新編こどもとり図鑑
コブハクチョウ
プロローグで書いたコブハクチョウは本来の日本の鳥ではなく外来種なのです。日本へは早くから観賞用の鳥としてヨーロッパから輸入されたものである。本来はヨーロッパ中部などに生息し、一部は越冬地(えっとうち)に渡る。生態系から見れば日本では繁殖してほしくない鳥ではある。全国各地の公園やお堀(おほり)などに放し飼いにされていて優美な姿を見せている。霞ヶ浦や各地の湖沼で話題になっている野生化したかご抜け鳥の代表である。全身が白く細長い首。オレンジ色のクチバシで基部(きぶ)には黒いコブ。泳ぐときには少し翼をもち上げて泳ぐ姿は最高である。暖かくなると側にヒナを連れて泳ぐ姿は又特別なものがある。霞ヶ浦周辺では十数年前から繁殖が始まった。はじめは野生のコブハクチョウが繁殖かと思っていたが、最初の繁殖は近くのゴルフ場で飼われていたものが逃げ出して繁殖をしたものです。北浦の大生(おおう)の湖岸(こがん)にはこのコブハクチョウが渡りをする越冬地としてよく知られている。このコブハクチョウは北海道・苫小牧のウトナイ湖で繁殖したものが渡ってくる。
   
この写真はコブハクチョウが霞ヶ浦を北上、
中岸の安食の湖畔で繁殖したものである。
当時、中岸にコブハクチョウが誕生のニュースをスクープしたものである。
このころは霞ヶ浦でのコブハクチョウの繁殖を追いかけていた真っ最中。
次から次へと繁殖が確認された。

湖岸の葭原で子育て

一之瀬川での繁殖

かなり大きくなった

流れ込む川で

ヒナを連れたペアー

もはや若鳥

時にこんなポーズも

時には突進することも・・・
新編こどもとり図鑑
0.標識鳥 1.コブハクチョウ 3.オオハクチョウ 4、コハクチョウ 5.コクチョウ




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