温泉名 | うんぜんおんせん 雲仙温泉 |
施設名 | うんぜんすぱはうす・びーどろびじゅつかん 雲仙スパハウス・ビードロ美術館 |
所在地 | ながさきけんうんぜんしおばまちょううんぜん 長崎県雲仙市小浜町雲仙320 |
場所概略 | 長崎自動車道の諫早ICより国道207号線を東へ行く。国道57号線に入り、国道251号線との交差部を南へ行く。国道251号線との重複区間を進むことになる。木場交差点で県道128号線に入り、上り坂を行く。県道128号線の突き当たりを右折して、国道57号線に入る。右カーブを曲がった先にある。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。10台くらい停められる。無料。第2駐車場もある。 |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
料金 | \800 |
風呂数 | 男女別露天風呂各1、男女別内風呂各5、男女別水風呂各1、男女別サウナ各1 |
脱衣所 | 男女別各1 |
泉質 | 硫黄泉(硫化水素型) |
湯色 | 白濁色、薄みがかった黄色 |
問合せ先 | 0957-73-3131 |
入湯日 | 2003/8/22 |
感想 | 美術館に併設されている温泉施設。露天風呂は空気に触れているため白濁していた。硫黄泉という感じ。内風呂はあまり空気に触れていないためか薄みがかった黄色をしていた。大きい内風呂のほかにヒノキ風呂(2個)、屋久杉を使った木の浴槽が2つあり楽しめる。サウナ、水風呂もある。 |
評価 | 5 |
雲仙温泉 雲仙スパハウス・ビードロ美術館は、私が「一人旅 −九州へ−」編で28番目に行った温泉です。そして、19番目に入った温泉です。
雲仙温泉は雲仙岳にあります。
雲仙温泉に行くには、長崎自動車道の諫早ICより国道57号線を東に向かいます。この国道57号線は雲仙岳を横断し、長崎県島原市まで続いています。そして、その先は熊本県宇城市三角町(うきしみすみまち)(旧、宇土郡三角町)までつながっています。さらに、熊本県宇城市三角町から大分県大分市までつながっている国道です。長崎県島原市から熊本県宇城市三角町からまでは海上ルートになっています。
その国道57号線をひたすら行くと、諫早ICより約31kmで小浜温泉に到着することができます。
小浜温泉を通り過ぎてさらに国道57号線を行くと、カーブが多い道になります。雲仙岳に向かう上り坂の道になります。その上り坂をひたすら進んでください。小浜温泉より約12kmで雲仙温泉に着くことができます。
ちなみに、雲仙岳というのは、普賢岳、国見岳、妙見岳の3峰と、野岳、九千部岳、矢岳、高岩山、絹笠山の5岳からなる山々の総称です。「三峰五岳の雲仙岳」と呼ばれています。
雲仙温泉 雲仙スパハウス・ビードロ美術館は雲仙温泉の入口にある温泉施設です。国道57号線を走っていると左側にあります。郵便局の向かい側にあります。
雲仙温泉 雲仙スパハウス・ビードロ美術館は2005年10月10日までは南高来郡小浜町にありましたが、現在は雲仙市にあります。南高来郡国見町、南高来郡瑞穂町、南高来郡吾妻町、南高来郡愛野町、南高来郡千々石町(ちぢわちょう)、南高来郡小浜町、そして南高来郡南串山町は2005年10月11日より、合併して雲仙市になりました。
雲仙スパハウス・ビードロ美術館は写真のとおり西洋風の建物です。美術館も兼ねているので建物はおしゃれですね。(^o^)
中に入るとガラス製品が多く並んでいました。きれいだったのですが、私はガラス製品よりも温泉のほうに興味があったので、温泉に入るための入口のほうへ足を進めました。
温泉用の入口で料金を払い、私は脱衣所へと向かいました。脱衣所は普通の脱衣所でした。美術館だからと言って特別なものはありませんでした。
浴場は結構広かったです。その広い浴場に5つの内風呂の浴槽がありました。1つは大きい浴槽でした。その浴槽内には薄みがかった黄色い色のお湯が満たされていました。
最初、私はその色を見てナトリウム−塩化物泉、いわゆる食塩泉かなと思いました。でも、硫黄泉とのことでした。硫黄泉では珍しい色をしているなあと思いました。
お湯の中には白い湯の華が沈んでいました。少し浴槽が浅かったのが気になりました。
大きい浴槽のほかには「ヒノキ湯」と呼ばれいてる浴槽が2つありました。こちらは浴槽がヒノキで造られた浴槽です。
また、「屋久杉湯」と呼ばれている浴槽が2つありました。これらの浴槽は樹齢2,000年以上の屋久杉の幹をくりぬいて造られたものだそうです。屋久杉とは、もちろん鹿児島県の屋久島に自生する天然杉のことです。
一般に、杉の樹齢は500年程度と言われています。しかし、屋久杉は樹齢2,000年以上の大木が多いそうです。これは屋久島の降雨が多く湿度が高いという気候によるものとされています。そのため、屋久杉は延命長寿の象徴とされているそうです。
実際に入ってみると大きい! 浴槽全体が幹でできているので、樹齢2,000年以上の屋久杉の幹の大きさがわかります。延命長寿を願いつつ、とてもいい感じで入浴できました。
でも、鹿児島県の木をなぜ長崎県まで持ってきているのかはわかりませんでした。
最後に、私は露天風呂へと向かいました。露天風呂のお湯は白濁色でした。これなら硫黄泉!とはっきりとわかるくらいの白濁色でした。空気の触れ方によってこうも色が変わってしまうなんて、珍しいお湯だと思いました。
露天風呂はそんなに大きくない浴槽だったのですが、誰もいなかったのでのんびりとすごすことができました。
露天風呂でゆっくりと過ごしたあと、私は雲仙スパハウス・ビードロ美術館をあとにしました。
それにしても、なぜ美術館の中に温泉があるのか、いまだに謎です。(*_*)
[追記]
なかおっちさんからの書き込みがありました。
雲仙温泉 雲仙スパハウス・ビードロ美術館は、できた当初は温泉だけの施設だったそうです。美術館はあとから付け足されたとのことです。
書き込みしていただいたなかおっちさんにこの場を借りて厚く御礼申し上げます。m(_ _)m