幌加温泉は糠平湖の北にあります。
幌加温泉に行くには、帯広市より国道241号線を北上します。約34km北上すると国道273号線（糠平国道）との分岐点があるので、国道273号線に入ります。糠平温泉を通過し北上すると幌加温泉の看板が出るので左折します。左折するとすぐに上り坂になりますが、そのまま上ってください。約1km行くと幌加温泉に着くことができます。
幌加温泉にはホロカ温泉旅館と鹿の谷温泉旅館があります。私はホロカ温泉旅館に行きました。ホロカ温泉旅館は白い建物です。幌加温泉にひっそりとたたずんでいます。幌加温泉自体それほど広くないのですが、周りが静かなので、やっぱりひっそりと建っているような感じを受けました。私は中に入り、料金を払って浴場へと向かいました。
浴場へ入るなり、私は驚いてしまいました。ガイドブックの写真で見ていたのですが、堆積物のすごいこと！ やはり写真で見るのと実際見るのとでは感動が違いますね。何か神秘的な印象を受けました。本当に鍾乳洞になってしまうのではないか、と心配してしまうくらい固まっています。この成分は石灰、つまりカルシウムですね。このカルシウムが溶けたまま残り、蓄積して鍾乳洞のような床を造っているのですね。ということは、それだけ源泉にカルシウムが溶け込んでいるということになります。その源泉を掛け流しにしているからこそ、できる現象なのですね。すばらしい景色を見ることができてよかったです。
さて、肝心のお風呂はというと、私の目を引いたのが滝湯でした。滝湯は手に触れても熱いと感じるくらいでした。しかし私が驚いたのはその熱さではありません。滝の下に堆積している堆積物です！ 左の写真を見てください。写真ではそのすごさを表現できないかもしれませんが、鍾乳洞のように堆積物が積もっていて感動的です。このすばらしさは写真では表現できないと思うので、ぜひ行ってみてください。滝湯のすばらしさに感動し、私は硫黄泉のほうに入りました。硫黄泉はちょうどいい温度のお湯でした。ちょっと硫黄の香りがしました。
次に食塩泉のほうに入りました。食塩泉はちょっとぬるめのお湯でした。ぬるめなので、長湯の方にはいいと思います。
お湯よりも堆積物のすごさに圧倒されてしまい、お湯の感想があまりなかったのが唯一の反省点でした。それくらい堆積物がすごいところでした。百聞は一見にしかず、ぜひ行ってみてください。