温泉名 | あさひおんせん 旭温泉 |
施設名 | あさひおんせん 旭温泉 |
所在地 | ほっかいどうてしおぐんえんべつちょうあさひ 北海道天塩郡遠別町旭294-2 |
場所概略 | 幌延市街地より道道121号線を経由して、国道232号線を南西に行く。あとは旭温泉の看板に従う。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。20台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 8:00〜21:00 |
料金 | \400 |
風呂数 | 男女別内風呂各2、男女別サウナ各1、男女別水風呂各1 |
脱衣所 | 男女別各1 |
泉質 | ナトリウム−塩化物泉 |
湯色 | 茶色 |
問合せ先 | 01632-7-3927 |
入湯日 | 2004/9/19 |
感想 | すばらしい! こんなところで掛け流しの温泉で出合うとは! 内風呂は2つあり、1つは「真湯」と呼ばれて、こちらはただのお湯。もう1つが「天然温泉」で、掛け流しの浴槽。蛇口が2つあり、1つは源泉が冷たいまま出てくる。もう1つはお湯が出てくる。源泉は冷鉱泉でしょっぱい。汲んでいる人がいた。胃にいいらしい。山の奥なのに山から塩が出てきて、それが源泉の味になっている珍しい場所。すばらしい!! |
評価 | 5 |
旭温泉は、私が「一人旅 −北海道へ2−」編で13番目に行った温泉です。そして、12番目に入った温泉です。
旭温泉は天塩郡遠別町の市街地の南にあります。
旭温泉に行くには、JR宗谷本線の幌延(ほろのべ)駅から道道121号線を南西に向かいます。約3km行くと国道40号線(天塩国道)とぶつかるので、左折して国道40号線を南下します。するとすぐに国道232号線の案内板があるので、今度は右折して国道232号線(天売国道)に入ります。
国道232号線を約16km南下すると、右側に道の駅 てしおが見えてきます。その近くには天塩温泉 てしお温泉 夕映があるのですが、そのまま国道232号線を行きます。
さらに約15km南下すると道の駅 富士見があるのですが、これも通過します。そこから約10km行くと旭温泉の看板があるので、左折します。そのまま道なりに行くと旭温泉 旭温泉に着くことができます。
旭温泉は山の中にある温泉施設です。外観は築年数を感じさせるようなものでした。地元のトドマツを使用した建物だそうです。
山の中なので、私は硫黄泉なのかなと思い、中に入りました。ところが、この予想をいい意味で裏切る結果となりました。
浴場は、男女別内風呂2つと水風呂1つがある浴場でした。内風呂のそれぞれに無色透明と茶色のお湯が満たされていました。
無色透明の方は「真湯」と呼ばれている浴槽で、ただのお湯でした。茶色のお湯の方は「天然温泉」と呼ばれている浴槽で、温泉が入っていました。「天然温泉」の方は蛇口が2つあり、1つは源泉そのままの冷たい温泉が出ていました。
この茶色のお湯をなめてみると、しょっぱい! どうみてもナトリウム−塩化物泉、つまり食塩泉です!! 山の中にある施設なのに食塩泉が湧いている!?
普通、食塩泉というのは海に近い場所で湧出しているものです。旭温泉は、地図上でみれば確かに海に近い場所ですが、実際に行ってみると山の中にあります。そんなところでなぜ食塩泉が!?と感じられずにはいられませんでした。
一緒に入浴していた人たちで、こんな山の中でしょっぱい温泉が湧いていることを気にしている会話が聞こえてきました。その会話では山から塩が出てきているからしょっぱくなると教えている方がいました。山の中に化石海水があったのかな、と私は思いました。
地元の方でしょうか、お湯をペットボトルに汲んでいらっしゃる方がいました。常連さんっぽい人でした。来るたびにお湯を汲んでいる方のようでした。地元の方にも愛されている温泉なんだなあと思いました。
源泉温度が低いので加温はしていますが、掛け流しです。こんな山奥ですばらしい温泉に出合えてよかったと思いました。お薦めです。