中川温泉 信玄館

温泉名なかがわおんせん
中川温泉
施設名しんげんかん
信玄館
所在地かながわけんあしがらかみぐんやまきたまちなかがわ
神奈川県足柄上郡山北町中川577-6
場所概略東名高速道路の大井松田ICより国道255号線を北上して、そのまま国道246号線を西へ行く。トンネルを越えた清水橋交差点を右折して県道76号線に入り、まっすぐ行く。しばらく行くと右側に下り坂で、コンクリート舗装の道があるのでそれを下る。すると、右側に見える。大井松田ICより約23km。
駐車場専用駐車場あり。15台くらい停められる。無料。
営業時間11:00〜14:00、15:00〜18:00(休日は17:00まで)
料金\1,000
風呂数混浴露天風呂1、男女別半露天風呂各1、男女別内風呂各1
脱衣所男女別各2
泉質アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)
湯色無色透明
問合せ先0465-78-3811
入湯日2002/12/14
感想内風呂のほうは広くて、20人くらいは入れそう。また、外には露天風呂があり、こちらはジャグジーになっている。景色がいい。混浴露天風呂は脱衣所が別なので、女性でも入りやすい。また、壁があり、目隠しにもなっている。
評価5

 中川温泉は丹沢山の南西にあります。
 中川温泉に行くには、東名高速道路の大井松田ICより国道255号線を北上して、籠場IC交差点へ向かいます。籠場IC交差点は立体交差点になっているので、そのまま国道255号線から国道246号線を西へ行きます。国道246号線を約11km西へ行くと、トンネルを越えた先に清水橋交差点という交差点があります。その交差点を右折し、県道76号線(山北藤野線)に入ります。あとは県道76号線を約10km行くと、富士急バスの中川温泉入口バス停の近くに左写真のような門構えの下り坂が現れます。その下り坂を下ると中川温泉 信玄館に着くことができます。
 中川温泉 信玄館は神奈川県の山あいにある温泉施設です。信玄の隠し湯として知られています。信玄の隠し湯というのは甲斐(現在の山梨県)に多いのですが、山梨県以外にも点在しています。その1つがこの中川温泉です。その中川温泉の元湯とされているのがこの信玄館です。
 信玄館の外観はとても立派な建物に見えました。こんな山あいの場所に立派な建物があるので、ちょっと驚きました。
 中に入ると外観にそぐわない立派な施設内でした。施設内は清潔に保たれていて、高級感があるなあと思いました。私は料金を払い浴場へと向かいました。廊下を歩いていてもその清潔感があふれ出ていて、立派な施設だなあと思いました。
 私がまず行った浴場は男女別半露天風呂と男女別内風呂がある「夢幻の湯」です。この夢幻の湯は浴場の男女別が毎日入れ替わるようになっています。
 脱衣所に入るとこれまたきれいでした。本当に来てよかったと思いました。きれいで気持ちいいと感じることができました。
 浴場内に入ると、中は広々としていました。そして、浴槽も広々としていました。浴槽は20人くらい入っても狭いと感じないほどの広さでした。浴場内も清潔感にあふれていました。また、壁一面が窓という感じで、窓が広くて内風呂なのに開放感がありました。
 半露天風呂は内風呂からそのまま扉を開けて行くことができるようになっていました。こちらは屋根が付いている半露天風呂でした。浴槽はそんなに大きくなかったのですが、ジャグジーだったのがよかったです。山間の景色を見ながら入浴することができてよかったです。
 夢幻の湯の入浴を楽しんだあと、私は混浴露天風呂へと向かいました。混浴露天風呂の浴場は「千石の湯」と呼ばれていました。信玄の隠し湯といわれているだけあって、浴場の名前も戦国時代を感じさせる名前でいいなあと思いました。
 千石の湯の脱衣所は男女別でした。混浴露天風呂でも女性が入りやすいようになっているのはいいと思いました。私は男性用脱衣所へ向かいました。脱衣所からは扉や仕切りがなく、浴槽が丸見えの状態でした。浴槽からは温かそうな湯気が立っていました。私が入ってきたときには何人かの男性が入浴していました。
 私は脱衣所で服を脱ぎ、千石の湯の浴槽へと身を沈めました。
 千石の湯は岩で造られた浴槽でした。そして、男女を分けるかのごとく、仕切りが大きく立ちはだかっていました。でも、奥ではその仕切りが空いていて浴槽がつながっていました。そこから男女とも出入りすることができる混浴露天風呂になっています。このあたりは八幡平温泉郷 後生掛温泉と同じような造りになっていました。ただ、後生掛温泉と違うのはお湯が灰色ではなく無色透明なので、お湯に浸かっていても下のほうが見えてしまうことです。そのせいか男性側に来る女性がいませんでした。唯一女性を見ることができたのは、仕切りが空いているところでカップルが並んで入浴している姿を見ることができました。女性はもちろん、バスタオルを体に巻いていました。
 お湯はちょっと熱めでした。あまり長くはいられない場所だと思いました。アルカリ性単純泉だけあって、入ってしばらくすると肌がつるつるになっていきました。でも、循環湯なのが残念です。お湯を楽しむというよりも仲間で楽しむ浴場だと思いました。ただ、景色を見ながら入ることができたのはよかったです。
 しばらく混浴露天風呂を堪能したあと、私は浴場を去りました。
 清潔感があふれ出ていて、そして高級感もあるという点ではすばらしいと思います。首都圏から高速ですぐの場所にあるので、気軽に行けるという点ではいい温泉施設だと思います。皆さんもぜひ行ってみてください。
 また、夢幻の湯千石の湯のほかにも「山色の湯」「水光の湯」「丹青の湯」という3つの貸切風呂があります。こちらは宿泊客のみの利用となっています。宿泊すれば無料で入浴することができます。
 ほかにも15mの温泉プールもあるみたいです。こちらは5月から9月まで利用することができるみたいです。
 貸切風呂は源泉掛け流しですが、夢幻の湯千石の湯は循環湯を使用しています。でも、ガイドブックには源泉掛け流しと書いてあるものもあるのでご注意ください。
 いろいろな温泉施設があるので、宿泊したときは楽しめる場所だと思います。
 ただ、2007年1月28日(日)で混浴露天風呂の「千石の湯」は終了とのことです。今後は男女別露天風呂になってしまうのでしょうか。それとも千石の湯自体がなくなってしまうのでしょうか。いずれにせよ、残念です。

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