温泉名 | くさつおんせん 草津温泉 |
施設名 | にかわのゆ 煮川の湯 |
所在地 | ぐんまけんあがつまぐんくさつまちくさつ 群馬県吾妻郡草津町草津 |
場所概略 | 関越自動車道の渋川伊香保ICより国道17号線、国道353号線、国道145号線、国道292号線経由で草津方面へ行く。または、国道353号線と並走している県道35号線を草津方面へ行く。渋川伊香保ICから約60km。 |
駐車場 | 町営駐車場あり。70台くらい停められる。2時間\550。 |
営業時間 | 24時間 年中無休 |
料金 | \0 |
風呂数 | 男女別内風呂各1 |
脱衣所 | 男女別各1 |
泉質 | 酸性・含硫黄−アルミニウム−硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)(低張性酸性高温泉) |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | 0279-88-3642(草津温泉観光協会) |
入湯日 | 2001/5/3 |
感想 | 草津の共同湯のうちの一つ。熱い!! かなり熱い。草津の中では一番熱い共同湯と言われているほど。熱い湯に入れない人はお薦めできない。長く入っていると手足がしびれてくるのがわかるが、それが結構いい気分。 |
評価 | 5 |
草津温泉は、その名を知らない人はいないほど有名な温泉地です。自然湧出量では日本一を誇っている温泉です。また、湧出量でも、別府温泉、新穂高温泉、由布院温泉の次に多い温泉です。酸性濃度が強い温泉でもあります。ちなみに、pH値は2.05。万座温泉のpH値は2.4ですから、万座温泉よりも強い酸性を示しています。
歌にもあるように、草津はよいとこなので、一度は行ってみようと思い、行きました。
草津には無料で入浴できる共同浴場があります。全部で18箇所もあります。共同浴場の名称はこちらをご覧になってください。
私たちは今回、草津の共同浴場のうちの煮川の湯、そして白旗の湯の2つに行ってきました。また、共同浴場ではないのですが、西の河原露天風呂にも行ってきました。
ここでは、煮川の湯を記します。
関越自動車道の渋川伊香保ICを降りて、国道17号線を北西方向へ向かいます。このままいけば、国道353号線へとつながるのですが、途中に中村三叉路交差点で県道35号線方面へ向かうと、ちょっとだけ近道できます。私たちは県道35号線のルートを使って行きました。時間的にも県道35号線を使ったほうが早く着けると思います。それから、国道145号線、国道292号線を看板どおりに経由すれば草津温泉に着きます。
煮川の湯は、草津温泉の名所、湯畑からちょっと離れたところにあります。ホテル高松の裏側にあります。近くには湯川が流れています。建物は木造建築物で、これが共同浴場? という感じの建物です。入口は男女別に分かれているのですが、建物の奥行きがないので、こんな狭い奥行きに浴槽があるのか、と思ってしまいました。でも、扉を開けたら下におりる階段がありました。地下に浴槽があったのですね。
煮川の湯は小さい浴槽が1つだけの素朴な温泉施設です。脱衣所も小さく、5、6人入れば満員になってしまうくらいです。
脱衣所で服を脱いで、浴槽に入ろうとしたとき、すでに浴槽に入ろうとしていたネヅっちさんからいきなり「あちっ!!」という声が。何だ!? 郷ひろみでもいるのか? と私は思ってしまいましたが、ネヅっちさんでした。ネヅっちさんは以前入ったことがあり、かなり熱いと言っていました。一度入ったことがある人でさえ慣れないくらいの熱さなのか、と私は驚きました。
私は慎重に浴槽に足を入れると、足から煮川の湯の熱さがこみ上げてきました。例外なく、私も「あちっ!!」と叫んでしまいました。こんな熱いお湯の温泉は、私の人生の中では体験したことがありません。それくらい熱いお湯でした。でも、いろいろな温泉に入っている私が、熱いお湯だからといって引き下がるわけには参りません。今度は、浴槽の湯を熱いのを我慢して足にかけ湯して、一気に浴槽に身を投じました。
煮川の湯は無色透明で、硫黄の匂いはちょっとしかしませんでした。草津の湯は緑色だと思っていたのですが、ここは無色透明でした。お湯の熱さが熱くなると透明になってくるのかな、と思いながらも、しばらくは熱さに耐えていました。1分くらいすると、だんだん手足の皮膚がぴりぴりしてくるのがわかりました。手足がしびれているような感覚でした。やけどになる手前のような症状が起きているみたいでした。3分くらい経ち、もう限界だと思い、あがりました。あがったあとも、まだ手足がぴりぴりしていました。すごい! ものすごい温泉だと思いました。私に強烈な印象を与えてくれた温泉でした。
上がったあとも何回か入ったのですが、ちょっと癖になりそうな感じでした。熱いので長湯はできないと思いますが、ぴりぴりとした感覚を味わいたいのであれば、いかがでしょうか。でも、アトピー性皮膚炎の方は絶対にやめたほうがいいです。また、熱いお湯に入れない人も入らないほうがいいです。ちなみに、私の友人、H氏は30秒くらいしか浴槽に入ることができずに、とっとと服を着て出てしまいました。
地元の人たちがしっかり管理している共同浴場です。ちゃんとしたマナーを守って楽しみたいです。このような無料の温泉施設がいつまでもあって欲しい、と思いました。