温泉名 | じなたおんせん 地鉈温泉 |
施設名 | じなたおんせん 地鉈温泉 |
所在地 | とうきょうとにいじまむらしきねじま 東京都新島村式根島 |
場所概略 | 野伏港より都道237号線を南下する。式根島小学校の近くを通り過ぎ、さらに南下する。「湯加減の穴」を通り過ぎると地鉈温泉の案内の石があるので、左折して南下する。階段を下りて、谷間を海沿いに行くとある。野伏港より徒歩約30分。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。約3台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 24時間 年中無休 |
料金 | \0 |
風呂数 | 共浴露天風呂2 |
脱衣所 | なし |
泉質 | 硫化鉄泉 |
湯色 | 赤茶色 |
問合せ先 | 04992-7-0004(新島村役場式根島支所) |
入湯日 | 2018/4/29 |
感想 | なたで割ったような谷間の先にある露天風呂。まさに野湯! 潮の潮汐で温度が変わる露天風呂。海水が混ざる満潮時がおすすめ。干潮時だと熱すぎて入れない。私が来たときは満潮時だったので、海水と混ざってちょうどいい温度で入ることができた。実測41.8度C。すばらしい! 水着着用義務。 |
評価 | 5 |
地鉈温泉は式根島にある野湯です。私たちは足付温泉 足付温泉に行ったあとに行きました。
地鉈温泉に行くには、野伏港より都道237号線を南下します。式根島小学校の近くを通り過ぎ、さらに南下します。すると、式根島温泉 憩の家に着くことができます。その憩の家を通り過ぎてさらに道なりに行くと、道の左側の壁に「湯加減の穴」と書かれた穴が空いている箇所が出てきます。この穴は地中で地鉈温泉の源泉とつながっているそうです。実際に手を入れてみると、ほんわか暖かかったです。でも、暖かさの基準がわからなかったので、この暖かさがどのような湯加減なのか私にはわかりませんでした。
「湯加減の穴」を通り過ぎると左側に地鉈温泉の案内の石が出てきます。そこを左折して、レンガが敷き詰められた道を行きます。さらに南下することになります。その道を突き当たりまで行くと、「秘湯 地鉈」と書かれた石、「地鉈温泉」と書かれた円柱、そして地鉈温泉の説明が書いてある案内板が現れます。また、駐車場と公衆トイレもあります。地鉈温泉は水着着用義務なので、水着を着ていないのであればこの公衆トイレで着替えることをおすすめします。
自動車や自転車はここまでになります。あとは歩いて行くことになります。
「秘湯 地鉈」と書かれた石の左側に階段があるので、それを下ります。下りると一気に視界が広がります。そこにはV字型の峡谷が現れました。
地面を鉈(なた)で割ったような地形にある温泉ということで名づけられたということは、この景色を見れば納得できると思います。絶景でした。
階段を下まで下りると、岩壁が迫っているような感じを受けました。自然が造りだした絶景はいつ見ても驚かされます。
峡谷の間を進んでいくと、地鉈温泉に到着です。野伏港より徒歩で約30分かかります。
左の写真は地鉈温泉の源泉です。地面の下から熱い源泉が勢いよく湧いていました。源泉温度は約80度Cとのとこです。熱すぎるのでここで入浴することはできません。入浴可能箇所はこの源泉のさらに海岸沿いにあります。
源泉箇所から流れてくる熱湯と海水が混ざり合わさってちょうどいい温度になる海岸沿いが入浴可能箇所です。波が入ってくる場所でもあるので、自然との一体感を味わうことができます。
地鉈温泉は満潮時に入ることをおすすめします。海水が混ざり合わないと熱すぎて入浴できません。潮汐は事前に調べておくか、式根島の宿の方に聞いておいたほうがいいと思います。私が宿泊した漁師宿 肥田文では、玄関の黒板にその日の日の出、日の入り、干潮および満潮の時刻が書いてありました。
私はお湯の温度を測るために温度計を持って露天風呂に入っていきました。私が入ったときには先客がいました。7〜8人の男女混合の大学生らしきグループでした。
そのグループの中で、私が温度計を持ってお湯の温度を測っていることに興味を示した方が、私にお湯の温度を聞いてきました。私が素直に「41.8度Cです。」と答えたところから、大学生グループと私の会話が始まりました。彼らは大型客船で東京から来たとのことでした。大型客船だと式根島まで約10時間かかります。約10時間も船内に閉じ込められてつらくなかったか聞いたところ、そんなことはなくむしろ快適だった、とのことでした。若いのはいいですね。(^o^)
彼らは私のことを「お父さん」と呼んでいました。彼らから見たら、もうそんな年齢になってしまっているんですね。(^^;
そのグループとは一緒に集合写真を撮ったりしました。温泉も人情も暖かい時間を過ごすことができました。ありがとうございます。
地鉈温泉をあとにして、私たちは宿泊先である漁師宿 肥田文に戻りました。すると、そのグループと同じ宿泊先だったみたいで、宿でばったり彼らと再開しました! 「お父さん」と再度呼ばれちゃいましたよ。彼らも私もびっくりでした。
こういう偶然、あるんですね。それとも運命なのでしょうか!? もしそのグループの方が私のホームページを見ていたら、トップページの「ご意見・ご感想」よりご連絡ください。m(__)m
地鉈温泉 地鉈温泉のあとは松が下雅湯温泉 松が下雅湯に行きました。
温度計を持つ作者(手前)と大学生グループの方(奥)