高雄温泉は那須岳のふもと、那須高原にあります。
高雄温泉に行くには、東北自動車道の那須ICより県道17号線（那須街道）を北上します。約13km行くと那須高原有料道路の料金所に着くのですが、料金所まで行ってしまうと行き過ぎです。料金所の手前に180度くらいの右カーブ、そして左カーブが連続した場所があります。その右カーブの左側には町営駐車場があり、右側には那須温泉 元湯鹿の湯があります。
高雄温泉に行くなら、右カーブ手前の左側を注意して見ていてください。左側には細い上り坂の道があります。ただ、Uターンして行くような道になっているので、那須ICより北上してきた人にはわかりづらいかもしれません。その細い道に入り、上り坂を上ってください。そして、最初のT字路を右に曲がってください。そのあとまた交差点が出てくるので、それも右に曲がってください。この交差点は信号がなく、目印といえば直進すると下り坂になっている場所です。あとはひたすらまっすぐ上ってください。途中に高雄温泉 十石荘があれば正解です。その十石荘を通り過ぎ、さらに進むと広いスペースがあります。高雄温泉露天風呂に到着です。
高雄温泉付近は、他にも八幡温泉、朝日温泉などの温泉があり、那須温泉郷と呼ばれています。特に、那須温泉、大丸温泉、北温泉、弁天温泉、高雄温泉、三斗小屋温泉、そして板室温泉は那須七湯と呼ばれています。ICからも近く、人気がある温泉郷です。
高雄温泉 高雄温泉露天風呂は、家事で焼失した旅館の跡地を利用した無料の混浴露天風呂です。空きスペースが駐車場になっていますが、元は旅館があったのです。そのため、空きスペースは駐車場として整備されておらず、でこぼこしています。車高の低い車は奥まで行かないほうがいいかもしれません。
空きスペースから奥へ進むと、露天風呂が見えてきます。露天風呂は3段に分かれています。一番上は20人くらい入ることができる露天風呂です。その下にはパイプがあり、そこから勢いよくお湯が流れている打たせ湯です。一番下には小さな浴槽があります。打たせ湯と一番下の浴槽は3人入ればいっぱいになってしまうほどの大きさです。
私は一番上の大露天風呂から入ることにしました。脱衣所も一番上の露天風呂の近くにあるのですが、屋根も囲いもない開放的な脱衣所でした。女性の方にはつらいかも。ここで着替えずに車内や草むらの中で着替えたほうがいいかもしれません。私はその開放的な脱衣所で服を脱いで、浴槽に身を沈めました。
露天風呂には人がいっぱいいました。それだけ人気がある露天風呂です。また、地元の方が多く、方言で地元のねたを話していました。中にはおばあさんがいて、中心になっていろいろと話をしていらっしゃいました。お湯の色は無色透明ですが、エメラルドグリーンという感じで緑がかっているお湯でした。ぬるめで長湯できるお湯です。景色もよく、平野を見ることができました。とてもよかったです。
私は打たせ湯にも入りました。打たせ湯はお湯の勢いがよかったです。お湯の色も一番上は無色透明だったのですが、ここでは白濁していました。
一番下の浴槽は一番温度が低く、ぬるいというより冷たい感じがしました。一人でゆっくり入りたいという方にはお薦めです。でも、私はやっぱり一番上の露天風呂がお薦めですね。
地元の方々のご好意で無料解放されている場所です。そんな恩恵に感謝して、マナーを守って入浴しましょう。また、ごみは持ち帰りましょう。
このような無料の温泉施設がいつまでもあって欲しい、と思いました。
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| いい写真が撮れなくてすいません。 人が立っている場所にあるのが大露天風呂、 パイプがあるところが打たせ湯、 下にあるのが一番下の浴槽です。 |
［追記］
高雄温泉露天風呂は、現在新しく生まれ変わりました。現在はおおるり山荘が管理している露天風呂になっています。新しくなった高雄温泉露天風呂についてはこちらをご覧ください。（2008/10/13）