「討論のある授業」の実際
◇「何と言って、弟や妹をなだめたか」を自学に書かせておきました。
やはり、自分に弟や妹がいる子は、「なだめる」ように書いていましたね。
自分ががまんしないと、なかなかなだめられない、ということを
知っているのでしょう。
これじゃあ、ますます弟、妹が暴れ出す、みたいな言い方もあり、
読むだけでたくさんの笑いがありました。
さて、今日は二の場面で、おみつさんが自分でわらぐつを作った場面です。
おみつさんは、自分が作ったわらぐつのどこを見ているか。
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黒板いっぱいに、ずら〜っと書かせていきました。
本当に黒板いっぱいになりました。
・きっちりと編みこまれているかどうか。
・わらぐつの底・底の所
・じょうぶかどうか。
・右と左の形、大きさ
・上からつま先まで
・足首の上の所
・つま先
・二つのわらぐつ全体
・すき間があるかどうか
・わらぐつの右と左
・足首
これらが、意見の交流の後に残ったもの、
どれも正しいとされたものです。
「違う」とされたものもありました。ここが勉強なんですね。
この後、次のように言いました。
「まだ大事なことが出ていません。まとめると、何ですか?」
ノートに書いて持ってこさせました。なかなか正解者は出ません。
わらぐつの部分ではなく、全体をまとめて言う言葉だからでしょう。
Tさんが一番、Tさん二番目に正解しました。
答えは、「格好」です。
Bさんが書いてきた「外見・見た目」という言葉も紹介しました。
(Mさん)たったのわらぐつなのに、こんなにいっぱいあるとは思いませんでした。格好を見るとは当たり前のように思えました。いっぱい出たなあ〜。 |
(Hさん)六つ書いてみたけど、二つが違っていた。黒板にあったものでもわからないのが三つぐらいあった。
おみつさんは、小さなことを気にするんだなあと思った。それは、私と同じ。 |
(Nさん)最後に、「これをまとめてなんだ!」と小林先生が言い、教科書を見ると、最初「不格好」だと思ったら、ちょっと変だったので「格好だ!」と思って書いてみたら、T君が並んでいたのでピンチ!最初に○をもらえると思っていたのに!でも、2番目でも○はもらえた。
本当に、このお話の主題は何だろうな。
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Nさん、なかなか鋭いです!
実は、「主題」を考えるために、少しずつ区切って勉強しているんです。
そろそろ、何か感じてきたかな?
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