LEDの歴史
LEDの発光原理は1906年、イギリスのH.J.ラウンドが炭化ケイ素を用いて発光を確認しています。
1926年、GEのニック・ホロニャックが赤色発光ダイオードを発明し、「LEDの父」と呼ばれます。
その後、様々な色のLEDが製品化されますが、白色やフルカラー実現に必要な青色LEDは困難とされていました。
しかし、多くの日本人が貢献する中で、1985年、名古屋大学(当時)の赤崎勇氏と天野浩氏らのグループが、
窒化ガリウムの単結晶化を実現し、pn接合型青色LEDを発明しました。
そして、最もよく知られている青色LEDの量産化に成功したのは日亜化学工業(当時)、
現、カルフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二氏です。
これ以降、青色LEDに黄色蛍光体を組み合わせた白色LEDの開発が進み、LEDは広く普及します。
現在ではUV LEDとRGB蛍光体を用いた白色LEDも開発され演色性に富んだLEDが製品化されました。
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