稚内温泉 童夢

温泉名わっかないおんせん
稚内温泉
施設名どうむ
童夢
所在地ほっかいどうわっかないしふじみ
北海道稚内市富士見4-1487
場所概略稚内市街地より道道254号線を北上する。ノシャップ岬を通り過ぎ、今度は道道254号線を南下する。少年自然の森と隣接している。
駐車場専用駐車場あり。50台くらい停められる。無料。
営業時間10:00〜22:00 第1月曜日定休日
料金\600
風呂数男女別露天風呂各1、男女別内風呂各3、男女別打たせ湯各1、男女別寝湯各1、男女別サウナ各1、男女別水風呂各1
脱衣所男女別各1
泉質ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉(高張性弱アルカリ性高温泉)
湯色黄色がかった透明
問合せ先0162-28-1160
入湯日2004/9/19
感想日本最北端の温泉施設! すばらしい!! 中は広々としていて、露天風呂があるのがいい。露天風呂からは礼文島、利尻島も見える。お湯はなめるとしょっぱいが、循環湯だけあって、そんなにしょっぱくはない。サウナはスチームとミストがある。内風呂の1つに薬湯がある。すばらしい最北端の温泉施設だ。
評価5

 稚内(わっかない)温泉は、私が「一人旅 −北海道へ2−」編で10番目に行った温泉です。そして、9番目に入った温泉です。
 稚内温泉は日本最北端の温泉です。ノシャップ岬の西側にあります。
 稚内温泉に行くには、日本最北端の駅、JR宗谷本線の稚内駅より道道254号線を北上してノシャップ岬に向かいます。
 ノシャップ岬は漢字で書くと「野寒布岬」になります。ただ、最近はカタカナで書くことが多いみたいなので、このページでもカタカナ表記します。
 また、根室半島にある日本最東端(離島を除く)の「納沙布岬」とは、読みは似ているのですが違う岬です。こちらは「のさっぷみさき」と読みます。
 さて、話を元に戻しましょう。
 ノシャップ岬まで行ったら、道道254号線で今度は南へと向かいます。ノシャップ岬から約3km行くと、左側に稚内温泉 童夢があります。稚内駅から山を隔てた向かい側にあるといった場所にあります。
 ちなみに、上写真は私が稚内駅で撮った写真です。手前の青い車はもちろん私の車です。稚内温泉に行く前に観光がてら撮影しました。(^^;

 稚内温泉は日本最北端の温泉といっても、日本最北端の碑がある宗谷岬にはありません。前述のとおりノシャップ岬にあります。
 宗谷岬は東にある岬で、ノシャップ岬は西にある岬という位置付けになっています。宗谷岬のほうが北に突出しているため、日本最北端の碑があります。ちなみに、稚内駅はノシャップ岬の方にあります。栄えているのは稚内駅があるノシャップ岬になります。
 宗谷岬は観光名所ですが、夜になると人気がなくなってしまい、さびしい場所という感じでした。お土産屋が閉まってしまうと、最北端の碑付近は街灯が灯っているのですが、そこ以外は真っ暗という場所です。その分、ライトアップされた最北端の碑はきれいに見えます。

昼間の日本最北端の碑 夜間ライトアップされた日本最北端の碑

 一方、ノシャップ岬は観光客がいっぱいいました。皆さん写真を撮ったり、海を眺めていたりしていていました。私もついでに観光がてら写真撮影をしました。

ノシャップ岬のイルカの石碑 ノシャップ岬の看板

 いろいろ観光めぐりをしたあと、私は童夢に着きました。
 童夢に少し早く着いてしまったので、ここでも写真撮影。開館は午前10時とのことで入口で待っていたら、開館前なのにぞろぞろ人が集まってきました。
 日本最北端の温泉といううたい文句はだてではないなあと思いました。でも、日本最東端の温泉相泊温泉とはえらい違うなあ! まあ、相泊温泉は童夢のような大きな施設ではないし、交通も不便だから仕方ないといえば仕方ないのですが・・・。
 午前10時になると扉が開きました。待っていた皆さんがぞろぞろ入っていきました。私も一緒に入りました。
 脱衣所は広々としていました。かなり大きな施設です。
 脱衣所から浴場に入ると、これまた広々としていました。そして、いろいろな浴槽がありました。
 内風呂は大きな浴槽の内風呂のほかに、ジャグジー風呂などがありました。また、ほかにも打たせ湯、寝湯、サウナ、そして水風呂などがありました。大きな浴場なのでいろいろな施設があり、楽しめる場所だと思います。観光客が利用する場所としてはいい施設だと思います。私もいろいろな浴槽に入り、日本最北端の温泉を堪能しました。
 内風呂を楽しんだあと、私は露天風呂に向かいました。
 露天風呂からは礼文(れぶん)島と利尻島が見えました。利尻島には利尻山(標高1,721m)がそびえ立っていました。地元の人はこの山を利尻富士と呼んでいるそうです。富士山のような形をしているから、そう名づけられたみたいです。
 露天風呂で一緒に入った人が利尻富士について語ってくれました。その人の話では、10月になると利尻富士に雪が積もるそうです。その雪を見て、もうすぐ冬が来ると認識するそうです。そのため、地元の人たちはこの利尻富士をよく見ているそうです。私が行ったのは9月だったので雪は積もっていませんでした。でも、雄大な山の姿でした。
 ただ、お湯は加水、循環湯です。泉質はナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉。本来はナトリウムイオンと塩化物イオンが多く含まれているので、なめるとしょっぱいはずです。しかし、循環湯のためあまりしょっぱくはありませんでした。色は薄い黄色でした。
 お湯の質としてはいまいちだったのですが、日本最北端の温泉に入れたということではうれしかったです。

 そして私は南へと向かう・・・。

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