屈斜路湖畔の温泉は屈斜路湖の湖畔にあります。
屈斜路湖畔の温泉に行くには、弟子屈町の市街地より国道243号線を北上します。約3km行くと国道391号線と交差するY字路があります。そのY字路を左に行き、国道243号線に行きます。そのまま約10km行くと道道52号線と交差するので、右折して道道52号線に入ってください。この道道52号線は、屈斜路摩周湖畔線と呼ばれています。国道391号線をまたいで摩周湖まで道が続いています。 道道52号線は屈斜路湖の東側湖畔を走る道路です。左側には屈斜路湖の湖面を見ることができます。
屈斜路湖のことについては屈斜路湖畔の温泉 いなせキャンプ場露天風呂に詳しく書いてありますので、ご覧になってください。
屈斜路湖近くには硫黄山があり、現在も火山活動を続けています。この硫黄山から硫酸を含んだガスが噴出しています。このため、周囲には酸性の土壌が広がり、酸性に強いハイマツしか生育しないなど、独特の植生を見せてくれます。
火山といえば温泉！ 屈斜路湖周辺には温泉が多数存在し、湖岸を掘ると温泉が湧き出します。そのため観光名所にもなっています。代表的なのが砂湯です。そんな屈斜路湖畔の温泉に入るために、私は屈斜路湖にやってきました。
このページでは屈斜路湖畔の温泉 コタン温泉露天風呂について書きたいと思います。
コタン温泉露天風呂はアイヌ民族資料館の近くにあります。北海道にはいくつものアイヌ民族資料館があります。そのうちの1つがこの屈斜路湖畔にあります。この建物は釧路市立博物館や湿原展望台の設計で日本建築学会賞を受賞した、釧路市出身の建築家、毛綱毅曠氏の設計で建てられたものだそうです。私は中に入っていないのでわからないのですが、アイヌ民族が使用していた道具などが展示されているそうです。興味のある方は行ってみてください。ちなみに私は関心がなかったので、まっすぐにコタン温泉露天風呂に行きました。というより、関心が温泉にしかなかったので、コタン温泉露天風呂に行きました。
コタンとはアイヌ語で「村」を意味するそうです。屈斜路湖周辺にアイヌの集落があったみたいですね。コタン温泉露天風呂専用駐車場に車を停めて、私はコタン温泉露天風呂へと向かいました。
駐車場から砂利道が続いていますので、看板どおりに行けばコタン温泉露天風呂に着くことができます。ここも屈斜路湖畔の温泉と同様に屈斜路湖のすぐ近くに温泉施設があります。
 |
| 両端の施設が脱衣所です。 右側が男性用、左側が女性用です。 浴槽の中央部には大きな岩があります。 |
脱衣所は男女別にあります。狭いのですがちゃんと囲いもあるので女性でも安心して着替えることができると思います。無料の露天風呂で囲いのある脱衣所があるというのはすばらしいですね。(^o^) 男性の方は脱衣所に入らないで外で堂々と着替えている人もいました。
脱衣所から浴槽へはすぐです。しかし、ここでちょっとした問題があります。それは、脱衣所から浴槽までの区間では男女別の敷居が低い！ これでは向こう側を見ようと思えば見えてしまいます。また、浴槽の中は大きな岩で男女を区切っているのですが、浴槽の奥のほうではつながっています。川湯温泉 ホテルパークウェイの混浴露天風呂と同じような造りになっています。完全に男女別に区切られていないので、混浴露天風呂になります。
これを男女別というのであれば、何も知らずにやってきた女性は「混浴じゃん！」と文句を言うに違いありません。また、「男女別だよ。」と言っておきながら、「ごめん。ごめん。よく見ると混浴だった。(~o~)」と言ってごまかすのも手かもしれませんね。だからといってコタン温泉露天風呂に女性と一緒に行って仲が悪くなっても当方では責任は負いません！ ご了承ください。ただ、女性は水着着用可なので、水着を持って来るといいと思います。
お湯はちょうどいい温度です。有志の管理人さんが毎日お湯の温度を調整してくれているそうです。感謝。m(_ _)m その方は、屈斜路湖にたくさんの観光客が訪れてほしくてこの露天風呂を造ったそうです。人間味がある露天風呂ですね。人間って本当にすばらしい！
混浴露天風呂なのですが、実際は浴槽の奥から逆側へ行く方はいませんでした。やっぱり気を使っているみたいですね。女性と一緒に行って男女別々にのんびりと過ごしてもいいかもしれません。
コタン温泉露天風呂から見る屈斜路湖の景色はすばらしいです。冬になると白鳥が飛来してくるそうです。自然の景色を楽しみながら入ることができる人間味ある無料の混浴露天風呂です。
このような無料の温泉施設がいつまでもあって欲しい、と思いました。