7月16日 → 7月15日へ
昨日と同じく光一さんの影ナレで始まりました。天気は曇天。しかし蒸し暑い。
北東の空にある雲の中でずっと稲光がピカピカしてましたが、結局最後まで雨に降られることは全くありませんでした。それも、ちょっとした奇跡。
光 「KinKi Kidsパーティありがとう20周年。ちがう20年(笑)。炎天下の中お越しいただきありがとうございます。今、皆さんの顔を見てます。
今回いろいろご迷惑をおかけいたしました。勿論二人でこのステージに立つのが一番良かったと思いますが、その辺は理解したうえでお越しいただけたようで。
皆さん笑顔で会場にいらっしゃってる。その笑顔が本当に支えになります。皆で彼を呼びましょうか。せーの!
「つよしーーーーーー!!!
画面に登場した剛さん。鼻眼鏡はありません(笑)。しゃべくりに出た時のような完璧なゆるふわヘアスタイル。かわいい…。そして黒ジャケットにパンツです。
光 「いいよ剛くん!今日かっこいいよ!
剛 「昨日ラフ過ぎたかなと思って。ちょっとだけちゃんとした方がいいかなって。
光 「剛くんも会場の映像見えてるよね?皆笑顔で来てくれましたよ。
剛 「見えてますよ。ありがたいよね。昨日もチケット持ってる全ての方が来て下さったってことで。
光 「今は剛くん心身ともにね…
剛 「元気なんですよ?身体も動かしなさいって言われているし。でもこっち側が突発の突発になっちゃってるんで。爆音はダメよって。
光 「歓声もどうかなってところがあってね。
剛 「音が入ると、土管の中で音が鳴るみたいにぶわーって増幅するんです。だから、カワイコちゃんたちの声をうけたときにどうなるかわからないなとか。
でも、静かにしてくださいってのもちょっと違うし(笑)。いろんなことを考えて、そこに立つためにいろいろやったんですけど。
でも皆さんに気を遣わせてしまうことも違うし。ひとまず今回はこのような形になりました。今すぐにでも横浜スタジアムに行きたいんですけどね。
オレも東京住んで長いんで、横浜スタジアムくらい一人で行けるんですよ。オレをナメてもらったら困るんですよ。こっから電車に乗ったら30分くらいで行けるんですよ。
光 「オレ行かれへんわ(笑)。
※ちょ、銀狼!ナメられるよ!
剛 「でもスタッフが厳重体制でね、全然行かしてくれへん。
剛さんの足元にカメラがいくと、ベタな足かせ(鉄球)が両足首についてるという。キャーエロい。
剛 「今日部屋に入るや否やこれつけてくださいって言われて。全っっ然動かれへん。3トンありますからー。
光 「今はとにかく皆を心配させないことも君の務めでもあるから。今日は皆さんのご理解のうえ、僕らも最大限を尽くしますので、楽しんでいただきたいなと思います。
剛 「僕も楽しみたいなと思います。
光 「まだステージに出てないんで、呼んでもらっていいですか?
剛 「じゃあ僕の口の中にいるのでね。いっせいのーせで彼を呼びましょうか。
「こうちゃーーーーーーん!!!
光 「暑い!皆さんバテてませんか?パーティだからピシッとしようと思ったんですが、今日もタキシード着て後悔しております。
剛 「ですよね。
光 「野外でやるのは久々ですが、明るいと皆さんの顔が嫌なくらいよく見えます。
剛 「見てあげて(笑)
光 「スタンドの方も何となく見えます。
剛 「今日は見えるでいいよ。
光 「いつもより何かあたたかい気持ちを感じますね。ここに立ってると。
剛 「僕は映像からでもそれを感じますから。そこに立ってる君はもう気絶もんでしょ。昨日はあたたかい時間を過ごさせていただいて感無量でした。
光 「本当に素敵な時間でした。今日も何か素敵な笑顔で包みこんでくれているような。そんな感覚をうけております。
剛 「何も決めずにやるって相当のことじゃないですか。でも僕だけですかね感じているのは。この安定感。
光 「それは皆さんの信頼と20年の歴史かな。
剛 「母性の海ですからね。
光 「じゃなかったら普段から『見えてねーぞ』とか、年齢のこととか言いません。信頼があるから言うんです。僕は皆さんに甘え過ぎかもしれないですけどね。
でも今日は普段より一緒に楽しめる空間になればいいなと思います。
01 Hey!みんな元気かい?
今日も剛さんパートはファンが担当。そして今日はちゃんと「みんな」を「つよし」に変えるの忘れなかった光一さん。 剛さんはアコギを弾きつつ、何故か鉄球をピアノのように弾きまくってました。何だソレ(笑)。シメは剛さんが。
剛 「昨日も思いましたけど、大合唱気持ちいいですね。
光 「普段もこうしてくれよー!
剛 「次のライブの時はこれぐらいでね。
光 「KinKiのファンはこういう(じ…っと口をあけて見つめる)人多いから。遠くにいるときはわーってなってんだけど、近くに行くと…って。逆に収まる(笑)
剛 「そうやなあ。
光 「わかるでしょ?あれは何なの?どこを見てるの?
※「顔――――!」と言う声が。
光 「お前らホントにオレらのこと好きだな!…はーオレキモチワルッ!
剛 「さっきモニター見てたけど、ほんと幅広い人が来てくれてるよね。誰か鍵の仕事してる人いませんか?
光 「剛くんの足の鍵開けてくれませんかね(笑)。デビュー前から応援してくれてる人は?我々と同じ年だよって人は?身体にいろいろくるでしょ?
剛 「耳に気を付けてくださいね。
光 「耳と膝にね。オレの場合は右肩ですから。服着る時イテってなりますから。
剛 「こうのこうのこうね。
※耳・肩・膝、みたいなジェスチャーをする剛さん。
光 「ここから何をするか決めてないんです。昨日、家帰って何しようかなとは考えたんですよ。剛くんも何か考えた?
剛 「振りかえりの映像はもっと見たかったなって。
光 「とりあえずなんかイッコ見ようか。コレ、とても思い入れがあるんです。03-04年『24/7 G TOUR』の1曲目、『Bonnie Butterfly』。オーバチュアなしでやったんだよね。
ボニバタの映像が流れます。割と2人に寄り気味のアングルで全体感はわかりにくい。「ヨネさん!」「ヨネ!」とか米花くんに盛り上がる二人。 それにしてもこのボニバタの振付かわいいなあー。イタイやつも見ようということで、97年アソボコンの「負けたらアカン」も見ました。お手振りしながらぽてぽて歩く剛さんが映ります。
光 「あーこの感じ、剛くんって感じ。…手ェ振ってる、オレ!
剛 「オマエは前は振ってたよ。
さらに剛さんが「全然記憶にないんやけど、謎すぎるから見てみたい」ということで、99-00年ウインタードームコンサートの「六甲おろし~カムストックのテーマ」を。な、なつかし~!
光 「アカンアカン!ここは横浜!ベイスターズの方すみません。みんな知らないでしょカムストック!もういいよ!
剛 「なんだこれ(笑)。もうこれ抜くやつないんちゃう?
光 「もう汗が尋常じゃない。いろんな汗が。
ゲスト① 滝沢秀明くんと佐藤勝利くん
滝 「僕は95年からずっとKinKiさんについてますから。『負けたらアカン』もついてましたし。
光 「勝利はバックの経験はあるの?
佐 「僕は丁度二十歳になりまして。96年生まれなので。
光 「えええーーーーー!?♪ここが~おれの~せくし~ぞ~ん
剛 「毎回やるなあそれ。
光 「タッキーは何か思い出ある?
滝 「個人的には『FRIENDS』が大好きでしたね。後ろに階段のセットがあってそこにちょこんと座るっていう。
最後光一くんと剛くんの近くに寄ってって、肩なんか抱いてもらって。そんで家に帰って自慢するっていう。ジュニアあるあるですよ。
剛 「客観的に考えたらすごい状況やね。何してんのやろっていう。
光 「僕たちもSMAPとか光GENJIの皆さんとかでそうだったから。その感覚ですよね。…勝利はほんとイケメンだな!タッキーもそう。 最初事務所で見た時、ジャニーさんが『タッキーだよ!』って(笑)、なんて透き通ったコなんだろうと思ってびっくりした。すごい覚えてる。
滝 「嬉しいですね。ありがとうございます。
光 「じゃあ『FRIENDS』の再現する?
02 FRIENDS
ステージ奥の階段に2人が座って、その前に光一さんが立って。剛さんパートはファンが歌います。 間奏では光一さんが2人の間で肩を組んで3人で揺れるという、懐かしのジャニーズ謎演出がみれました。剛さんは建さんとか堂島くんの絵とかをスケッチブックに書いてた気がします。
光 「恩返しさせてね。今度Sexy Zoneのバックで踊りたいな。その時はSexy Zoneのファンの皆さんにめっちゃ手ェ振るから。セクシーお手振り。…君たちには振りません!
剛 「ふったげて(笑)
剛 「3人で肩組んでるところ相当シュールやったわ。感動すら飛び越えてシュールでしたよ。何やっとんねんオレの相方は、って。
光 「シュールって言うなよ(笑)。昔の再現ですよ。いろんな記憶があの当時で止まってることもあるじゃない。
さっきも、この感じ剛くんって感じ!って言いましたけど、ココでもあるわけだからさ。
※光一さんがたまーに言う「ココ(オレと剛)」の破壊力…。
光 「剛くんそこにPボーンあるでしょ?吹いちゃだめだよ耳に悪いから。
剛 「でも吹いたことによってもしかして急に聴こえるかも?
光 「吹いちゃダメ。吹くマネして欲しいなと思って。『薔薇と太陽』やろうかなと思ってるんです。やっぱ間奏が見せ場だからさ。…絶対鳴らすなよ耳に悪いから。
※光ちゃんストップがすごい。
剛 「おっけー。間奏ね。
光 「イントロもあるけど、やってもやんなくてもどうでもいいです。
剛 「どうでもいいて(笑)。全身全霊でやりますよ。
光 「やべーな暑そうだな。
剛 「冷房強めてあげて。
光 「冷房ねーよ(笑)!
03 薔薇と太陽
一人で踊りながら歌う光一さん。それだけですっごい盛り上がりました。どんだけ力のある曲だ。そしてやっぱりこれは光一さんの曲だなと。
ここでもシャルドネ選手権(説明しよう!シャルドネ選手権とは、カメラマンとスイッチャーが、最高のシャルドネの瞬間を押さえる技術を競う大会であーる!)が開催され、
画面に光一さんの首筋が映ると、歌もそこそこに「キャーーーーー!!!」という嬌声が上がります。光一さんも思わず口が緩む。
間奏では剛さんがPボーンを熱演して、鉄球をスライドでガツガツしたりしてた(笑)。
剛 「暑いでしょ?
光 「やべえあちい!踊るもんじゃない!
剛 「♪身体に残る~、のあたりしんどそうやったもん。
ジャケットを脱ぐ光一さん。ベストの背中がびっちょびちょ。でもベストは脱がないで、蝶ネクタイをまた堂島君にとってもらって、シャツのボタンをゆるめます。
光 「昨日、もっと汗かきたいなって、『薔薇と太陽』を思いついちゃってさ。剛くんにPボーン送っといてって言ったんです。
剛 「今日入ったらおもむろにおいてあったからね。これのためだったんですね。
ゲスト② 中丸雄一くんと上田竜也くん
中 「僕はさっきの『六甲おろし』とか歌ってたライブが初参加です。
剛 「聞きたいねんけど、あの時どう思った?
中 「ドギモを抜かれましたね。すげー世界だなと思いました(笑)。
上 「光一くんがバイクのって旗持ってる姿、今でもカッコイイと思ってます。
光 「なんでだよ(笑)
中 「我々KAT-TUNは、KinKi Kidsさんと撮った写真を部屋に飾ってるんですよ。
光 「あー、『少年倶楽部』のか。
※中丸くんのスマホの画面がビジョンにうつると、6人で撮った記念写真が。
中 「オレのスマホきったねーな。
光 「嬉しいなあ。KAT-TUNはKinKiもだし、僕のソロでも色々一緒にやったよね。
上 「僕らが迷惑かけた時に面倒見ていただいて。
光 「君たちそれずっと言うね(笑)
中 「自分たちで振り返ってみてもただのクソガキでしたから。僕らがKinKiの立場だったら一発殴ってました。
光 「いろんなことを経てそれがわかったってのは成長だからさ。
KAT-TUNで最後についた曲が「カナシミブルー」だったということで、Gコンでやった映像を皆でみますが、外周まわりの曲でバックは映らず。
光 「カナシミブルーの振り覚えてる?
中 「自分たちの曲の振付は抜けるんですけど、KinKi Kidsさんの曲はほとんど覚えてます。
光 「わかるわー。オレもSMAPさんの振りとか覚えてるけど、KinKiの曲はすぐ忘れる。特にカナシミブルーなんて全く覚えてない。
剛 「ここ(♪くちっびーるーに、)しか覚えてないわ。
光 「じゃあ堂島くんにカナシミブルーの詞について説明してもらおうかな。
堂 「長年考えてるんだけど、よくわからないんです。
光 「いつもそれで飲みながら笑うんだよね。
堂 「光一くんが笑ってくれるから…。
※なんだこの光×孝風味…嫌いじゃない(笑)。
04 カナシミブルー
「じゃあカナシミブルーやろう」と言いだした光一さんに、2人が「バックやりますよ」と踊ってくれることになり、演奏へ。 立ち位置は、「剛くんがここにいる設定で、KinKiのなかで踊ってる感じ」と光一さんが指定してました。 どれだけ急遽だったのかは知りませんけど、2人のマイクをどこに置こうか右往左往してたりしたので、ほんと決めてないんだなあという感じがしました。 そしてサビでは何故か堂島くんに歌わせていた光一さん。堂島くんに歌ってもらうのほんま好っきゃなあ…。
光 「KinKiとKAT-TUNで何か出来たらいいね。どうでした剛くん見てて。
剛 「ちょっと感動したよね。こんなにも覚えてるもんかっていう。家でテレビ見てるみたいにみとれちゃいましたわ。
光 「あいつら最初チャラかったからなあ(笑)。ホントに素敵な大人になったね。
光 「剛くん、歌うこと自体は全然問題ないんだよね?
剛 「問題ないですよ?
光 「リズムはずれちゃうんだけど、ズレてもいいから1曲やんない?
剛 「クリックがこっちで鳴ってれば…
光 「あー無理ですね。いいよずれても。
剛 「何歌う?
光 「バラードの方がやりやすいと思うんだ。『もう君以外愛せない』かな。サビとかはしっちゃかめっちゃかになってしまうと思うんで、剛くんのパートだけ。
剛 「僕の方が早いのかな?
※こういう天然なところかわいい…早いわけないじゃん(笑)
光 「遅いので、つっこみ気味にしてもらうと。今日自体がどうなるかわかんないんだから、どうなるかわかんないことやってみようよ。
剛 「ボクはカラオケボックス状態になりますけどね(笑)。半拍裏ぐらい?
光 「もう始まるよ(笑)。
05 もう君以外愛せない
1番はAメロの担当パートを剛さんが。Bメロとサビは光一さんのみ。2番は「2人のパートだけど剛くん任せた!」といってAメロを分割して。 ここで剛さんが慌ててたのは多分歌詞がわかんなかったからではないでしょうか…。さらにBメロも剛さんは自分のパートを歌いましたが、サビはなし。 最後は剛さんソロでシメ。歌前のやり取りをみても、剛さんの完璧主義ぶりがうかがえるというか。リズムがずれるのはほんと嫌なんだろうなあ。 確かに少しずれましたけど、ピッタリ合うところもあって、最後の方はリットする伴奏よりも歌が走って、伴奏がそれに合わせてました。 わからないながらもリズムをいろいろ調整しながら歌ってくれてた。でもサビが歌えないこの状態はもう生殺しですよ!思う存分歌わせてあげたいなあ!
光 「よかったよ!旭さんが最後あわせてくれて。
剛 「ありがとうございます。でもやっぱこの感じカラオケボックス(笑)
光 「こんなことやったことある人いないと思うよ。
光 「昨日、ボクが作った曲をここでラララで歌いましたけど、剛くんが詞を少し書いてくれたんだよね。
剛 「今日のお昼に、『歌詞ってできてたりするんかなー』って連絡がきて、いやまだ何も書いてないですって。で、『なんかちょっとでもええから言葉があれば』って。
※このカンサイベン、光一さんだよね…光一さんが連絡したんだよね…
光 「サビの4小節、2小節でもいいって話をしてたんですよ。
剛 「そこから書いて、決定じゃないですけどとりあえず埋めました。
光 「昨日『突発LOVE』って曲名にしてたけど、嵐の曲で『復活LOVE』ってあるんだって。それはまずいなと(笑)。だから、サビに入るところの、♪突発LOVE、は変えないとだめだね。
剛 「突発を英語で、とか考えたんですけどね。今回は一応女性詞にしました。
光 「剛くん、僕が曲作るとつくづく女性詞にするよね。
剛 「女性詞の方が切ないかなと思って。
光 「これめっちゃオトメですよ。でもめちゃくちゃストレート。とりあえず読んでみる?剛くん読んで。
剛 「(琵琶法師みたいな声で)はぁなぁれぇたぁ…
光 「ちがうなー、剛くんちがうなー(笑)
突然の琵琶法師めっちゃオモロかったんですけど(笑)。スケッチブックに書かれた詞を見せながら読む剛さん。
離れた夜空(そら)に咲く花 恋に落ちた稲妻みたいで
ぬめった風も泣いてる 歌ってる全てが切ないの
諦めのKISSはまだしないよ いつかそっと叶うよと胸は弧を描く
突発LOVE
言葉にないこのメロディーも 聴こえないそのメロディーも
突発LOVE
虹うつ愛のネオンが綺麗 (君に惚れてる) 大好きよ
剛 「ネオンっていうのはみんなのペンライトのことで。
光 「よく書けるよなこういうの。オマエ、ホントは女なんじゃねえの?!
剛 「いやいや男ですよ?
光 「とりあえず歌ってみましょうか。
剛 「これはプロンプに打ってもらえるんですか?…じゃあ僕プロンプ係になりますから。こうやって持ってますんで、画面は詞に寄ってもらって。
光 「ボクもほぼ初見なのでどうなるかわかりませんが。
06 突発LOVE(仮)
昨日の曲にもう詞が!特にサビのあたりの言葉の載せ方は切なくていいですね。大サビはまだ決まってないのでラララで。 しかし剛さんは途中で何かに気付き、スケッチブックに書きこんでいました。
剛 「申し訳ない、7文字足りなかった。
光 「どこだっけな、『ぬめった風も泣いてる』のところ、『泣いている』にしちゃいました。その方がハマるかな。…ごめん、皆さんを完全に忘れてました。作業してました。
ここで「いい…全然いい…」と口々につぶやくヲタの皆さん。
剛 「『ネオンが綺麗』のあと7文字いるんですよね?
※スケッチブックに「会いたいよ」と足してた剛さん。
光 「♪君にほれてる~、で大丈夫だよ。
剛 「大丈夫?こっちに書いてなかっただけか。
光 「でもなんかいい感じになりそう。
剛 「衝撃的な一目惚れの歌詞にしたいんですよ。ラララのところも切ない歌詞を盛り込もうかと。
光 「大サビのところは、二人が別々のことをしてるんだけど、でも最後の最後に一緒になる、みたいな。これを完成させて剛くんと一緒に歌える日を楽しみにしてます。
剛 「早めに歌詞書きあげますんで。病室ではなかなか浮かばなくて。
昨日皆さんのこのシーンを体感させてもらって、殴り書きで色々言葉を書いて、そこからピックアップして書いたんです。
ここからもうちょっとブラッシュアップはしたいですけど、それをしすぎないで、少しブサイクでもいいから、って感じにしたいなと思ってます。
光 「カナシミブルーも、堂島くんがデモの段階でなんとなくつけてた詞で、その後ちゃんとした詞にしようと思ったら、制作の方からいやこのままでって言われたんだもんね。
歌詞を見て、昨日剛さんがこんなことを思ってパーティの様子を見ていたのかと思うとほんと切なくなりました。
でも、そこには切ないだけじゃない希望みたいなものもあってさ…それがまた愛しさを増すんだよなあ。
これがどういうふうに仕上がるのかはわかりませんけど、この曲を聴くたびに、この日の切なさ、とびきり楽しくてとびきり綺麗で、
でもふとしたことで泣きだしてしまいそうだったあの気持ちを思い出すんだろう。
生まれ出る前からそういう宿命を持ってしまった曲です。こういうことしてくれちゃう光一さんって、ほんと重い。何がって、KinKiに対する愛が重い。この重さを当然のようにファンにも求めてくる感じがもうたまらんですね。まあ、KinKiが好きってことは、そもそもそういうことなんだけどさ。
ゲスト③ 増田貴久くん
光 「スタッフからも『増田はKinKiのことが大好きで』ってよく聞くんだよ。
増 「僕は98年にオーディションを受けて、年末のコンサートに出たのが初めてだったんですけど。外周でシンデレラ・クリスマスを踊りましたね。
光 「オレが一番最初に出たコンサートって、甲子園でやった『アイドル博』で、内海くんだったか大沢くんだったか、『豹になれ』って曲があって。
剛 「内海くんですね。
※この辺の先輩のことよう覚えてる優等生な感じが剛さんだなあ。
光 「まっすーと同じで、ステージじゃないところを走ってた。で、先輩ジュニアに『はけろはけろ!』って言われて、『はけろってなんだ?』と思って右往左往してましたね。
増 「僕も、よくKinKiのバックでローラーブレードを滑ってたんですけど、『この曲のBメロで出ろ』って言われて、Bメロって言われてもわかんなくて、とりあえずAメロで出ますよね(笑)。
それで隅っこの方にいて、ここだって思うところですーっと前に出てたりしてました。
光 「後輩の笑い話できくのが、ローラーブレードはいてる子が何人かいたじゃない。360°のステージだったから、シャーッて滑ってると、もう1周いけんちゃうかなって思うねんて。
でも途中で曲が終わっちゃって、一人ですげー目立ってはけていくことになって、めちゃめちゃサンチェに怒られるっていう。
増 「それ僕かもしれないですね(笑)
ゲスト④ 内博貴くん
剛 「光一くん、こっちにもなんかゲストの人が…。
内 「おめでとうございます!
光 「あれ?画面越しだけど、NEWS…?
増 「うちーーー
内 「まっすーーー
※手を振りあう二人。
光 「昨日内が来てくれるらしいって聞いたから、直接連絡して、『剛くんの方に行ってもらっていい?』って頼んだの。剛くんと内ってほとんど面識ないでしょ?
剛 「光一の方にいくほうが内くんも喋りやすいと思うんですけど。面識のない先輩と喋るとかオレやったらホンマに嫌やから(笑)
内 「気持ち的には地獄っす。
光 「いやー面白い映像やな!
剛 「前から思ってたけどまー悪いコやなあのコは。
内 「昨日連絡きたの夜中の4時ぐらいですよ。だからちゃんとしたお花も買ってきたんですよ。恵比寿で。
光 「違うのよ。昨日ふぉ~ゆ~が剛くんのところに来てくれて、その絵が素敵だなと思って、じゃあ内に行ってもらおうと思ったの。
内 「僕、剛くんとの面識がほぼゼロなんです。
剛 「オレが内くんの立場やったらほんと寝られへんわ。
増 「内、表情、表情!
光 「アイツすぐ顔に出るんだよ。絶対この顔すると思った(笑)
増 「(内くんが)入ってきた時よりちょっとブスになってる。
剛 「ちょっと顔変わったな(笑)
光 「はーオモロイ!
確かに昨日剛さんのところにふぉ~ゆ~が来てくれたとき、剛さんもとても楽しそうにしてたし、光一さんが剛さんの方に誰か行って欲しいと思ったのはさもあらんですよ。
しかし今日のメンツでは内くんが精一杯だったか…(笑)。でも内くんは絶対関西人にしかできない、横山くんバリのふてくされ芸を遺憾なく発揮してくれてたと思います。オモロかったっす。
07 薄荷キャンディー
まっすーが剛さんパートを歌います。こんな難曲を歌いあげるとは流石。この間、剛さんは内くんにスケッチブックを渡して何か絵を描かせていました。パイセン優しい…。
歌終わりで見せてくれたのは、何とも言い難い光一さんの似顔絵。特段それに触れることもなく進行していくのがまたたまらない(笑)。
増 「いや緊張したー!
光 「普段ステージ上で剛くんと目線を合わせて歌うことってないのよ。何故かっていうと合わせなくったって合わせて歌えるから。
でも今日はまっすーと目線合わせて歌って超気持ち良かった。
増 「足ガタガタ震えてます。ほんとはもっとうまく歌えるかもしれません。
光 「この間、少年倶楽部にも出させてもらってたけど、NEWSにも迷惑かけちゃって。でもオレもNEWSの曲頑張って歌ったから。NEWSは結成して何年?
増 「来年15周年ですかね。
光 「じゃあ行きますよ。
増 「え…じゃあKinKiブロック作ります。
光 「それはヤメて。でもその時は内引っ張っていくよ。元NEWSだから。
内 「チェリッシュまでは踊れますよ。
光 「だんだんこのトークひやひやしてくるから辞めようか(笑)
剛 「じゃあボクも1曲歌っていいですか?今ここの空気がね、君のせいですごい空気なんで(笑)
光 「内は普通にお祝いしたかったと思うねんけど。内だし、こうした方がオモロイと思って。
剛 「いやオモロかったですよ。
08 青の時代
「うちのオカンがカラオケ行ったら絶対歌う曲」と剛さんから紹介。昨日はギターの音が全然拾えてませんでしたが、今日はギター用のマイクも用意されてました。
弾き語りの青の時代なんて聞いたことないなあ。テンポ早めでサラっと歌ってました。
この時光一さんはじーっと椅子に座ってこの様子を見てましたけど、次の段取りを考えているふうでもなく、ただただ剛さんの歌う様を無心で見てた気がします。
足りてない剛さんの歌声を吸収するようにね…。そしてそれはこの会場にいる人が誰しもだったんだけど…。
光 「よかったよ。みんな剛くんの歌を聞きたかったと思うし。でも、♪はげましの言葉…の「ハゲ」が気になりました。
剛 「ハゲが増す言葉は相当恐いですから。呪文ですから。
光 「浜風に吹かれながら、剛くんの声を聞くっていう、皆さんとても素敵な環境だったと思いますよ。
ゲスト⑤ 相葉雅紀くんと松本潤くん
光 「今年は2人とドラマをやらせてもらってね。何か不思議な感じがしましたよね。
相 「すごいビックリしたというか、貫いてらっしゃるなと思ったのが、光一さんが20年前と同じ黒いキャップを被ってたんですよ。 光一さんが帰る時に、『あれ?この姿20年前と同じだ』って。
光 「同じ帽子ではない!(笑)そんなわけねーじゃん!
相 「黒いロックな感じの。物持ちいいなーと思って。
光 「違うよ!(笑)
剛 「先輩のそういう細かいとこって見ちゃってるよね。
松 「僕、すごい覚えてるのが、20年前は剛くんの携帯にドラえもんがついてたんです。
で、その当時あまりいなかったんですけど、イヤフォンでずっと電話してたのをこないだ思い出したんです。
剛 「そんな小粋な感じで喋ってた?
相 「剛さんと今回メアド交換させてもらったときに見たんですけど、剛さんの携帯めっちゃ汚いですよね。
周り傷だらけだから、新しいの買った方がいいじゃないかなと思いました。
剛 「そんなに傷だらけだった?オレにその傷全然見えてない。
光 「オマエ目までもか?!
「剛さんの携帯傷だらけ」だけでも大層な萌え案件なのに、光一さんの「オマエ目も?!」はほんとに光一さんしかいえないツッコミでしびれました。 それにしても嵐ぐらいになるとKinKiにもいろいろ言ってきますね。すごく新鮮でした。…もっと暴いて欲しい(笑)。
「どの辺のライブに出てた?」とリストを見ながらステージ上で話す3人。それをビジョンの剛さんも覗き込む姿がかわいい。
検討の結果、97年アソボコンから「TELL ME」を流します。でも踊ってるのは小原くんとか浜田くんとかお兄さんたちで嵐はおらず。
次に「kissからはじまるミステリー」を見ました。タッキーや翼などはいましたがこれにも嵐はおらず。
光 「スタッフが昔のミュージックステーションの映像とかいっぱい持ってきてくれたんだけど、嵐はずっとバックについてくれてたんだよね。
松 「僕が最後についたのは『キミは泣いてツヨくなる』です。
剛 「キミツヨ!
光 「ミュージックステーションにはホント良く映ってたよ。
松 「よく出さしてもらってました。
相 「あとアイドルオンステージとか。
光 「アイドルオンステージで初めて生バンドを経験したとき、「恋はDo」って曲があってさ。剛くん覚えてる?
剛 「こういうやつでしょ?(振りをちょっとやる)
光 「そうそう。そんでオレらには全然キーがあわなくって、二転三転してもうキーが全然わかんなくなっちゃって。♪(素っ頓狂なキーで)アイワナ…ってのもあったね。
光 「こないだは歌番組で『愛されるより愛したい』を一緒にやってくれましたけど。君たち真面目だよね!『やるんだったらちゃんとやりますんで』って。
オレ的には一緒に歌って楽しくやればいいって思ってたんだけど。
松 「逆に、光GENJIさんとかSMAPさんと一緒に久々にやろうってなったらそうなると思います。
光 「なる(笑)。やっぱそういうことなのかなあ。じゃあその時の再現する?ここに剛くんがいる体で。
松 「ちゃんと(バミリの)『K』と『T』がありますもんね。さっき、『もう君以外愛せない』めっちゃよかったです。
泣きそうになってました。やっぱ2人でKinKi Kidsだなって。
相 「あと、『突発LOVE』使っていいんじゃないですか?大丈夫ですよ。
光 「あれ、詞はまりやさんだよね。
剛 「今度連絡して聞いてみようかな。
光 「達郎さんとまりやさんは全然いいよって言うと思うんだけど、やっぱりね(笑)
08 愛されるより愛したい
バックで2人が踊り、剛さんも別室で踊ります。でも後半画面からいなくなった剛さん。
どうしたのかな…と一人でちょっとざわざわしましたが、曲終わりで「なんとかそっちに行こうとしてんけど、セキュリティがすごくて行かれへんかったわー」とか何とか言ってました。
09 kissからはじまるミステリー
立て続けに!「俺は振り覚えてねーぞ!」と言いながら歌う光一さん。嵐の2人が覚えてる振付は当時のやつですからね。それにしてもほんと2人はよく踊れるなあ。
光 「嬉しいですね。こうやっていつまでも覚えてますって言ってくれるの。
松 「最初に覚えた振りだからじゃないですかね。
光 「剛くんが復活したら、嵐とも何かできるといいね。嵐も20周年だもんね。行きますので。
相 「嬉しいですけど、ホントですか。
剛 「足かせつけていきますんで。
光 「この恩返しはさせてもらいますから。あと飲みに行こうな!
松 「剛さんがこないだのお礼に美味しいもの食べさしてくれるって言ってたんで、光一さんもお願いします。
光 「金は払うから店だけ用意して。
相 「金払ってくれそうだなー。
光 「バカ!お前らの方がもらってんだろ!
相 「そんなことないですよ!
剛 「すいませんお金の話それぐらいにしてもらっていいですか(笑)
光 「最後になってしまいました。今回こういう形になってしまって、その中での最大限を二人から皆さんに届けようということでやってまいりましたが、
納得いかないという方がいらっしゃるのもわかっております。ですから、まだ決まってはいませんが、毎年年末にやってるコンサートで、2人が立つ姿を皆さんに是非見せたいなと。その時までに『突発LOVE』を仕上げますので、2人の歌声と、2人の立ち姿を待っていていただきたいなと思います。
剛 「すいませんねいろいろほんとに。
光 「仕方のないことですから。でも、皆さんのあたたかい心がこの空間を作り上げてくれたな、と感謝しております。最後にみんなで歌おうか。剛くんも気持ちで歌っててね。
剛 「わかりました。
10 Anniversary
昨日と同じく曲中に絵を描く剛さん。出来上がった絵は昨日とはちょっと違うアレンジが施されてましたけど、やっぱりそれはKinKi2人の絵で。
どうしよう公式のファンアートですよコレ…。何気ないこととしてやってましたけども、当然ながら剛さんのKinKiに対する愛も重い。最後には正面ステージから花火が。
「KinKiの活動をやってきて一番大きな歌声でした。ファンのみなさん、バンドの皆さん、沢山の人に支えられてやってきたんだなってことを実感しています」という光一さんのご挨拶がありました。
光 「キミは絵が上手だね。
剛 「昨日も言いましたけどアナタの絵も好きですよ。
光 「皆の歌声聴こえた?
剛 「歌声を聴きながら描きました。すごく贅沢ですね。
光 「ゾクっとしましたよ。これからのライブもそれぐらいでお願いします(笑)。必ずこのお返しをさせてください。 この2日間、もう何も決めないで行こうってなったときに、バンドの皆さんが、予定していない曲も練習しとくから大丈夫って形を作ってくださったんですよね。 建さんとのお付き合いも21年になります。建さんに演奏していただけると本当に安心して歌えます。バンドの皆さん、ありがとうございました。 今後もよろしくお願いいたします。堂島くんもありがとう。曲完成させないとね。実はもう1曲あるんだよね。『思いついちゃった』って送ったんだよね。でもそれは3年後とかかもね。
光 「こういうことがあって改めて気づくことが多くあって。それを美談として語ることは絶対にあってはいけないと思いますけど、
大きな山を越えていくことによって、KinKi Kidsもまた成長していかなければならないなと強く思いました。頑張ろうね剛くん。
剛 「はい。自分自身も急に襲って来たものだったので、対処のしようがなくて。テレビ局や雑誌社の方にもたくさんご迷惑をおかけして。
このイベントもそうだし、一つ一つの目の前にある仕事をこなすために、いろんな治療もいっぱいうけてきたんですけど、自分が思うようにはいかないし。
沢山のお医者さんが協力して下さって、『ファンの皆さんも待ってらっしゃいますしね』って声をかけていただいて、治療に専念したんですけど、耳はこういう状態で。
皆さんと話し合って、こういう形を取るのがベストなんじゃないかということで。
光 「昨日は『音楽の日』の中継がある予定だったんですけど。それも今回はキャンセルさせてもらって。中居君からメールがきました。『光一、一人で立つのか。乗り切れ』って。
剛 「ボクもメールいただきました。『絶対完治だからな!完治!完治!完治だからな!』って。東京ラブストーリーかなっていう(笑)。
木村さんからもメールいただきましたし。ホントにいろんな人からメッセージをいただいてね。いろんな人に支えられて今があるんだなって痛感する日々が続いています。
だからこそ1日でも早くステージに立てるように、これからも治療に専念させていただいて。でも、身体は元気ですから。
光 「その場の状況に応じてやっていかなきゃいけないからね。とにかく早く治して、皆さんに安心を届けられるように。
剛 「信頼と安心と実績を届けられるように頑張りたいと思います。光一にも沢山迷惑かけちゃったから、恩返しできるように。
光 「僕としてはいろんなことに気づけたし。もうこれを乗り越えるべしって。この場も楽しむべしって。ある意味ではプライドがあったね。
20年以上やってきて、こういう形になっても絶対に成立させられるオレらがいるはずだって思ったんだよね。だから恐いことは実は何も無かった。
ここは本来であればわざわざ言わなくてもいいレベルの光一さんの本音だったと思います。でも、つい言っちゃった。 それほどに心のガードがここでは緩くなっていたと思います。そしてその本音が死ぬほどカッコイイってどんだけですか…。
剛 「光一くんが辛い時とか何かある時は、存分に甘えていただいて大丈夫ですから。
光 「オレ人生謳歌してるから辛いことないんだよなー。人生楽しいぞ!
剛 「そう言っている人ほど…ってのがありますから。
光 「2人の空間も大事だけど、20年超えてからはさ、僕らが支える立場になるっていうのも大事だなと思う。大人として。
そんなふうにできたら成長につながるのかなと思います。いつまでたってもファンの皆さんには甘えてしまいますけど。
これからも人生を一緒に歩んで行けたらと思います。それではいつものように後ろに去っていきますので。
剛 「僕の口の中にね。
光 「じゃあいつものやりますか、We are…
皆 「KinKi Kids!!!
剛さんが最後のご挨拶をしていたあたりでは、声が涙声でさ…泣いてはいませんでしたけど、いろんな思いをぐっとこらえていることが痛いくらいに伝わってきました。
当たり前ですよ。別に不摂生をしたわけでも、不養生をしたわけでもないのに、ある日突然病気になって。「何でオレが?」というのは剛さんが一番思ってることだろうと思います。
しかもありとあらゆる治療をしているにもかかわらず、「休んで」「治療に専念して」とさらに言われる。 あまり良くなってる実感はないのに、「心配してる」「早く良くなってね」「良くなるまで仕事しないで」と言われる。どうしたらいいかわからないですよね。
何より聞こえが悪くなって大きな不便と不安を感じているのは剛さん本人のはずなのに、周囲が勝手に抱いてる自分の不安を、剛さんが治ることによって早く解消して欲しいと望んでいる。
こんな身勝手な話もないわけで。それを重々わかっていたからこそ、このパーティで剛さんは「皆さんに安心を届けられるように…」と何度も口にしていたのだと思うと、何とも言えない気持ちになりました。
確かに、皆が剛さんを心配している。それはこんなにも沢山の人に愛されている証拠ですよ。だからこそ、改めて感謝の気持ちを強くするのも当然だと思う。
でも、いくらしてもし足りないほど周囲への配慮をする一方で、果たして自分の不安と向きあう時間をとることはできているのだろうか。 落ち込んだりする時間があるのだろうか。そんなことを考えてしまいました。だって、病気になっちゃった人に「迷惑かけてごめん」って何回も謝られるのは、ほんとおかしいからさ…。
ちゃんと落ち込まなけりゃ、浮上だってできないとも思うからさ…。
これが一人だったら、もうちょっとわがままに振るまえたのかもしれない。でも、KinKi Kidsは二人なんですよね。一人がそうなったとき、その悲しみや辛さを、どうしようもなくもう一人も背負ってしまう。
自分のものとして背負ってしまう。その様を見て、さらに辛さが増幅する。喜びも悲しみも2倍以上ですよ。
でも、そこで光一さんが今回みせた驚異的なパフォーマンスというのは、「KinKi Kidsならこれぐらいできて当然」という強烈な自負があったからこそで、
それはKinKi Kidsである剛さんにとってもとても励みになったと思います。1日目はすごくそう思った。
でも、2日目終わった時には、光一さんの「頑張ろうね」を素直に取れない自分もいたんですよね…。
光一さんはある意味これまでと何も変わらず、剛さんの調子を見ながら自分のやるべきことをやるだけだろう。
じゃあ、剛さんは?これまでと何も変わらずやれるのだろうか?いろんな不便に嫌気がさすことはないだろうか?自分のためにシャカリキになる光一さんを見るのは辛くないだろうか?
…でも、そんなことをぐるぐると考えていたときに、「ね、がんばるよ。」のあのワンフレーズが頭をよぎりました。
「君が言う『がんばって』を ひねくれず受け止められる 大きな人でいるよう がんばるよ」
答えは曲の中にあった。今回剛さんが病気になってから、本当にいろんな曲に、「まるで今のKinKiを表しているようだ」と思うことが沢山ありました。 痛みを抱えながら立ちあがるきらめきであり、元気があってもなくても大好きだよという励ましであり、ずっと一緒にいてくれることに対する感謝であり、 なんでもない日常に対する愛しさであり…枚挙にいとまがない。それは、KinKi Kidsが人生と曲をフィードバックさせながら歩んできたグループだからこそで。 歌うように、生きてきたからこそで。だから、どんな辛い未来が来ても、歌うように、きっと、乗り越えていくことができる。そんな確信を勝手に得ていました。二人なら、喜びも悲しみも2倍以上かもしれないけど、乗り越える力だって2倍以上のはずだ。
これからどうなるかなんて全然わからない。でも、願わくは、剛さんが、耳のことを理由に、やりたいことができなかったり、自分を不幸と思うことがないような人生であってほしい。一時そういうことがあってもいい。でもずっとそれにとらわれるようなことはあってほしくない。そのためにだったら何でもしたいですね。
それは光一さんも同じ気持ちなのではないかと思う。でも、光一さんが「絶対幸せにしたる!」と思っているだけではダメで。 やっぱり大いに剛さんに頼って欲しい
。さらには、二人が多くの人に頼ってほしい。なぜなら、頼られた人はきっとものすごく嬉しいからです。 今回沢山の人がゲストで来てくれましたけど、これまで二人が作り上げてきたものを、眩しく、懐かしく、愛しく思う人たちがたくさんいるということですよ。
そういう誇っていい20年を歩んできた。だから、多くの人に頼るということが、多くの人に喜びを与えることにもなる。 だから、二人だったら乗り切れると確信はしていますが、もしも乗り切れないことがあったとしても、大丈夫。もうそんな未来しかないんですよ。
以 上
KinKi Kids Party!~ありがとう20年~
@横浜スタジアム , 2017.07.15-16
