温泉名 | ふきあげおんせん 吹上温泉 |
施設名 | ふきあげのゆ 吹上の湯 |
所在地 | ほっかいどうそらちぐんかみふらのちょうふきあげ 北海道空知郡上富良野町吹上 |
場所概略 | 富良野市街地より国道237号線を北上する。十勝岳温泉の看板があるので東へ行く。十勝岳温泉へ行かずに、手前を左に曲がり、白金温泉方面へ行く。下り坂のカーブの途中にある。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。20台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 24時間 年中無休 |
料金 | \0 |
風呂数 | 混浴露天風呂2 |
脱衣所 | 男女共用1 |
泉質 | 酸性−ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(低張性酸性高温泉) |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | 0167-45-6983(上富良野町役場商工観光課) |
入湯日 | 2002/9/1 |
感想 | ドラマ「北の国から '95秘密」編で、宮沢りえと田中邦衛が入った露天風呂で有名。ドラマではお湯が白濁していたが、実際は無色透明。露天風呂は2つあり、上にあるのは小さくて熱い。下のはちょっと熱いがこちらのほうがいい。自然の中にあって景色がいい。 |
評価 | 5 |
吹上温泉は、私が「一人旅 −北海道へ−」編で3番目に行った温泉です。そして、3番目に入った温泉です。
吹上温泉は十勝岳のふもとにあります。
吹上温泉に行くには、富良野市街地から国道237号線を北上して上富良野駅を東に向かいます。国道237号線を北上していると、十勝岳方面の看板が出てくるのでそのとおりに行けば、十勝岳に向かうことができます。十勝岳は北海道のほぼ中心に位置する山です。その十勝岳の山頂へ向かう道をひたすらまっすぐ進んでください。頂上付近まで上っていくと、途中で左に道が出てきます。その道を左に曲がってください。ちなみに、ここでまっすぐ進むと十勝岳温泉に着くことができます。左に曲がると、今度は下り坂になります。スピードの出しすぎに注意してください。しばらく行くと、大きな左カーブがあります。その途中に吹上温泉はあります。
吹上温泉は東北地方にも同じ名前でありますが、こちらは北海道の吹上温泉です。
私が吹上温泉に着いたころには、もう空が薄暗くなっていました。湯元凌雲閣に着いたときには、悪天候と寒さが私の北海道到着を懸念しているかのように立ちはだかっていたのですが、吹上温泉に着くころには、空を覆い尽くしていた雲は半分くらい消えていました。そして、空には夕焼け色の部分が見えていました。北海道は私を歓迎してくれた証として、空から雲を消していったのでは、なんて詩人のように思ってしまいました。
話を元に戻しましょう。吹上温泉の前には左写真のような看板が立っていました。まるで私を歓迎してくれているようでした。こんな立派な看板を造るなんて北海道はさすがだなあと思いました。
立派な看板が立っています。
看板の奥は駐車場になっていました。駐車場は広場といった感じの場所でした。20台くらい停められる場所でした。駐車場に車を停めて、私はさらに奥へと進みました。
駐車場の奥には左の写真のように立て看板が並んでいました。左側の白い看板には注意事項が書いてありました。それによると、車上盗難に注意すること、浴槽周辺は滑りやすいので注意すること、そしてトラブルなどは一切責任を負わないことなどが記されていました。右側の看板には「ゴミは必らず持ち帰りましょう」と記されていました。そして、真ん中には車止めのような感じで、「きまりを守らない人は立入禁止」と記されていました。みんなの温泉ですから、きまりを守って入ってほしいですね。そして、吹上温泉がみんなのマナーの悪さによって閉鎖することのないように、いつまでも無料の露天風呂であるように願ってやみません。
看板を過ぎて奥へ進むと、木々が生い茂る場所へと入っていきます。森林浴みたいでいいなあと思いました。そして、下り階段が出てきます。階段を降りていくと覆い尽くしていた木々はなくなり、景色が見渡せるようになります。私が最初に行ったときには薄暗かったのでその景色のよさはわからなかったのですが、晴れた日には大自然と一体になったような感じがする景色だそうです。
看板から約3分くらい歩くと、吹上の湯に到着です。まず、上にある露天風呂が見えてきます。そして、さらに階段を降りていくと下の露天風呂に到着です。
吹上温泉 吹上の湯は無料で入れる混浴露天風呂です。上と下の2つの混浴露天風呂があります。上の露天風呂は下のよりも小さくてあまり人は入っていませんでした。下の露天風呂の方が大きくて、人気が高いです。また、脱衣所からも近いので入りやすいということも人気がある一因といえるでしょう。
この吹上の湯は「北の国から '95秘密」編で、宮沢りえや田中邦衛たちが入った露天風呂です。そして、有名になった露天風呂です。宮沢りえと田中邦衛が入ったときにはお湯が白かったのですが、実際は無色透明です。ドラマ撮影のためにお湯を白くしたものと思われます。
脱衣所は下の露天風呂近くにあります。しかし、脱衣所といってもただ丸太に木を張っただけの簡易的な脱衣所です。隠れる場所がなく、女性には厳しいかもしれません。
脱衣所から下の浴槽へはもうすぐそこです。無色透明なお湯が待ち構えています。浴槽は岩で囲まれた浴槽です。脱衣所から近い場所は浴槽が浅くなっております。私はこれを知らずにそっと足を入れました。すると、あまりにも浅かったので、こんなものなのかなあと思ってしまいました。しかし、奥へと進むと途中に段差があって、そこからは深くなっていました。外は薄暗くて浴槽の深さがわからなかったため、いきなり深くなっていることに気づかずに、危うく転びそうになりました。浴槽の深い場所はちょうどいい深さでした。
お湯はちょっと熱めでした。冬に入るとちょうどいいのでは、と思いました。私のほかにいろいろな人が入っていました。さすがに人気のある露天風呂だなあと思いました。
下の露天風呂に入ったあと、私は上の露天風呂に行きました。上の露天風呂は再び階段を上る必要があります。階段を上って上の露天風呂に着きました。このときも外が薄暗かったのでそっと足をお湯につけたら、熱いっ! 足を入れただけでもしびれるような熱さでした。長湯できそうな熱さではありません。そのため、すぐに下の露天風呂の方へと引き返してしまいました。
下の露天風呂で再び吹上の湯を堪能したあと、宮沢りえが入った露天風呂に入ることができたなあ、と実感しながら、あとにしました。
このような無料の温泉施設がいつまでもあって欲しい、と思いました。
上の露天風呂 下の露天風呂