残暑見舞いにかえて―――


 
 

夏の日の夕暮れ

藍色に染まる空
僅かに水分を含んだ風が肌を撫でる
涼しげな風
小さく聞こえてきた虫の声に、耳を澄ます
軽やかな音色
涼しげな声
次の季節を感じさせる気配

夏の終わりの夜の出来事