温泉名 | かわゆおんせん 川湯温泉 |
施設名 | かわゆおんせんこうしゅうよくじょう 川湯温泉公衆浴場 |
所在地 | ほっかいどうかわかみぐんてしかがちょうかわゆおんせん 北海道川上郡弟子屈町川湯温泉3-1-7 |
場所概略 | 弟子屈市街地より国道391号線を北上し、川湯方面へ行く。国道391号線より道道52号線へ入る。郵便局のとなり。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。10台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 8:00〜20:00 毎月1日と15日は定休日 |
料金 | \200 |
風呂数 | 男女別内風呂各2 |
脱衣所 | 男女別各1 |
泉質 | 酸性・含硫黄・鉄(II)−ナトリウム・アルミニウム−硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)(低張性酸性高温泉) |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | 01548-3-2043 |
入湯日 | 2002/9/5 |
感想 | 共同浴場といった感じの雰囲気があふれている。浴槽は左に熱い源泉が流れていて、右側はぬるい薄めた源泉になっている。 |
評価 | 5 |
川湯温泉 川湯温泉公衆浴場は、私が「一人旅 −北海道へ−」編で36番目に行った温泉です。そして、33番目に入った温泉です。
川湯温泉は屈斜路湖と摩周湖の間にあります。
川湯温泉に行くには、弟子屈町の市街地より国道391号線を北上します。約15km行くと左側に川湯駅前温泉 ホテルパークウェイを見ることができますが、そのまま通過してください。そのすぐ先の右側にJR釧網本線の川湯温泉駅が見えるので、その先の交差点を左に曲がり道道52号線に入ります。道道52号線をしばらく行くと川湯温泉 川湯温泉公衆浴場があります。郵便局の隣りにあります。
また、電車で行くこともできます。この場合、JR釧網本線の川湯温泉駅が最寄駅になります。
川湯温泉公衆浴場は、川湯温泉の共同浴場です。建物はプレハブのような建物でした。共同浴場という感じのひなびた雰囲気があっていいなあと思いました。私は温泉施設というのは、外観では判断いたしません。どちらかというと、ひなびたほうが風情があっていい、と感じるほうです。なぜならば、温泉施設というのは外観がひなびたほうがお湯の質がいい場合が多いからです。そのため、私はこの雰囲気が結構好きです。(^o^)
それに共同浴場なので、その温泉街を代表するお湯があふれているのです。代表的なお湯を堪能することができるという喜びを感じながら、中へと入りました。
川湯温泉公衆浴場は男女別の浴場でした。中は共同浴場という感じで、そんなに派手な造りにはなっていませんでした。普通にロッカーがありました。
脱衣所で服を脱いで、私は浴場へと足を運びました。
浴場は奥に窓がありました。そして、窓の下には2つの浴槽が並んでいました。左の浴槽は熱いお湯の浴槽、右の浴槽がぬるいお湯の浴槽でした。両方とも硫黄のにおいがしてきました。う〜ん、硫黄泉が好きな私にはたまらない匂いです。(^o^)
私はまず熱いお湯の浴槽に入りました。お湯はその名のとおり、ちょっと熱めでした。浴槽の上部中心にある湯口からお湯が流れていました。そして、浴槽のふちの切り欠き部からお湯がそのまま流れていました。掛け流しです! すばらしい!!
湯口の近くにコップがあったので、さっそく飲んでみました。う〜ん、すっぱい!(*_*) さすがにpH値(ペーハー値)が1.6だけのことはあります。かなりの強酸性です。草津温泉に似ていると言われているそうです。 確かに泉質で比較してみると、
温泉名 泉質 pH値 川湯温泉 酸性・含硫黄・鉄(II)−ナトリウム・アルミニウム−硫酸塩・塩化物泉 1.6 草津温泉 酸性・含硫黄−アルミニウム−硫酸塩・塩化物温泉 2.0前後
川湯温泉の方が鉄(II)とナトリウムが多く入っているだけで、硫黄が含まれている、そしてpH値が強酸性であるという点では共通しています。そういったところが草津温泉と似ていると言われている理由なんだなあと思いました。
熱いお湯の浴槽のあと、私は当然のようにぬるいお湯の浴槽へと身を浸しました。ぬるいお湯の浴槽は、ぬるいというよりは冷たい!という感じでした。水に近い温度でした。こちらも熱いお湯の浴槽と同じで掛け流しでした。しかも源泉をぬるくしてお湯を掛け流しにしているそうです。それだけ源泉の湯量が豊富なんだなあ、と思いました。
ぬるいお湯で体が冷たくなってきたので、私は再度熱いお湯の浴槽に身を浸しました。こうやって交互に入るのもいいですね。
浴槽のふちの切り欠きからお湯があふれだし、掛け流しの様子をうかがうことができます。また、湯の華もちらほら浮かんでいて、掛け流しの硫黄泉に入っている!という気分にさせてくれます。タイルがはがれていたりしていますが、それでもお湯がすばらしかったので、私は気に入ってしまいました。
やっぱり共同浴場はいいなあと思い、私は川湯温泉公衆浴場をあとにしました。
ちなみに、同じ川湯温泉でも川湯温泉公衆浴場がある川湯温泉街の温泉と川湯温泉街から離れた位置にある川湯駅前温泉 ホテルパークウェイとは泉質が全然違います。そのため、このホームページでは川湯温泉街の温泉を川湯温泉、ホテルパークウェイのほうを川湯駅前温泉として区別しました。
ホテルパークウェイの泉質はナトリウム−炭酸水素塩泉なので、どちらかというと特徴があまりなく、なめらかなお湯という感じですが、川湯温泉公衆浴場のお湯はすっぱくて、強酸性で強烈な印象のお湯です。
どちらが好きなのかは人の好みによるのですが、同じ川湯温泉でも泉質が全然違うということを事前に知っていれば、温泉めぐりを楽しむことができると思います。