木曽森林鉄道 坊主岩周辺レイアウト パート1






坊主岩で折り返してあの急な勾配を空車や木材を満載した貨車を、5tDLが上り下りするシーンを模型で再現したくな
りこの企画を開始しました。実物はかなり急ですが模型化にあたって、かなりの急勾配にしてしまうと車両に負担をか
けるおそれがあるので、無理のない高低差に収めたいと思います。ボードの寸法は300o×1200oで製作しようとし
たんですが、実際ポイントを並べて考えてみるとコーナーの部分があまりにも急すぎるので、50o増やして350o×1
200oにすることにしました。このサイズだとある意味小坊主岩になるんでしょうか。この寸法に収めるのである程度
は妥協しなくてはいけない部分も出てきます。450o×1200oなら手前の建物を建てられそうなんですが、でかすぎ
て重くなることが目に見えているので省略したいと思います。でもその方が作業効率もよくなりそうなので・・・。

それでは紹介したいと思います。




簡易的ですが軌道図を書いてみました。実物の坊主岩と比べると停車場の本数が足りなかったり、短すぎたりしますが、この小さなスペースに収
める訳なので仕方ないのですが、タイトルも坊主岩風なので不陰気を楽しむということにしました。折り返し線の部分はギャップを取り、ギャップ区
間を走らせる時は原始的ですが、上りと下り用の押しボタンスイッチを設け、車両はギャップ上に一旦停止するようになってしまいますが、下りは下
り、上りは上りのボタンを押した時だけ電流が流れるようにします。レールの構成は基本的に走らせて楽しむ事が前提なのでエンドレスにしまし
た。使用レールはポイント・フレキシブル全て篠原製です。2004.7.11




勾配を作るためレールを乗せるボードを継足し継足しもいいのですが、レールをスムースに引きたいので一枚ボードを切り出します。200.7.18




本ボードに切り出したボードを貼り付け、背景ボードも貼り付けます。勾配は4%くらいでしょうか。2004.7.24




レールを万能ボンドで貼り付けていきます。背景ボードは建物用の水性白塗料で塗ります。2004.7.25




まぁ上から見るとこんな感じです。実際の坊主岩からするとかなりのショートで縮小版なんですけど...。ガーター橋の部分は今は枕木がついて
いますが、実物の物は枕木がかなり長めなので、レールだけ使用して枕木は角棒を使用してみたいと思います。2004.7.25




配線をします。電源はやっぱり自己流のワニ口クリップ方式です。引き返し線のギャップ部分は当初SWを2個で済ませようとしていたんですが、
実際配線をしてみると混線してしまうため、SWをもう2個増やし1線1ボタンとしました。1ボタン2極の物を使えばOKだったんですけど...。もっ
たいないのである物を使用したいと思います。わかりやすくするため、プラ板で2つのボタンを固定してしまいました。

裏の配線はこんな感じです。2004.7.29




配線も終わったのでさっそく試運転と言いつつ遊びます。空車の方は軽いため順調なんですが、満載車はちょっときつい感じです。

勾配がちょっときつすぎたかなぁと反省。2004.7.29




カーブの所に補助レールを瞬間接着剤で貼り付けていきます。2004.7.29




鉄橋部分にトミックスのコルクボードを貼り付け、周りも発泡スチロールを重ねて岩風に見立てていき、地面にも発泡スチロールを盛り付けます。

ボードの隙間の各所に木工ボンドを薄めた水溶液に浸した、2.5cm×5cmの新聞紙を貼り付けて隙間を埋めていきます。2004.7.31




枕木を塗るんですが、ポイントの電気の接点部分にマスキングテープを貼り、塗装による接点不良防止をします。イメージ的には茶色系だったんで
すが、資料を見ると灰色系で新生当時っぽいので、タミヤのデッキタンでスプレー塗装し、レールはフラットアースを筆で地道に塗っていきます。バ
ラストはまずトミックスのライトグレーのバラストを適度にまいていき、乾いたらカトーの灰色(細目)のバラストを仕上げとして綺麗にまいていきま
す。2種類を混ぜてまいた方がいい感じになります。乾いたら軌道・バラストに溶剤でかなり薄めたフラットブラックをウエザリングとして塗っていき
ます。ちょっと濃すぎたかななんて...。2004.8.9