンドン」もそうやねんけど、笑いって大体フリ、オチ、フォローとか、大体3回目で落ちんのに、オレら2人組やねん。

大阪コンの話。

剛  昨日スタジオで仕事やってんけど、もう夜中眠くて眠くて、それでもいろいろ判断せなあかんから寝ないで頑張ってたんですけどね。そこにキンキの大阪のライブに知り合いが行ってきた、って人がいて、「ああどうもありがとうございます」とかゆうてたんですけど、「『なんかずっとう○こって言ってた』って言ってました」っての聞いて、一遍で目が覚めたわ。アカン。こんなレベルの低いトークではアカン。ミュージシャンのMCなんかもっとかっこいいですよ。「今日は…天気にも恵まれて…」
光  校長先生みたいなんですけど。
剛  違うねん。野外とかで、「ほんとはちょっと天気が悪いぐらいがちょうどいい曲なんですけど…じゃあ聞いて下さい」…なんて歌いだすと、ホンマに雨が降り出してきたりしてさ。なんか天気も演出になっとったりすんねん。
光  俺らも真駒内とか、野外でやったことありますけど。虫がすごいよな。
剛  虫とか2匹ぐらい食うてますからね。虫食いながらこっちは夢を歌っとるわけですよ。結構な味やで?虫の味は。

大阪コンの話2。

光  大阪のコンサートは、初日いろいろトラブルもありましたけど。このステージ(正面前方に動いていくアクリルステージのこと)のロックがかからなくなったりしましたね。俺のソロの時。だから、こういうステップとかがでけへんねん。
剛  ダウンがとられへんねんな。
光  なんか(ぴょーんぴょーん飛んでます)こんなふうになって。
剛  高田純次の集団みたいになってしまったわけですね。「元気が出るテレビ」また見たいなあ、と思ったりしてね。 ←すごくいい加減。
光  あの曲の振り付けはMAの屋良君がやってくれたんですけども。
剛  なかなかやらなあ。
光  ひゃぁー、言っちゃった!東京ドームで言っちゃった!
剛  大丈夫大丈夫。東京はね、ダジャレでも結構笑いが取れるんです。「ダジャレかよ」ってのはあんねんけど、それでもなんかファーっと笑いが起きる。大阪はね、「う○こ」言ってれば笑いが取れますから。土地によって傾向が違うんですよ。
光  キミはいろいろ勉強したよね。
剛  最初ライブしたとき、キミ全然喋らへんかったやん。それで僕が喋らな、思ていろいろ勉強して。「いやー、こないだどこどこ行ったんですけどね、そこのおっさんが『いくら?』ゆうたら『三百万円!』やて。三百万円て!」とか…漫談ですよ(笑)。で、キミもだんだん興味持ってきてね、じゃあ2人でやろっか、ってことになって、オレボケで、オマエツッコミな、とか決めてやったんですよ。でもそのツッコミが天然ボケだとは!
光  (笑)
剛  だって、「なんでやねん!」ってツッコミがなんかファーっとしてておかしいんですもん。「その『なんでやねん!』がなんでやねん!」みたいなね。
光  ボケ殺しでしたね。

ダンスのせいだと思いますけど。

剛  今回は1回しか飛べへんねんけど(演奏のシメのジャンプのこと)、大阪のライブの後、ホテル帰ってからなんか右足が痛くって、足の裏みたら、「オマエ誰やねん?!」ってぐらいのタコができてた。
光  数多く飛ぶことによって、それが「誰やねん?!」じゃなくて、親戚みたいになっていくわけですよ。
剛  うーん、そんな考えも…あるかっ!!!
光  …びっくりしたー。 ←確かに剛さんのノリツッコミはちょっとコワイ。




12月31日MC −その1−
広瀬香美ですか。

光  ここまで冬のコンサートはどうですか剛さん。
剛  絶好調真冬の恋ですよ。
光  誰との恋ですか。
剛  それはここにいる皆…もそうやけど、お前との恋やがな。
(大嬌声!)
光  知ってる?最初っからこんなこと言うのもあれやけど、女の人って男同士のこういうの(と剛さんの顔に手をやる)に「萌えー」なんやて。
剛  それは頭おかしいですね。

マーチンへの道。

光  歌ってる時に客席見てると、カップルとか親子連れで来てる人がほんと増えましたね。
剛  僕たちも鈴木雅之に近づいているってことですよ。 ←剛オモロイ。
光  どういうことですか。
剛  ♪思いを〜、いま〜、届けたい〜、ですよ。カップルが自分たちの恋を歌に重ねられるような、そんな大人な曲を僕たちが歌えるようになってきたということですよ。♪ほんまにたよりにしてまっせ〜、ではカップル来れないでしょ。
光  まあ今日もやりますけどね。
剛  確かに名曲ですよ。ディミニッシュの嵐ですよ。でも「おまえのこと…ほんまにたよりにしてまっせ」とか恋人にゆうたところで、「アホか!」言われるだけですからね。
光  男性の方も沢山きてくださって。毎年言ってるけど、キミ達はなぜキンキキッズを選んだ?どう考えてもK-1とかだろう。オレだったらそうだよ。

それは困ります。

光  これきっもちええなあ。 ←と剛さんの帽子をさわる。
剛  なんか猿の毛らしいで。 ←ウソだよね?
光  これいつまでも触ってられるわー。
剛  いつまでも触られてたら困りますよ。歌えませんからね。

柄にもないことをしてみる。

剛  日本のトップアーティストの皆さんのドーム公演のDVDとか見るとさ、必ず「アリーナ!」「スタンド!」とかやるやん。あんな絶対できひんな。水浴びせかけたりさ。絶対でけへん。せいぜい羽根とか、風船をあびせるぐらいですよ。
光  風船をあびせる(笑)。
剛  でもあの一番でっかい風船はちょっと迷惑やな。それに客席で処理してもらいたいのに、ステージに戻ってくる時とかあるやん。あれも困るよな。風船やなくてブタカンが運ばれてったらオモロイな。オッサンが運ばれとるっていう。 【ブタカン:舞台監督】
光  今日で2006年最後なんだから、「アリーナ!」ってやってみたらいいじゃない。
剛  アリーナ元気ー?(イエーイ!)スタンドー!(イエーイ!)2階スタンドー!(イエーイ!)…うっさい!
光  自分で聞いといて「うっさい」て。
剛  オマエもやれよ。
光  みんな元気ー?(イエーイ!)
剛  元気やからきとんねん。体調悪い人は家で寝てるわ。 ←剛さんのツッコミが止まりません(笑)。
光  はいアリーナ!(イエーイ!)スタンドー!(イエーイ!)その上のへん!(イエーイ!)さらに上のほう!(イエーイ?)
剛  その上のへんって(笑)。ぼんやりしててノりにくいですよ。
光  やらへんなあ。こんなん(フットスピーカーに片足をかけて歌うポーズ)もやらへんな。
剛  長瀬智也がやるやつね。できませんよ。転がしは生きてるんですよ。 【転がし:音響用語でフットスピーカーのこと】
光  今日機会があったらやってみようか?
剛  これ足かけ損ねて跨いだりするとカッコ悪いねんな。

1年越しの疑問。

光  そういや去年の冬のコンサートから気になっててん。カットソーって何? 【カットソー:ニット(メリヤス)地のものを裁断・縫製した服】
剛  そんなの簡単には教えられませんよ。
光  (客席に)カットソーって何?…知らないって。知らないんちゃうん?
剛  オレは知ってますよ。ファッション誌やってますからね。しかも男性誌と女性誌両方やってますからね。そういうのは耳に入ってきますよ。でも、「こんなファッションの女の子どう思いますか?」聞かれてもね、「まあ好きな服着たらええんちゃいますか」言うだけですけど。
光  オレはF1誌やってますよ。
剛  関係ないでしょ。検索したらいいじゃないですか。「カットソー」って入れるだけですよ。何のためにインターネットがあるんですか。
光  そっか。…じゃあタイツとストッキングはどう違うの? ←透明度らしい。ストッキングは素足を演出するものなので。
剛  たぶん通気性の問題やろ。通気性のいい方がストッキング。水槽のフィルターのとことかにかませたりすんねん。でもタイツはかませんやろ。
光  剛君の履いてるあの志茂田景樹みたいなやつは?
剛  (ズボンをめくり上げるとそこには白地に複雑な黒文様…スパッツ?)

そうですね。

剛  なんか今日おかしいのよ。「上がって」もうて。たぶん早めに疲れるわ。
光  疲れないで下さい(笑)。でも、もうオープニングから20分以上喋ってますよね。いいんじゃないの?どんどんおかしくなってくださいよ。 ←エロい(オレが)。
剛  でもお客さんあんまりおかしくなってへんな。
光  うーん、なんかまだ冷静なところがあるよね。 ←確かにオーラス公演しか盛り上がりきらないよな気がする。
剛  昨日喋りすぎたから今日はスタッフにも「短めでいく」ゆうたのに…。
光  そういうふうなことも言っちゃうからまた長くなるんじゃないですか(笑)。




1月1日MC −その1−
いろいろイラッときてたみたいで。

剛  ここに来るまでになんかイラッとすることがあってん。
光  う○こでも踏みましたか。
剛  あのね、このステージ上にあるとしたら絶対人糞ですよね?お客さんも「剛くん、人糞踏んでるわよ」って気付きますよ。オレもそこまできたら「おれそこで踏んでさー」って、むしろ面白いこととして伝えると思うで。
光  あーあ、新年早々う○この話しちゃった。
剛  アナタが先にう○こ言い出したんですからね?!
光  謝れ
剛  えー、言い出したのは相方ですけども。新年早々どうもすいません。 ←これは一体誰なんだ。林家三平?

ワタシも今回の元旦のDVDは無くてもいいかなー。

剛  (客席に)今日ビデオ撮りのカメラ入ってるのわかるでしょ?
光  正式に出るかどうかはわかりませんけど。
剛  多分出ないでしょ
光  まあこれはボクの老後の楽しみのために撮ってあるものですからね。
剛  個人的なことに随分金かけとるなあ(笑)。でもねえ、こういうカメラが入ってるからかなんか知らんけど、さっきの羽根の量とかがこれまでと全然ちゃうねん。そういうのにもちょっとイラッときてて。 ←こういう些細なことにキレる剛さん、まるで15歳当時のよう。

改めて、誕生日おめでとうございます。

剛  今日は…大事な日でしょ。
光  ジミー大西の誕生日?
剛  そうそう。
光  間違いない。あと聖徳太子ね。
剛  違うでしょ。堂本光一さん、結婚おめでとう!お相手は62歳ということでね。足して100歳。
光  違いますよ。
剛  …こんなの絶対ワイドショーで使われへん。さっきのう○このとことかも。
光  う○このくだりで今日はもう何でもアリです。
剛  今日は、あなたの誕生日ですよ。それでは皆で歌いましょう。
(MAが大きなケーキを運んできます。大きい上にさらに一段載ってるようなヤツ。急いでロウソクに火をつけ始めます)
剛  ♪ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデーディア光一くーん、ハッピバースデートゥーユー……まだロウソクついてない?じゃあもう1回。♪ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデーディア光一くーん…光一こういちこういちこういち光一くーん、ハッピバースデートゥユー!
(光一さん一気にロウソクを吹き消しました)
剛  今日はお前が主役や。
光  でもさっき「光ちゃん光ちゃん光ちゃん光ちゃーん…」って言ってたとこ(なんかすごい身振り手振りで言ってたんですが)とか、お前が一番目立ってたで? ←光一さんには残念なお知らせですが、剛さんは「光ちゃん」とは言ってませんでした。
剛  おかしいなあ。オレそんなことしてへんで?あとでビデオ見てくれたらわかるわ。
光  それにしても豪華なケーキやな。
剛  カメラさん(ステージに上がってるハンディさん)が徹夜して作ってくれたケーキですよ。
光  絶対違うって顔しとるで(笑)?折角やからじゃあ、いただきまーす。
(もくもくとデコレーションの苺のみを食べ続ける光一さん。志村けんのスイカ食いに匹敵する早さ!)
剛  何個食べた?
光  ○×△☆!…13個
剛  いま一瞬どこのカマかと思ったら相方やった(笑)。急に沢山の苺が入ってきたからノドがビックリしたんですよ。
光  いつも皆さんに祝っていただいて、本当にありがとうございます。
剛  じゃあこれ、貼っといてー。 ←とタモリ風にケーキをはけました。

気になって眠れない。

光  MAに誕生日プレゼントもらったんだよ。
剛  他にもっといるでしょ?
光  …あっ、建さんにももらって。コーラスの皆さんにももらいました。渡してくださった時に、素晴らしい美しいハーモニーで「Happy Birthday」も歌っていただいて。
剛  誰か大事な人を忘れてるでしょ?
光  あとダンサーさんにももらいました。
剛  オレからもあげたでしょ?5、6個あったでしょ?結構な額使いましたよ。
光  ……あんなん言われへんがな!!絶っっ対ここではいわれへんがな!! ←トテモ嬉しそう。
(さてこれは一体何だったんでしょうねえ。引きこもりの光一さんにはなかなか買いに行けないであろうものを考えてあげたんじゃないかとは思うんですけど…)

推定3枚のコレクション。

剛  もう一つプレゼントがあります。持ってきて!
(恒例となりつつある剛直筆の色紙が登場します)
剛  これは今日午後1時の光一ですよ。
(中央に黒い帽子に黒いジャージの人らしき絵。なんかヘロヘロ。目はもうなんか「= =」こんな感じで、ヒゲが口の周りに点々と)
光  オレこんなヒドくないやろ?!
(その周りに黒い人影が書いてあって、なんかセリフが書いてあります)
剛  これはダンサーさんたち。「あれ光一くん?」「違うわよ」「まさか」「ヒソヒソ」。MAも影にしたかってんけど、秋山だけ影にならんかった。
光  この色紙が毎年増えていくのよ。
剛  去年は「アッキー NEW YEAR」っていう色紙やったな。
光  SHOCKの稽古場に貼りましたよ。でも、オレそのまま忘れてて。
剛  ヒドイじゃないですか。
光  SHOCKの公演の終わりごろに、ダンサーの男の子が、「光一さん、コレ忘れてますよ」って言うから、皆の楽屋行ってみたら、そこにあの色紙が飾ってあった(笑)。その後もらって帰りましたけどね。

似てなくもなかった。

剛  これだけじゃないんですよ。さっきアナタに好きなF1ドライバーの名前を聞きましたよね。
光  ミハエル・シューマッハ?
剛  これがボクの考えるミハエル・シューマッハです。
(色紙の裏にガイジンの顔が書いてあります)
光  なんで「ジャニーズエンタテイメント」の帽子被ってるんですか。
剛  アゴが割れてチャックになってるんですよ。あとこれは直筆サインです。
(顔の横に英語風にぐねぐね字が書いてあるんですけど、よく見ると日本語で「ミハエル・シューマッ」となっていました)
光  じゃあこれここ(アンプの前)に置いとくわ。
剛  絶対振動で前に倒れてくるよな。それだったら裏の方が、この人が生きてるみたいでええやんか。
光  ビデオに絶対映り込むよな。
剛  …アカンアカン。バラードの時これが映ったら! ←結局撤去されました。

ドラマー兼笑い屋さん。

光  もうドラムの大久保さんがねえ、笑い屋さんみたいに何でも笑ってくれるんですよね。
剛  オレ、大久保さんのこと2秒で笑い死にさせる自信あるわ。 ←異様にお笑いに対する自信を深めている剛さん。
(こんなトークの時も勿論大久保さんは大爆笑)
光  DVDとかの編集する時、ドラムの音拾うマイクに思いっきり「わーっはっはっは」って入ってますからね。

アナタもSかもね。

光  なんか普通にMAがずっとモップでステージの掃除してる(笑)。キミ達はほんと何でもできるなあ。
剛  じゃあ最後に、「光一くん28歳おめでとう、ぷう」って言ってシメようか。「ぷぅ」の前のちょっとしたタメが重要ですよ。じゃあ光一真ん中に立って。
(「光一くん28歳おめでとう!…ぷぅ(ザワザワザワ)」と客席。剛さんはとっても嬉しそう)
剛  いやー、くっさいくっさい(笑)。
光  ホントにしてたらドーム破裂すると思うで。

これまで滅多になかったことですが、剛さんは前日と同じ話をもう1回したりしてましたね。レポには反映しませんでしたが。それに対して光一さんが微妙に意外そうな顔をしたように思います。でも決して手抜きとかそういう感じじゃなかった。昨日の客は昨日の客、今日の客は今日初めて会う客、って意識を強めたのかなと。MCに対する前向きな意識の表れなんだってことは伝わってきました。




M06 iD -the World of Gimmicks-

あんなMC(どんなだ)の直後でも、バリバリ踊りビシっと決めます。衣装替えやら暗転やらは特になし。赤と緑の反対色を基調にしたとても鮮やかな照明でしたね。さっき解禁になったLEDも目に痛いぐらい。それから中央のデッカいビジョン。これには両脇のプロジェクションスクリーンと同様にライブカメラの映像が映されることが多く、KinKiさんの顔がほんとによく見えました(カブってるプロジェクションスクリーンには、全曲歌詞がテロップで出てた)。ドームでは大変助かる。これまでもセンタービジョンってのはあったと思うんですけど、これだけ大画面・高輝度・高画質のLEDビジョンは見たことなかった。大人10人が手をつないだぐらいの幅がありながら、隣のプロジェクションスクリーンと比べても色の明るさが全然良い。技術革新だなあ。でもこういう映像装置が発達していくと、ステージ美術もモノそのものの造形とか質量とかに対するこだわりがなくなっていって、ステージ全体が平らな画面だけ、とかになっちゃうのかな、とかいろいろ考えてしまいました。

 「D album」とか、そのへんを彷彿とさせるわりと懐かしめテイストのダンスナンバー。ワンコーラス目のサビ、光一さんがメロで剛が下ハモのところはCD同様に違和感がありますねえ。剛さんの下ハモって目立ちすぎちゃって綺麗な響きがなんか出ない。声質の問題なんだと思いますが。




M07 藍色の夜風

「iD」終わりでステージ上方(既にドームの屋根部分)に「-iD-」という文字がレーザーで映し出されます。レーザーも今回なんか全体的に派手だったッス。視線を上に誘導しながら暗転。エスニックな雰囲気の音楽が流れるなか、ステージ上には大きな菱形のパネルが3つ、青白く光りながらステージに配置されていることに気付きます。これは元々ステージ両端と、一段高くなっているところのステージ両端の床だったのが立ち上がって、しかも自ら発光しているんですね。その青水晶の間をぬうように、下手から上手に向かって、オレンジの光球が飛び回る(…という映像イメージが壁面のLEDによって表現されます)。そんでそれが上手に達すると、一際大きい菱形のパネルが立ち上がってきて、オレンジ色の光を発すると。さらによく見るとこのパネルの真ん中には女性が2人、折り重なるように寝そべっており、パネルがかなり立ち上がってきているにもかかわらず(何かで吊ってるようでしたが)パフォーマンスを展開します。とにかくアクリルパネルとアクリルパネルの間にびっしりとLEDを仕込んだという感じの菱形パネルそのものの美しさ、その鋭角な感じと舞台をとりまくアーチの曲線との対比、青とオレンジの光の対比などが美しいなあと思いました。思いましたが、正直このコーナーは一体何だったんだろう…?とも。抽象的なのもありますが、ジャンクションにしては意味深すぎた。

 衣装換えしたKinKi登場。二人ともノースリーブのロングジャケットなんですけど、剛さんは濃い感じの水色で丈はわりと短め。光一さんはほとんど白っぽくて丈長め。さらに濃い水色のマフラーをしてました。星の王子様〜。歌ってる後ろでは、さっきのパネルが全て元通りに平らになりまして、その上をダンサーさんがあっちに行ったりこっちに行ったりしながら踊ってました。何かストーリーがありそうだったけど…見ただけではわからなかったな。




M08 星のロマンティカ

流石に年末年始に「夏模様」は歌えなかったようで。その代わりにカップリング曲のコレが来たんですね。それから吉田建アレンジ、ってのもチョイス要因として大きいのではないでしょうか。しかし特に思い入れなし。




M09 Get it on - 光一 -

「Get it on」のイントロ部分をアレンジした音楽が流れるなか、暗いステージに赤いネオンスティックを持った屋良くんが登場し、スティックを回しながらダンス。次に青いネオンスティックを持った米花くんが登場し、同様にダンス。そのスティックでビジョンを指すと、ビジョンに炎(の映像)がボゥと燃え上がります。赤と緑、オレンジと水色、赤と青など、M06〜10は反対色を多用したステージプランになってましたね。

♪Set me free…のコーラスとともに光一さん登場。さらに本物の火柱が何本も燃え上がります。赤い革ジャン(肩のあたりは黒)に、ブラックジーンズ、黒のインナー。ストリートな感じですね。今回屋良くんが振付したというダンスについては、簡単にストリートな感じとは言い切れないものでしたが、やはり今までとは随分手触りが違う感じでした。外タレみたいでかっちょえーと思ったです。複雑さもありつつ、力強いノリを押し出すところでは迷う事なくシンプルに。ミュージカルの一場面のようでもありましたね。光一さん、こんなアッパーなダンスナンバーなのに生歌だったなあ。最後全員では拳を突き上げてシメでした。この曲自体とても良くできてて好き。




M10 Parental Advisory Explicit Content
M11 百年ノ恋    - 剛 -
M12 - so young blues -   - 光一 -


すぐにダンサーさんがはけて、ステージ中央の登場口から剛さんがのっしのっしと登場。ほんとにのっしのっしって感じ(笑)。オレンジのジャージを腰履きして、ブラウスに花柄のダウンベスト。ダウンベストって着膨れしますしねえ。特に30日は頭のマリモを取って、幅広のバンダナみたいなのだけ巻いて登場したので、もうどこの釣具屋のオヤジさんがステージに紛れ込んだのかと思いました。失礼しましたー。あのベストがなければ、大変かわいらしいブラウスだったのに…。そんな目で見てたからではないと思うんですけど、不思議とここで剛さんは、前半よりも若干「下がった」感じで毎回登場してきた感じがしました。何故なんだ。光一さんはここでジャケットを脱いで黒いノースリーブになったのかな。

ここはバンドさんの演奏をフィーチャーしたコーナー。「PAEC」は割とクールな曲でアゲアゲという感じではなかったですね。KinKiさんもギタリストさんや建さんに迫りながらリズムを取ってました。そのままつながって「百年ノ恋」へ。「イーチニー、イチニー、ダー!」も完璧に、しかし淡々と剛さんが歌い上げ、そのままステージにいる光一さんが途中からちょっかいをかけます。30日は確か歌ってる横で、至近距離で腕を振り上げて応援するもんですから、剛さんが「うっとおしいわ」という感じで、光一さんの方に顔を向けもせずに、正面見て歌いながら横に手を伸ばして、光一さんの顔を向こうにぐいと押しやってました。その無造作な感じが激ツボ。粗末に扱われる光一さん…ステキ(オレは一体何ファンなんだ)。確か31日と元旦は、光一さんが歌ってる剛さんの後ろに立って、例のマリモ頭をナデたりつまんだり。剛さんが平然と歌いながらも、それに合わせて頭をプルプル振ってたのがとても可愛らしかったです。

続いて「- so young blues -」、2006バージョンですね。今更ながらですけどこの曲はリズム取るだけでもなかなか難しい曲だ。剛さんはそんなに光一さんにちょっかいをかけることはなく、主にステージ下手側奥のドラムセットのあるひな壇のところに立ってリズムを取ってた気がします。しかし、ラストは剛さんがここからのジャンプで華麗にシメてました。元旦は、シメのあたりで、何故か剛さんが建さんの後ろのアンプに正面から身体をもたせかけたままぐで〜っとなってたもんで(リズムを腹で感じたかったのかもしれませんが?)、当然突き出てるオシリを光一さんがばんばん叩いて起こしてました。でもその後も飛ばないで…結局皆でシメたんだったかな。余談ですが、光一さんは剛さんの尻のほっぺ部分じゃなくて、センターをえぐるようにして叩きますよね(爆)。いっつも。この時も双眼鏡でガン見してたけどかなり入ってました。




M13 FRIENDS

一瞬耳を疑ったけど、紛う事無き正調の「FRIENDS」です。えー、生で聞いたのは2000年の夏コン以来。多分。しかもその時ですらジュニアとかがメインで歌ってたハズ。嬉しいですね。2人ともそれほど歌の印象も変わってなくて。ああ…巣鴨のレンタルビデオ屋に通って、「若葉のころ」を借りてた97年頃のことを思い出します。しばし個人的な思い出に浸る。画面には木漏れ日の映像。


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