温泉名 | ふつかいちおんせん 二日市温泉 |
施設名 | はかたゆ 博多湯 |
所在地 | ふくおかけんちくしのしゆまち 福岡県筑紫野市湯町1-14-5 |
場所概略 | 九州自動車道の筑紫野ICより二日市駅へ向かう途中のすぐにある。電車で行くなら、JR鹿児島本線の二日市駅より徒歩で約5分。西鉄大牟田線もしくは西鉄大宰府線の西鉄二日市駅より徒歩で約10分。 |
駐車場 | 有料駐車場を利用する。\300 |
営業時間 | 9:00〜21:00 年中無休 |
料金 | \100 |
風呂数 | 男女別内風呂各3 |
脱衣所 | 男女別各1 |
泉質 | ラジウム泉(単純放射能泉) |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | 092-922-2119 |
入湯日 | 2001/9/8 |
感想 | 天然温泉なのに、100円という安さは魅力的。内風呂は3つあるが、どれも3、4人入ればいっぱいになってしまう大きさ。一回り大きい浴槽が一番熱かった。 |
評価 | 5 |
二日市温泉は福岡市や太宰府市の南、筑紫野市にあります。
二日市温泉に行くには、九州自動車道の筑紫野ICより福岡市方面へ戻るような形で二日市方面へ向かうと着くことができます。ICから約2kmと近いので、すぐわかります。
また、電車で行くこともできます。電車の場合は、JRだと鹿児島本線の二日市駅で下車します。そこから徒歩で約5分の距離にあります。また、私鉄だと西鉄大宰府線の西鉄二日市駅で降りて、徒歩で行けば着くことができます。こちらの場合は約10分かかります。
JR 二日市駅
ちなみに、JR二日市駅は学問の神様として名高い「太宰府天満宮」への参拝駅です。そのため、駅舎は太宰府天満宮に合わせたものになっています。九州にあまり行ったことのない私にとっては珍しい駅舎だったので、思わず写真を撮ってしまいました(左写真)。でも、大宰府天満宮へ行くにはJRよりも西鉄大宰府線の大宰府駅を利用したほうがもっと近いです。
二日市温泉は、万葉集にも詠まれた由緒ある温泉で、江戸時代には福岡藩の黒田藩主が温泉奉行を置いたほどだそうです。それだけに今でも博多や大宰府方面から来る人も多いそうです。
実際に行ってみるとわかるのですが、二日市温泉は温泉街というわけではなく日帰り入浴ができる温泉施設が3つ並んでいる素朴な温泉地です。温泉施設としては「博多湯」、「御前湯」、そして「バーデンハウス」があります。私たちはそのうちの博多湯に入ることにしました。
博多湯は、外観は銭湯のような建物で、何だか懐かしいという感じでした。中に入ると、番台、ではなく受付におばさんが座っていました。この造りも銭湯みたいです。そのおばさんに料金を払いました。入湯料は100円です。私には信じられませんでした。今どき100円の入湯料で運営しているなんて! 安い!!
受付から奥が男女別の浴場になるのですが、男性用の脱衣所が受付から丸見えです。扉で閉ざされて脱衣所だとわかるのですが、その扉の上半分が透明なガラスなので丸見えなのです。でも、脱衣所にいる皆さんはおかまいなく衣類を脱いでいました。まあ、男性だからできることですね。結局、私たちも彼らの仲間入りとなり、一緒に脱いでいました。(^o^)
地下に降りるような階段があり、それを降りると浴場になっていました。お風呂は全部で3つありました。どれも小さな浴槽で、3、4人入ればいっぱいになってしまうほどでした。でも、浴槽のわりには浴場が広くて、休憩したいときにくつろげる場所があるのがいいと思いました。シャワーなどもなく、すっきりしたシンプルな浴場でした。
3つの浴槽全てに入ったのですが、どれもつるつる感が残るいいお湯でした。でも私がもっと感心したのは、掛け流しだということでした。湯口からはじゃんじゃん透明なお湯が出てきて、浴槽の上からどんどんお湯があふれ出ていました。湯量が多いからできることで、これを100円でしてしまう博多湯には畏敬の念を抱いてしまいました。
シンプルだけど素晴らしい、まさに"Simple is best."を謳っている温泉でした。とてもよかったです。