温泉名 | ふえふきがわおんせん 笛吹川温泉 |
施設名 | べってい ざぼう 別邸 坐忘 |
所在地 | やまなしけんこうしゅうしえんざんみっかいちば 山梨県甲州市塩山三日市場2512 |
場所概略 | 中央自動車道の勝沼ICより国道20号線を東へ行く。柏尾交差点を左折して県道38号線に入る。上町交差点を右折して、県道214号線を北上する。県道204号線を経由して国道140号線に入る。国道140号線を行くと、看板が現れるので右折する。橋を渡り川沿いを行くとある。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。30台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 宿泊者は14:00〜24:00、5:30〜11:00。日帰り入浴不可。 |
料金 | 宿泊者は\0 |
風呂数 | 男女別露天風呂各1、男女別内風呂各1、男女別水風呂各1、男女別サウナ各1 |
脱衣所 | 男女別各1 |
泉質 | アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉) |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | 0553-32-0015 |
入湯日 | 2021/7/10 |
感想 | アルカリ性単純温泉だけあって、お湯にぬめりがあった。お湯を口に含めると、あまり特徴のない味だった。露天風呂は広々としてのんびりできた。実測温度は、内風呂40.6度C、露天風呂40.9度Cだった。源泉温度43.2度C。pH値9.6。 |
評価 | 5 |
山梨県甲州市にある笛吹川温泉 別邸 坐忘に行きました。
別邸 坐忘は広大な敷地内に、本館、本館 離れ、そして別邸 離れのそれぞれに客室がある温泉施設です。本館は7室、本館 離れは5室、そして別邸 離れは8室の合計20室の客室があります。
当然のことながら、本館 離れと別館 離れは料金が高いです。そのため、私たちは本館の客室に宿泊することにしました。
坐忘とは、静座して現前の世界を忘れ、雑念を除くという意味だそうです。その名の通り、雑念を取り除くことができるような場所でした。
別邸 坐忘の入口になります。
私たちが宿泊した部屋「雁坂」になります。雁坂(かりさか)とは、山梨県山梨市と埼玉県秩父市との県境にある峠の名称です。
12畳の部屋になります。
6畳の部屋も付いていました。
温泉に入る前に、いったん外に出て散歩をしました。
「皇太子殿下行啓記念碑」がありました。令和天皇(徳仁天皇)が皇太子のときに訪問されたそうです。
別邸 離れに続く道です。一番奥には食事処の「懐石 まる喜」があります。
散歩したあとはいよいよ温泉です。
浴場入口です。入浴可能時間は14:00〜24:00、5:30〜11:00になっています。私が昼に行ったときは右側が男性用浴場になっていました。
以前は日帰り入浴も営業していたのですが、2021年7月時点では宿泊者専用となっています。
内風呂です。
泉質はアルカリ性単純温泉。アルカリ性だけあって、ぬめりがありました。
露天風呂です。
夕食は別邸 離れの奥にある「懐石 まる喜」で食べるということで案内してもらいました。
ちなみに、左の写真は翌朝撮影したものです。
懐石 まる喜では懐石料理が振る舞われました。
まずは一汁三菜として、飯、汁、そして向付(むこうづけ)が出てきました。
飯は幻の米と呼ばれている「武川四八米」だそうです。粘りが強い白米でした。
最初に白米が出てくるところが、花敷温泉 囲炉裏の御宿 花敷の湯のような「会席料理」ではなく「懐石料理」なんだな、と思いました。
煮物のあとに焼物として、乾徳山で獲れたアマゴの炭焼きが出てきました。乾徳山(けんとくさん)とは、山梨県山梨市にある標高2,031mの山です。アマゴとは、サツキマスの河川残留型の魚です。
ここまでが一汁三菜になります。
もう一つの焼物になります。甲州牛の杉板焼きになります。
これはおいしかったです。
そのあとは、強肴(しいざかな)として糸瓜(ヘチマ)の素麺(そうめん)、箸洗いとしてもろこしのすり流しあられが出てきました。
さらに、八寸としてうなぎの白焼きと蛇腹胡瓜(きゅうり)が出てきました。
そして、湯斗(ゆとう)として鮎ご飯と蓼(たで)の葉、さらに鯛のいりこご飯が出てきました。
左写真の左側は鮎ご飯と蓼の葉になります。右側は炒り米です。出汁の入った汁を炒り米に入れて、それをご飯に入れてお茶漬けのようにして食べます。
最後に抹茶が出てきました。この流れはやはり「懐石料理」ですね。
抹茶のあとは菓子(デザート)が出てきました。
どれも量は多くなくて、それで献立が多かったので、すごく楽しめました。
帰り際、夜食としてお稲荷をもらいました。
至れり尽くせりでした。
翌朝、浴場の男女が入れ替わるとのことで、朝食前に入浴することにしました。
左側の浴場の内風呂です。
露天風呂です。
奥は洞窟風呂になっていました。奥行きは3mほどしかありませんでした。
以前は混浴の洞窟風呂がありました。その洞窟風呂は奥まで続いていて、行き止まりに浴槽があったそうです。しかし、2021年7月時点ではそのような浴槽はありませんでした。その洞窟風呂の名残りとして、現在の洞窟風呂があるように感じました。
朝食です。朝食も懐石 まる喜で食べました。
信玄箱 瓢箪(ひょうたん)になります。
信玄箱 瓢箪とは、武田信玄が鷹狩りや物見の際に用いた機能性に優れた弁当箱のことを言います。
信玄箱 瓢箪の中にはそばが入っていました。