元湯温泉には3つの宿があります。ここでは「秘湯の宿 元泉館」について記します。「ゑびすや」は第2部で、そして「大出館」は第3部で記します。どのページからも移動できますので、ご覧になって下さい。
温泉名 | もとゆおんせん 元湯温泉 |
施設名 | ひとうのやど げんせんかん 秘湯の宿 元泉館 |
所在地 | とちぎけんなすしおばらしゆもとしおばら 栃木県那須塩原市湯本塩原101 |
場所概略 | 東北自動車道の西那須野塩原ICより国道400号線を西へ行く。元湯方面へ。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。20台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 8:00〜20:00 |
料金 | \800 |
風呂数 | 男女別露天風呂各1、男女別内風呂各1 |
脱衣所 | 男女別各1 |
泉質 | 含硫黄−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)(低張性弱アルカリ性高温泉)、含硫黄−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉(硫化水素型)(低張性中性温泉) |
湯色 | 白濁色 |
問合せ先 | 0287-32-3155 |
入湯日 | 2001/7/9 |
感想 | 日帰り客は外にある風呂のみ利用可。なかなかよかった。お湯は口に含んだら苦かった。 |
評価 | 4 |
元湯温泉 秘湯の宿 元泉館は、私が「一人旅 −北へ−」編で68番目に行った温泉です。そして、55番目に入った温泉です。
元湯温泉は栃木県の塩原町にあります。
元湯温泉に行くには、東北自動車道の西那須野塩原ICより国道400号線を北西に、道なりに行けば着くことができます。
元湯温泉近くの温泉地は、塩原温泉郷と呼ばれています。塩原温泉郷とは、愛宕山(あたごやま)温泉、大網温泉、福渡温泉、塩釜温泉、畑下(はたおり)温泉、塩の湯温泉、門前温泉、古町温泉、中塩原温泉、上塩原温泉、甘湯温泉、元湯温泉、そして新湯温泉の13箇所の温泉地を総称した名称です。その中で元湯温泉は、塩原温泉郷発祥の地ともいわれていて、最も奥に位置しています。
国道400号を北西方面に向かっていくと、まず「大網温泉」という看板が見えてきます。このあたりから塩原温泉郷に入ります。国道400号線沿いには温泉街らしく、宿などの建物が並んでいます。しかし、その温泉街を通り抜けてください。西那須野塩原ICより約23.5kmで、元湯方面の看板が出てきます。そこを左折してください。あとは山道を行けば元湯温泉に着くことができます。
元湯温泉には3つの宿があります。「秘湯の宿 元泉館」、「ゑびす屋」、そして「大出館」です。私はそのうちの一つの秘湯の宿 元泉館に向かいました。
秘湯の宿 元泉館はゑびす屋の隣りにあります。秘湯の宿 元泉館では、日帰り入浴客は旅館の外にある露天風呂と内風呂に入ることができます。ここは「高雄の湯」と呼ばれています。宿泊客はこれらのほかに、旅館内にある混浴露天風呂「邯鄲(かんたん)の湯」や檜風呂の「宝の湯」に入ることができます。日帰り客と宿泊客と差別化を図っています。もし皆さんが秘湯の宿 元泉館に行くのであれば、宿泊しに行ったほうがいいかもしれません。
秘湯の宿 元泉館
上に見えるのは大出館です。
受付で料金を払い、私は案内された「高雄の湯」へと向かいました。高雄の湯は露天風呂と内風呂が男女別にありました。脱衣所から浴場に入るとまず、内風呂がど〜んと鎮座していました。正方形に近い形の浴槽でした。そこには見事な白濁色のお湯がありました。硫黄泉みたいだけどそうじゃない泉質だそうです。泉質は「含硫黄−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩高温泉(硫化水素型)(低張性弱アルカリ性高温泉)」という長い名前です。硫黄の匂いはあまりしませんでした。口に含んでみると、すごく苦い! 飲むことには適していません。でも、白濁色が温泉という感じがしてよかったです。
露天風呂へは内風呂から行くことができます。これも白濁色でした。泉質も内風呂と同じように長くて、「含硫黄−ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)(中性低張性温泉)」だそうです。露天風呂は内風呂よりも湯温が低く、いい感じでした。また、露天風呂には手すりが設けてあり、お年寄りや身体障害者のためにも配慮しているつくりになっていました。新しくできたのかな。すばらしい心がけだと思いました。
こちらもよかったです。近くには赤川が流れていて、のんびりとくつろげました。
高雄の湯を堪能したのですが、やっぱり邯鄲の湯や宝の湯にも入りたかったです。今度行くときは、宿泊客としていきたいと思いました。