温泉名 | おりーぶおんせん オリーブ温泉 |
施設名 | まんてんのゆ 満天の湯 |
所在地 | かがわけんしょうずぐんとのしょうちょうこう 香川県小豆郡土庄町甲1360-10 |
場所概略 | 土庄港より国道436号線を南東に行く。県道254号線との交差点を右折して、県道254号線を南下する。突き当りのT字路を右折する。しばらく行くと、左側にある。 |
駐車場 | マルナカ新土庄店との共同駐車場を利用できる。750台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 月曜日〜木曜日、日曜日、および祝日 11:00〜21:00、金曜日〜土曜日 11:00〜20:30 火曜日定休日 |
料金 | \1,100 |
風呂数 | 男女別露天風呂各1、男女別内風呂各2、男女別水風呂各1、男女別サウナ各2 |
脱衣所 | 男女別各1 |
泉質 | カルシウム・ナトリウム−塩化物泉(高張性弱アルカリ性冷鉱泉) |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | 0879-61-1136 |
入湯日 | 2025/9/6 |
感想 | 内風呂はジャグジー風呂とジャグジーではない内風呂があった。ジャグジー風呂はただのお湯だった。ジャグジーではない浴槽は温泉だった。温泉は口に含めると、温泉の苦みがあり、温泉に入っているという実感があった。露天風呂は広々としていて、ちょっとぬるめで、長湯には最適。こちらも温泉の味がしてよかった。露天風呂からは海が見えるのもすばらしかった。加水なし、加温あり、循環・ろ過あり、入浴剤なし、そして消毒処理あり。源泉温度21.5度C。pH値7.6。 |
評価 | 5 |
日帰りで離島の温泉に行きました。その離島とは、小豆島(しょうどしま)です。
小豆島は瀬戸内海にある島です。香川県の島になります。瀬戸内海では淡路島に続き、2番目に大きな島です。
小豆島ですが、正確には2つの島で構成されています。土渕(どふち)海峡の東側の島が「小豆島(小豆島本島)」になります。土渕海峡の西側の島は「前島」と呼ばれています。ただ、一般的には小豆島本島と前島を含めて「小豆島」と呼ばれています。そのため、このページでも小豆島本島と前島を含めて「小豆島」と記します。
小豆島には空港がありません。また、本州あるいは四国からつながっている橋梁やトンネルもありません。そのため、小豆島に行くには本州あるいは四国から船で行くことになります。
小豆島に行く船(フェリー)は、本州からだと、神戸港、姫路港、新岡山港、そして宇野港から出航しています。なお、日生港(ひなせこう)からも出航していたのですが、2023年12月1日より運航休止となっています。また、四国からだと高松港と高松東港から出航しています。そのため、これらの港まで行けば、フェリーで小豆島に行くことができます。
小豆島にはフェリーが到着する港が4つあります。土庄港(とのしょうこう)、池田港、坂手港、そして福田港になります。ちなみに、以前は大部港(おおべこう)にもフェリーが到着していたのですが、日生港からのフェリーが運航休止になっているので、2025年9月時点では4つの港にフェリーが到着しています。このうち、土庄港がフェリー便数が一番多い港になります。
首都圏から小豆島へ行く場合、神戸港、姫路港、新岡山港、高松港、そして高松東港からフェリーに乗るのが便利です。これらの港は鉄道の駅や空港が近くにあるからです。
下表は、神戸港、姫路港、新岡山港、高松港、そして高松東港への行き方をまとめた表になります。下表以外にも、高速バスを利用して行く方法や自家用車で行く方法などがありますが、ここでは省略します。
出発港への行き方一覧表
出発港 交通機関 駅または空港 駅または空港から出発港への交通手段 到着港 フェリー便数 神戸港 新幹線 新神戸駅 地下鉄で三宮駅まで行き、
三宮駅から連絡バス坂手港 1日3便 飛行機 神戸空港 ポートライナーで三宮駅まで行き、
三宮駅から連絡バス姫路港 新幹線 姫路駅 路線バス 福田港 1日7便 新岡山港 新幹線 岡山駅 路線バス 土庄港 1日8便 飛行機 岡山空港 バスで岡山駅まで行き、
岡山駅から路線バス高松港 在来線 高松駅 徒歩 土庄港
池田港土庄港行フェリーは1日15便
土庄港行高速艇は1日15便
池田港行フェリーは1日11便飛行機 高松空港 リムジンバス 高松東港 在来線 高松駅 無料バス 坂手港 1日3便 飛行機 高松空港 リムジンバスで高松駅まで行き、
高松駅から無料バス
小豆島に行くのに便利なのは、上表からもわかるとおり、高松港になります。フェリー便数がほかの港よりも多く、高速艇もあります。到着港も土庄港と池田港を選ぶことができます。また、駅からは徒歩で、空港からはリムジンバスだけで行くことができるというのも便利です。
というわけで、私たちは飛行機に乗って、高松港経由で小豆島に行くことにしました。寝台列車の「サンライズ瀬戸・出雲」などの在来線を利用して高松駅まで行く方法もあるのですが、時間がかかりすぎてしまうので止めました。
羽田空港から高松空港に行く飛行機は2025年9月時点で、全日本空輸(全日空、ANA)と日本航空(JAL)が運航しています。所要時間は片道約1時間15分です。
今回も、東京都の八丈島に行ったときと同じように、早めに予約すると安くなる「早割運賃」制度を利用しました。この制度ですが、以前は「旅割」あるいは「特割」と呼ばれていたのですが、2025年9月時点では、ANAだと「ANA SUPER VALUE」という名称になっています。
私は「ANA SUPER VALUE 28」で搭乗券の予約をしました。さあ、準備は整いました。八丈島と同じように、小豆島日帰り弾丸旅行の決行です!
私たちは羽田空港から高松空港に行きました。高松空港からはリムジンバスに乗って高松港に行くことになります。
高松空港では、高松空港限定で「小豆島バス&フェリー往復割引チケット」が販売されています。これは高松空港から高松港へのリムジンバス乗車券と高松港から小豆島へのフェリー乗船券の往復分がセットになったチケットです。大人で往復2,900円になります。
高松空港から高松港へのリムジンバス乗車券の料金は、大人で片道1,000円です。往復だと2,000円です。
高松港から小豆島へのフェリー乗船券の料金は、大人で片道700円です。往復だと、高松港と土庄港の場合は往復割引が効いて1,330円です。
上記を別々に購入すると、往復で3,330円になります。ということは、「小豆島バス&フェリー往復割引チケット」は430円お得になります。微々たるものですが、お得なので私たちは購入しました。
高松空港から小豆島に行くのであれば、「小豆島バス&フェリー往復割引チケット」がおすすめです。
私たちは高松空港からリムジンバスで高松港に行きました。
高松港はJR高松駅から歩いて約7分のところにあります。電車で行っても近くに港があるのはいいですね。
高松港からは小豆島フェリーのフェリーに乗って、土庄港に向かいます。
そのフェリーですが、『からかい上手の高木さん』のラッピングフェリーになります。
『からかい上手の高木さん』は、山本崇一朗先生による漫画です。アニメ化およびアニメ映画化もされています。また、実写ドラマ化および実写映画化もされています。
原作の漫画では舞台が特に明記されていないのですが、アニメおよび実写では、山本崇一朗先生が小豆島出身ということで、小豆島が舞台となっています。
私が小豆島に行く理由は温泉に入ることなのですが、もう一つ目的があります。それは、『からかい上手の高木さん』の聖地巡礼です! 温泉と聖地巡礼を兼ねて、今回の旅行を企画しました。もちろん、『からかい上手の高木さん』のラッピングフェリーも聖地巡礼の一環として乗船したのです。
フェリー内は『からかい上手の高木さん』で登場したキャラクターたちがいたるところにラッピングされていました。ファンにはたまらないフェリーでした。
高松港から約1時間、フェリーが土庄港に着きました。
土庄港に着いて「とのしょうBASE」に寄ったあと、私たちはレンタサイクルで自転車を借りました。自転車を借りた場所は、土庄港観光センターです。1日500円で借りることができます。ただ、保証料金として1,000円預ける必要があります。自転車を破損・パンクなどしなければ自転車返却時に保証料金の1,000円が戻ってきます。自転車は電動式ではない自転車でした。
自転車に乗って、私たちはまず昼食を食べに行きました。
昼食は「小豆島ラーメンHISHIO 小豆島エンジェルロード店」でラーメンを食べました。
私は「醤(ひしお)そば」と「煮玉子」を頼みました。950+180=1,130円でした。
スープを飲むと、豚骨ベースの醤油が入った優しい味のスープでした。麺は細いストレート麺でした。おいしかったです。
昼食を食べたあとは、いよいよ温泉です! 私たちはオリーブ温泉 満天の湯に行きました。
オリーブ温泉 満天の湯はお客さんが少なかったです。
私としては、露天風呂がよかったです。露天風呂は温泉で、口に含めると温泉の苦みが感じられました。お湯はちょっとぬるめで、快適でした。また、露天風呂からは海を見ることができて、景色がとてもよかったです。
内風呂の大浴槽です。こちらは温泉でした。
内風呂のジャグジー風呂です。こちらはただのお湯でした。
温泉に入ったあとは、『からかい上手の高木さん』の聖地巡礼です!
私たちが聖地巡礼で行った主な場所を以下に記します。
とのしょうBASE
とのしょうBASEは、土庄港の高速艇のりばの2階にあります。
『からかい上手の高木さん』の聖地巡礼の前に寄るべき場所です。当然、私たちも寄りました。
私たちがとのしょうBASEに行くと、若い男性たちがいました。私たちと同じように聖地巡礼に来ているみたいでした。仲間だと思ったのですが、「思ってったって言わないけどね。」という感じで、声は掛けませんでした。
エンジェルロード(天使の散歩道)
『からかい上手の高木さん』のアニメ1期および3期のオープニングで登場しました。
エンジェルロード(天使の散歩道)は、干潮時に余島と陸続きになる砂の道です。大切な人と手をつないで渡ると願いが叶う、あるいは道の真ん中で手をつないだカップルは幸せになれると言われている場所です。
恋人同士で手をつないで歩けば、まさに「スキマはゼロセンチメートル」です。
ちなみに、余島とは、弁天島、中余島、小余島、そして大余島を総称した島々の名称です。小豆島の前島から南へ、弁天島、中余島、小余島、そして大余島が並んでいます。ただ、弁天島は埋め立てにより前島と陸続きになっています。
弁天島には「恋人の聖地 約束の丘展望台」があり、エンジェルロードを背景に幸せの鐘を鳴らすことができます。
鹿島明神社
『からかい上手の高木さん』のアニメで、多くのカットが登場した神社です。アニメ1期および2期のオープニングや、西片と高木さんが、雨宿りをしたり、体操着を交換して着用したり、背比べをしたり、そしてネコと遊んだりと、二人で一緒にいることが多かった場所です。
土渕海峡
『からかい上手の高木さん』のアニメ2期の11話の「お土産」で登場しました。西片と高木さんが並んで歩いていた場所です。
土渕海峡は、小豆島本島と前島を隔てる海峡です。前島の土庄地区と小豆島本島の渕崎地区の間にある海峡なので、土渕海峡と呼ばれています。世界で最も狭い海峡として、ギネス世界記録に認定されています。最も狭い箇所は9.93mになります。
ブックスことぶき
『からかい上手の高木さん』のアニメ1期の5話の「本屋」や3期のオープニングで登場しました。西片が少女漫画『100%片想い』を買った本屋です。
富丘八幡神社
『からかい上手の高木さん』のアニメ2期の12話の「夏祭り」や3期の10話の「初詣で」で登場しました。西片と高木さんが手をつないだ階段があります。
アニメでは、高木さんが階段上から西片を「まっすぐ見ていたのよ」という場面が印象的でした。
神社からは壮観な海の景色を見ることができます。
ちなみに、上の一番右の写真で、海の中に浮かんでいる小さな岩のような島がありますが、これは「小豆島」と書いて「あずきじま」と呼ばれている島です。
BASILICO CAFE(バジリコカフェ)
『劇場版 からかい上手の高木さん』で登場したペットショップのモデルになったお店です。本来はカフェになります。
私はニューヨークチーズケーキのセットで、「ばいせん上手の加納さん」というコーヒーを頼みました。明らかに『からかい上手の高木さん』を意識した名前のコーヒーです。
バジリコカフェ内には、『からかい上手の高木さん』のグッズとインコのぬいぐるみが置いてありました。
離島の温泉にも入れて、『からかい上手の高木さん』の聖地巡礼もできて、非常に満足な日帰り旅行でした。