二股ラジウム温泉 二股らぢうむ温泉

温泉名ふたまたらじうむおんせん
二股ラジウム温泉
施設名ふたまたらじうむおんせん
二股らぢうむ温泉
所在地ほっかいどうやまこしぐんおしゃまんべちょうおおみね
北海道山越郡長万部町大峰32
場所概略長万部市街地より国道5号線を北上する。道道842号線との交差点を左折して、道道842号線に入る。あとは看板に従う。途中、未舗装道路あり。
駐車場専用駐車場あり。20台くらい停められる。無料。
営業時間7:00〜21:00
料金\1,000
風呂数混浴露天風呂2、混浴プール1、混浴内風呂4、男女別内風呂各2
脱衣所男女別各2
泉質ナトリウム・カルシウム−塩化物泉
湯色濁った深緑色
問合せ先01377-2-4383
入湯日2004/9/20
感想石灰層はすばらしい。見ることができてよかった。混浴風呂は階段を下りる手前で合流するようになっている。混浴プールは広く、15mくらいあり、泳いでしまった。混浴内風呂は4つあり、2つは1.2mくらいの水深がある。しかし、私が行ったときにはお湯が満たされていなかった。男女別内風呂の1つも水深が1.2mくらいあった。もう1つは誰も入っていないのか、濁っていた。すべて感動的だった。
評価5

 二股ラジウム温泉は、私が「一人旅 −北海道へ2−」編で23番目に行った温泉です。そして、22番目に入った温泉です。
 二股ラジウム温泉は長万部市街地の北西にあります。
 二股ラジウム温泉に行くには、長万部市街地より国道5号線を北に向かいます。
 ちなみに、この国道5号線は北海道の国道によくある別名を持っています。別名は羊蹄国道です。その名の由来は羊蹄山の近くを通るからだと思います。
 この羊蹄山ですが、いろいろと別名があります。後方羊蹄山蝦夷富士(えぞふじ)、真狩山(まっかりさん)、そしてマチネシリ(マテネシリとも)などがあります。
 後方羊蹄山の呼び方は「こうほうようていざん」と呼ぶ方もいますが、正しくはそうではないみたいです。「しりべしやま」と呼ぶのが正しいそうです。う〜ん、沖縄もそうだけど、北海道の地名は読めませ〜ん!(T_T)
 日本百名山の呼び名としては、この名が記されています。
 後方ということは前方もあるのかと思う方もいますが、あります! それが南東にある尻別岳(標高1,107m)です。尻別岳は別名、前方羊蹄山と呼ばれています。昔の人はこの2つの山を夫婦とみなしていたそうです。
 蝦夷富士というのは主に地元の人たちが呼んでいる名前です。その名のとおり、富士山に似た形をしているからです。稚内温泉 童夢にも書いたのですが、利尻山を利尻富士と呼んでいるのと同じですね。(^o^)
 マチネシリというのはアイヌ語で、意味は雌山(女山)だそうです。雌山(女山)ということは当然、雄山(男山)もあるわけで、それが先ほど書いた尻別岳になります。こちらはアイヌ語でピンネシリというそうです。ピンネシリ温泉 ホテル望岳荘に書いた枝幸郡中頓別町にある敏音知(ぴんねしり)岳と同じ名前ですが、場所がまったく違います。混同しないようにしてください。
 いろいろと呼び名はあるのですが、1969年(昭和44年)の国土地理院の地形図からは地元の要望により羊蹄山と記されるようになりました。
 しかし、私が持っている2006年発行の日本道路地図には「後方羊蹄山」と書いてありました。う〜ん、この地図は日本百名山を参考にしているのかな。
 話がそれてしまいました。元に戻しましょう。
 国道5号線を約10km行くと二股ラジウム温泉の案内板が見えるので、左折します。道道842号線に入ります。途中で未舗装箇所もありますが、その道を道なりに行けば、二股ラジウム温泉 二股らぢうむ温泉に着くことができます。
 二股らぢうむ温泉は有名な温泉施設です。東京からのバスツアーなども行っています。そのため、観光名所となっています。
 以前はドーム型の屋根の浴場があったそうですが、私が行ったときにはありませんでした。老朽化で壊してしまったそうです。

 脱衣所は男女別に分かれていました。脱衣所を出ると下り階段があり、そこから男女が一緒になる仕組みでした。
 私はまず混浴内風呂の浴場に行きました。浴場には4つの浴槽がありました。でも、2つの浴槽にはお湯が入っていませんでした。
 混浴内風呂はそれぞれ温度が違っているそうです。私が行ったときは2つしかお湯が入っていなかったのですが、この2つとも温度が違いました。それぞれの好みで入浴できるということですね。
 内風呂のあと、私は混浴露天風呂に行きました。混浴露天風呂は2つありました。そこから石灰華を見ることができるようになっていました。
 ここの名物はやっぱり石灰華! 石灰華とは石灰の湯の華が何層も重なって造られた天然の造形物です。これを見ながら入浴できるのはすばらしいですね。
 石灰華はかなり大きいものでした。こんな大きいものになるのに何年かかるの?と思うくらいでした。まるで巨大な岩のようでした。
 写真を撮りたかったのですが、人が多すぎて撮れませんでした。結構混んでいるのね。(T_T) カップルも入ってきて石灰華に見入っちゃっているし、撮影できる状況ではありませんでした。
 泉質はナトリウム・カルシウム−塩化物泉。石灰華の成分であるカルシウムが多く含まれているようです。また、ナトリウム−塩化物泉ということで、なめると少ししょっぱかったです。
 混浴露天風呂の隣には別の浴場があり、その中にはプールがありました。深さは約1.2mとのことでした。
 プールといっても中は温泉です。ちなみに、泳ぐための浴槽ではありません! 歩行浴するための浴槽です。でも、私は誰もいなかったので泳いじゃいました。ごめんなさい。m(_ _)m
 ここの温泉は、椎間板ヘルニアには抜群の効果を発揮するようです。そのためにこのプールのような約1.2mの深さの浴槽があるみたいですね。

 最後に男女別内風呂に行ったのですが、誰もいませんでした。こちらはぜんぜん人気がないようです。男性陣はみんな混浴のほうに行くみたいですね。人気がないためか、お湯も掛け流しにしていないように見えました。2つある浴槽の1つはお湯を滞留させているだけじゃん!という感じでした。こちらはいまいちでした。

 今の二股らぢうむ温泉は観光地のような感じなっていて、秘湯ムードはあまり感じられませんでした。
 でも、お湯は掛け流しですばらしいものでした。また、石灰層も健在で、その存在を充分に感じさせてくれました。写真で見るよりも迫力ありました。
 皆さんも写真ではなく、実物を見に行ってみてください。

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