せっかく良いスピーカーや、CDプレイヤーを買っても、アンプが良くなければ、スピーカーやCDプレイヤーの良さを十分に発揮する事ができません。スピーカーを鳴らしきれない、とか、音に力が無いという事になってしまいます。音質の傾向も、アンプによってほとんど決まってしまいます。メーカーや機種によって、音質の傾向があるので、自分の好みに合った音質のものを選びましょう。他のオーディオ製品でも同じですが、値段の差が音の差になります。特に低価格の商品は低音が出ないので、十分な低音が欲しい方、スピーカーを鳴らしきりたい方は、10万円前後の価格帯から上を狙いましょう。
アンプの選び方
基準は色々ですが、いい音のアンプを選ぶ上で一番分りやすいのは、重いアンプを選ぶということ。アンプ本体の重量が軽いと、音楽再生時の音の振動で、音の歪みの原因になります。振動の影響を受けないような設計になっている為に、20kgから30kgもの重量があるとも言えます。本格的なオーディオを目指すなら、10kg以上のアンプを選んだ方がいいと思います。
新品と中古品
オーディオアンプを買う場合、すでに製造終了になってしまった製品は、中古品でしか手に入りません。できれば、オーディオショップで、ちゃんとメンテナンスした商品を購入した方がいいでしょう。アンプは比較的に故障しにくいオーディオ機器ですが、年数の経過による消耗、故障などはつき物です。オークションなどで格安で購入するという手もありますが、オークションで購入する際も、オーディオ製品の扱いに慣れている出品者、オーディオ製品をメインに出品している人や、ショップから購入した方が、安心できます。新品の場合は、メーカー保証もあるので安心です。
音楽ジャンルで選ぶ
日本で最も人気が高いのが、DENONとマランツ、一般的に、DENONはロック、ジャズ向き、マランツはクラッシク向きと言われています。DENONのアンプは、繊細な表現力がありながら、ドラムやベースなどの低音楽器の音にパワーと躍動感があり、ドラムやベースの音が収録されているロック、ジャズ、ポップスに向くとされています。一方マランツは、多くのコーラスや楽器で構成されている音楽でも、一つ一つの音をクリアに再生する解像度の高い音が持ち味ですが、低音が弱いと言われていて、この特長から、クラッシク向きと言われています。