平成の湯温泉 湯の宿 くるみや

温泉名へいせいのゆおんせん
平成の湯温泉
施設名ゆのやど くるみや
湯の宿 くるみや
所在地とうきょうとおおしままちもとまちあざやえのみず
東京都大島町元町字八重の水245
場所概略大島の元町港のロータリーより大島一周道路を北上する。徒歩で約20分行った左側にある。
駐車場専用駐車場あり。20台くらい停められる。無料。
営業時間
料金\500
風呂数男女別露天風呂各1、男女別内風呂各1
脱衣所男女別各2
泉質ナトリウム−塩化物泉(低張性中性高温泉)
湯色無色透明
問合せ先04992-2-2551
入湯日2002/6/21
感想お湯はしょっぱかった。内風呂は窓が広くて、開放感があっていい。循環式ではなく、掛け流しだと思う。すばらしかった。露天風呂もよかった。ただ、露天風呂はお湯を満たしていなかった。
評価5

 大島温泉は伊豆大島の玄関、元町港近くにあります。
 大島は伊豆半島の東に位置している島です。面積は91.06km2です。また、周囲を約52kmで囲まれた島で、伊豆諸島の中では一番大きな島です。ちなみにこの大島は、宮城県気仙沼市にある大島、和歌山県西牟婁(にしむろ)郡串本町にある紀伊大島、山口県東南部の瀬戸内海にある周防(すおう)大島(屋代島)、長崎県の西彼杵(にしそのぎ)郡大島町にある大島、そして鹿児島県の奄美諸島にある奄美大島などと区別するために伊豆大島とも呼ばれています。こう見てみると、大島と名付けられた島は全国に点在していて面白いですね。
 伊豆大島と呼ばれているから静岡県と思っている人がいるかもしれませんが、伊豆大島は東京都です。それが証拠に、伊豆大島にある車は品川ナンバーなのです。さらに、伊豆諸島は全部の島が東京都になっています。海を隔てた都内といった感じでしょうか。
 大島温泉 湯の宿くるみやに行くには、元町港より約300m直進します。すると、大島一周道路にぶつかります。その交差点を左折し、北上します。あとは大島一周道路を直進します。約500m歩くと大島支庁に着くことができます。その交差点を左に曲がると青木温泉に着くことができるのですが、私が行ったときはやっていませんでした。
 大島支庁前を過ぎ、さらに行くと左側に湯の宿くるみやが見えてきます。
 湯の宿くるみやは温泉旅館ですが、日帰り入浴もできます。静かな大島ですが、湯の宿くるみやあたりはさらに静かで、のんびりとくつろげることができると思います。
 中に入ると誰もいなかったので、「すいません」と声をかけたところ、しばらくしておばさんがやってきました。おばさんは温泉について話してくれました。話によると露天風呂はまだお湯を完全に引いていなくて、満杯ではないとのことでした。でも私は了承してお金を払い、浴場へと向かいました。
 まず、私は内風呂へと向かいました。内風呂は男女別に分かれていました。
 脱衣所で服を脱ぎ、浴場に入りました。浴場には大きな浴槽がどーんと鎮座していました。そしてその近くには窓がありました。その窓は広くて、開放感があふれていました。入口を開けるといきなりの大きな浴槽と大きな窓に、私はびっくりしてしまいました。インパクトのある浴槽と窓でした。そして、窓からは西日がお湯を黄昏色に照らしていました。窓からの西日が私を照らし出して、明るく私を迎え入れてくれているようでした。
 湯口からはどんどんお湯があふれて、浴槽のふちからはどんどんお湯が流れ落ちていました。循環湯ではないとわかりました。すばらしい! 浴槽の中に身を沈めると、ちょうどいい温度のお湯でした。私のほかには誰も入って来ませんでした。貸切状態です! お湯はなめるとしょっぱかったです。どうやらここも元町浜の湯と同じ塩化物泉です。常に新鮮なお湯の中でのんびりと過ごすことができてよかったです。
 内風呂のあと、私は露天風呂の方へと向かいました。露天風呂は内風呂と離れているため、着替えなくてはいけません。このあたりがちょっと不便だなあと思いました。
 露天風呂は宿の外にありました。露天風呂も男女別でした。眺めは元町浜の湯ほど開放的な眺めではないのですが、こちらも天気がよければ富士山が見えるそうです。宿のおばさんが言っていたように、露天風呂のお湯は浴槽を満たしていませんでした。しかし、私は入りました。やっぱりしょっぱいお湯でした。お湯が満たされていなかったのが残念でしたが、内風呂よりも開放的で、いいなあと思いました。
 平成の湯温泉ということは、平成に変わってから(1989年)出てきた温泉だからでしょうか。新しい名称ですが、旅館は情緒がありそうな建物でした。そのギャップが何だかいい感じでした。元町浜の湯と同様に大島の塩化物温泉を堪能できてよかったです。

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