1999 Summer Concert in Sendai
July 20,1999.

ひみつのMC篇(1部)
ツボ言葉やツボトークには※がついてます。

 

しょっぱなから犬バカ日誌。

■ 改めてこんにちはー、キンキキッズ堂本光一です。

■ みなさん改めましてキンキキッズ堂本剛です。

■ というわけでね。

■ えー、ワタクシ達は、昨日、仙台に入りましたけども。昨日ですよ。仙台ってええとこですね。非常にこう、奈良を思わせる。

■ あー、あー、あのいわゆる田んぼの田に。かさかんむりに吉。

■ 芦屋生まれの。高級住宅街で生まれたからといって(笑)。オマエ昨日オレが「あ、カエルや」ゆうたら、あ、ホンマや。よくつかまえてたなあ」ゆーてたやん。

■ いや、でもねー、びっくりしたのはね、この会場。昨日、夜、ちょっとだけ入ってリハやったんですけども、全部ドア閉まってんのにゲロゲロゲロてカエルの声が。相当でかいカエルがいたんだと思うね(笑)。

■ かなりデカかったアレは。うん。でもね、なんでしょ。昨日はね、「剛くん頑張ってー」なんていう人もいなかったんで、窓全開にして、帰り、風に当たりながら、昨日ボクちょっと薄着だったじゃないですか。風さぶかったんですけど、でも風邪ひいてもいいやっていうぐらいの。

■ でもね、あのキミね、風に当たってるキミはかっこいいて思ってたかもしれんけど、

■ いや思ってない(笑)。

■ あの、僕はね、よーく聞いてたんですよ。剛くん、ホラ「北斗の拳」好きでしょ。ほんで「北斗の拳」のケンシロウのね、キーホルダー持ってんですよ。昨日まあ、僕の前に剛くん座ってて。そんで、「ケンシロウ、ケンシロウ」って声がするんです。

■ 違う違う(笑)!

■ 「ケンシロウ、ケンシロウ、ケンシロウ?なんやケンシロウ、どうしたん?」って。ここまできたかと思ってね(笑)。そしたら電話で喋ってたんですね。

■ 犬のケンシロウにね。僕は、僕はねぇ、ほんまドラマチックなはなし聞かしたろか?ひいたらダメよ。僕がね、声を出して、夜中に泣きました。

■ 剛くんが。

■ 泣いたんですよ。そしたら今まで横におったケンシロウが、起きて、涙なめてくれたんですよ。だから、ケンシロウどうしてるかな、と思って、今お姉ちゃんのとこに預かってもらってるから、「ケンシロウどうしてる?」って。受話器に出してもらって、「ケンシロウ、ケンシロウ」、

■ それがキーホルダーに言ってるように(笑)。

■ 「ケンシロウ、ケンシロウ」。ジャニさんもおるしオマエもおったから、ちっちゃく、「ケンシロウ、ケンシロウ」って。※

■ めっちゃ聞こえてたけどな(笑)。※

■ そしたらね、ケンシロウはどうしたと思います?

■ いや知りません。

■ 玄関に走っていったんですよ。「パパが帰ってきた!」って。これね、親バカかもしれませんが、うちの犬はねー。ホンマ、他の飼い主さんの手からもの食べへんからね。

■ でもオレの手はめっちゃ噛んでたから。

■ それはアナタに遊んで欲しいからじゃないですか。※

■ 最近会ってないですね。

■ 今度連れてきますよ。

■ 今度連れてきてこのへんにはなすか?

■ いややー。そんな極度の緊張を。

■ もうキンキキッズおんのにみんな犬ばっかみてるっていう(笑)。

■ ケンシロウは、あの、飼い主に似てますから、シャイで、ほんと、気弱いんです。

■ でもみんなに懐くよな。

■ 懐くでしょ?人懐っこいですけども、「こら、何してんの!」って何回も怒ったら、その夜のうちにおなかこわします。「ほんま飼い主に似たなオマエはー」って、情けないけどかわいいんですけども。


何部門?つか何?

■ あ、横山が言ってました。

■ なんですか。

■ 「光一くん、オレ、ジャニさん踊らしてくんないんすよ。なんでっスかね」て。「いや俺はジャニさんでないからわからない」って言っといたけど。

■ たぶん、もう、バラエティ部門。

■ あー、あいつは、SMAPでいうといわゆる。…中居くんとか(笑)。

■ ボクら何部門?

■ 僕らはね…

■ アホ部門(笑)。アホなことばっかゆーてるからねコレ。

(アホー!)

■ どうも。でもそのゆわれかたは坂田師匠しかゆわれたアカンねん。

■ アホー言われたらね。

■ こうね(アホの坂田のマネ)。

■ 今マイク外して喋ったね僕ね(笑)。

■ うん。シロートさんみたいでしたけども。

(オヤジー!)

■ 何?!

■ 違いますよ。この人は、れっきとした女の人です。

■ いや、オレは髪切って若返ったつもりなんだぞ!


ちっちゃいことはいいことです。

■ 今は、あの、時枝ユウジっていう、二十歳のボクサー。やってます。今ね、ボクね、大概の奴は倒せるな。

■ 倒してどーする。

■ いやどうなるかわかれへん。「光一くーん」て来るやつを「バシッ」って。

■ 俺のファンに手を出すな(笑)。

■ ファンの人やなくて。

■ だって「光一くーん」ていうのはファンの人しか来ーへん。

■ なんやどんな魔物が来るかわからんぞ。女の子と見せかけてこっからばーって、デビルになって。

■ あのね、町歩いてたらね、「あ、光一ィ」って感じですよ。ほんで妙に言われるのがね、「ちっちゃーい!」(笑)。

■ それは言われるね。

■ そんなんちっちゃいゆわれても。確かにおっきくないですよ。ねえ?

■ 確かにま、でかくはない。

■ 髪切って更に小さく見える。


光一、苦悩する(笑)。

■ ま、あの、主題歌のほうも、僕たち歌ってますけど。♪すーなにかーいたー。

■ それ前の。

■ なんでこんなベタなボケ…。最近ね、自分で自分がいやになる。※

■ もー、ある種、これからいくぞ、っていうMCなんですよコレね。そんなベタなリアクションされても。「はぁ…」っていう。

■ (笑)いや、これね、家に帰ってから悩むんですよ。

■ 悩んだ結果これでしょ?アナタ。

■ そんな(笑)!ちょ待て。悩んだ結果、答えが僕今コレなの?

■ ってことでしょ?

■ 違う違う。(笑)

■ ♪すーなにかーいたー。

■ ひゃはは(笑)。そんなベタな考えないですよ。いやこれ今思いついたから言ってるだけで。でもこれですね、横山に言われました。また横山だ(笑)。「光一くんは賢い!」。オマエにゆわれたかねーよ。

■ はー。キミは賢いねんな。

■ なんか言われたんです。でもこれ今日家に帰ったら「オレあかんかったな…」ってなるんですよ。

■ オレなんかめちゃめちゃなりますよ。堂本剛が100人くらい来て、「オイ」、「オイ」、 「オイ」、「なんだあのボケは」、「なんだ」、「なんだ」。「やめてくださいッ」って。


剛、自慢気。

■ まードラマの方もね、二人とも、

■ もー、アレ?キミはアレですか、もうちゅっちゅちゅっちゅしてるんですか?した?※

■ いやキスシーンはありますね。

■ またね、こうなんでしょ、日本の綺麗な女性の唇が。

■ しゃーない。だってドラマやから。剛は?剛もオマエなんや、あのー、タイトルバックか?

■ アレはしてないですよ。

■ あのプールの中で。

■ こういうやつでしょ(相方相手に再現)。ええ、やりましたよ。いやアレはキスしてないですよ。ですが。

■ ですがときました。

■ これはね〜、僕のミスだったんです。※

■ ミス。

■ だから、今まで築いてきました年表を見ると、

■ ドラマのね。

■ 今回、プロデューサー、一緒でございます。監督さんもスタッフも知ってる方いっぱいいます。大丈夫だと。思って、テストまでやったんです。

■ うん。

■ 本番でですね、まあその相手の方は、真面目に芝居しなきゃいけないと思って、するつもりでいたそうなんです。で、たまたまそのときやってた監督さんが初めての監督さんで。ボクがそういうのがちょっと苦手だっていうの知らないまま、役者さんに、「じゃ、いっちゃって」って。

(イヤー!)

■しゃーないもん、だって。いやでも、芝居的には、すごく、良かったと思うねん。ふいをつかれてっていう芝居ですから。

■ ハイハイハイ。

■ それをテストまでは自分の間でやってたんですけども、マジリアクションで2秒くらい固まってますんで。そのへん見ていただきたいと思います。ま、のちのちですよ。

(誰ー?)

■それは言えません。赤井さんです。

■ ひゃはは(笑)。それは止まるね!それは止まる。

■ ミット持って、バシバシやりながら、「おう、時枝(チュ)、時枝(チュ)」。ふふ(笑)。赤井さんじゃないですけど。


突然。

■ あ、そや、東山さんが、光一によろしくって言ってた。※

■ ひゃはは(笑)。

■ それだけ(笑)。

■ そんなこと、こんなステージで喋ってもうて。あとで楽屋で話せや!

■ でも楽屋で話すことも、喋っていこうと、あの時誓ったじゃないか。

■ …どのとき?

■ ふふ(笑)。オレがスペインで闘牛をやってたころ。

■ あそう。闘牛師だったんですか。

■ 闘牛師でした。

■ 闘牛の牛だったんだろ。

■ いえいえ。


社長…。

■ あのー、この前出ました、キンキキッズの「フラワー」。シングルですけど。こちらのほう皆さん、買っていただけましたか?ありがとうございます。これ毎回きいてるんですけど、今回も聞きたいと思います。どこに行ってもきいてるんですけど。買った人、手を上げて。…。買ってない人、手を上げてください。…剛くんのファンが多いようですね。

■ だから、アナタねー、去年の夏もそんなことを。毎年毎年、ボクのファンを。

■ そんなことないよ。

■ 「まだ買ってらっしゃらない方もいるようですね」ぐらいでいいじゃないですか。「剛くんのファンの人が多いですね」て。

■ これでまた家に帰って悩むんですよ。「またあんなことゆうてもうて、傷つけたかな」って。じゃあもう1回。買ってない人手を上げてください。…ジャニさんのファンが多いみたいですね。

■ ははは(笑)。

■ ホンマこないだジャニさんに怒られたんですよ。

■ でも、怒られるのを犠牲にしてでも喋っていこうと。

■ ひゃはは(笑)。怒られるのを犠牲にするほどの、トーク。いいですかねコレ。

■ でもこれはある種テレビでは聞けないというか…いやテレビでもゆうてるか。しょーっちゅうゆってるな。オレな。

■ オマエ、特にオマエ(笑)。よくゆーてるやん。※

■ このあとジャニさん後ろから出てきますから(笑)。

■ 宙吊りでね(笑)。

■ ジャニさん空飛ばしたらアカンやろ(笑)。ま、ジャニさんなんてどうでもええ。

■ (笑)えー?

■ どうでもいいじゃないですか(笑)。だってコンサートには関係ないじゃないですか。

■ まーまーまー。

■ ね。「そう、ユーが正しいよ」って後で。※

■ と、言うとみせかけて「サイアクだよ」って言うかも知れませんけども。※

■ これ難しいっすね。


コンリハはもっとやろうよ…(T_T)。

■ ま、キンキキッズのコンサートでは毎回、自分でね、作詞作曲した曲をやってますけども。

■ やってますねー。

■ まーね、ドラマをやってる中で、作ったんでね。大変ですよね。今回のこのコンサートね。リハーサル何日やったか当てようクイズ。ほんだら当ててくださいね。1週間だと思う人。…中にはいますけれども。

■ パラ、パラ、パラとね。

■ 7日だったと思う人。一緒じゃねえか!(笑)

■ 結果コレですわ。悩んだ結果コレですよ。

■ また自分を責めるんですよ?(笑)これ僕的にはおもしろいんです!

■ 悩んだ結果コレですわ。

■ 僕的には今のおもしろいよ。1週間で7日。裏のジュニアも大爆笑。

■ まー、でも、1週間と言って7日と言うよりもー、こう、ワンウィーク。

■ それ英語になっただけやん。

■ ふふ(笑)。そっちのほうがまだ。

■ はいはいはい、ま、いいですわ。とにかく今回のコンサートはほんとに4日間しかリハーサルやってないんです。

■ 4日間でもまるまる4日はやってないですよ。

■ やってないですねー。だからほんとに、

■ 2日とちょっと。

■ 夕方まで別の仕事やって、そっから、ね、リハーサル。だからこれもー、ね、しゃべりまとまってないでしょ(笑)?

■ ふふ(笑)。


ソロのスタンバイしてあげる。

■ セッティングできました。

■ いーセッティングだねェ。いーセッティングだ、さすがプロだねえ。いーアプローチ。インだね。

■ インでしょ。

■ いーよいーよ、きてるよ。(弾き始める)

■ いや、勝手に始めないでくれる?

■ いや、勝手にやるから。ホンマに。

■ いや。ここで聴くかな。

■ ある種その、ジャマっていうか。もう、引き去っていただかないと。

■ なんか、オマエそんな私服みたいの着て、俺バカじゃねえか!(笑)

■ な、なにその衣装。

■ ひゃはは(笑)。

■ ピンクは着れませんな。

■ よく、なんか、賞の番組とかでよくある、なんか、おかんが横に立ってこう聴いてるような。※

■ なかなかシュールなとこいきましたね。えー。いや、だから、ほんとにジャマなんですよ。そこのスピーカーの音とか、アナタのお尻でこう割れるんで。

■ じゃ、あの。帰るわ。

■ 後でな。後でたくさんキスしてあげるから。※

■ (聞いてない)これから剛くんが歌ってくれるんで、立ちたい人は、立ってもらって。

■ とりあえず、あのー、ね。聴いていただきたいと思います。


横暴な光一さん(笑)。

■ オイ、聞いたぞ。俺は、メガネだった!

■ キミは、メガネだった。

■ でも、ハカセとは呼ばれてなかった。政治家みたいだって言われた(笑)。※

■ ね。

■ なんですかあの歌。

■ いやアレ、キミの歌やん。

■ そうですけども。いやいや。ね。じゃ。これかたしといて。

■ ホンマはけるんですか?ボクがはけるんですか?

■ 今度オマエ。今度僕が作った曲を、やるんでね。まだ先長いからね。

■ それなのにボク、ネタ2つしかないんですよ。そうなんですよー、アナタ。ボクの今の曲は「あいかたのうた」っていうんです。

■ 「メガネをかけてるやつはどうしてハカセと言われて喜んでいるのか」。喜んでねーよ(笑)!

■ それをね、夜考えたわけです。

■ 「あだなは決まってコンタクトにするまでメガネ」。これいつ考えたの?

■ 昨日です。

■ ひゃはは(笑)。

■ じゃあ、相方の歌を歌おう、ってことで。

■ っていうか、僕まあ、これから自分で作ってきた曲やるんですけど、剛くん今日ソロ2曲目これでしょ?

■ そうですよ。

■ もうちょっとちゃんとやろうや(笑)。

■ いやいや、ちゃんとやろうやって(笑)。だって、これはアレですよ。…まあ、これは楽屋で話しよ。※

■ なんですか?

■ これをやってくれって言われたんでやってるんですよ。※

■ 僕がやってくれって言ったんですよ。ウレシイ(笑)。※

■ そうでしょ?だって、当初は、アナタも遊ぶはずだったじゃないですか。

■ …ウレシイ(笑)。

■ 当初は、アナタも遊ぶはずだったでしょ?

■ …いや(笑)。

■ わけわからんわ。かっこいい衣装で。

■ ええやんキンキTシャツ。

■ アホか。オマエがぁー、言うからやなー。ボクだってこれはー、脱ぎたいさ(笑)。

■ だからいつまでおんねん。

■ じゃ、がんばりや。風邪ひくなよ。

■ うるさい(笑)。後姿がストリートミュージシャンみたいやな。

■ だーれも聴いてくれる人おらへん(笑)。

■ そんな剛くんに拍手を。

■ ちゃんと聴いてや。そして今僕にくださった拍手以上の拍手を、相方にも。

■ ねー、いいこと言うようになりました(笑)。僕たちも二十歳です。

 

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