大谷温泉 大谷温泉

温泉名うーたんおんせん
大谷温泉
施設名うーたんおんせん
大谷温泉
所在地かごしまけんかごしまぐんみしまむらいおうじま
鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島
場所概略硫黄島港より平家城跡へ行く道を北へ行く。「大谷(ウータン)入口」という看板があるので、そこから崖を下りていく。海岸にたどり着いたら左側に行くと赤茶色の石や岩があるので、わかる。
駐車場なし。
営業時間干潮時のみ
料金\0
風呂数混浴露天風呂1
脱衣所なし
泉質
湯色無色透明
問合せ先
入湯日2019/7/6
感想下からブクブクと温泉が湧いていて、海水と混ざっていい温度になっていた。まさに野湯!という感じでよかった。
評価5

 2019年7月6日〜7日、鹿児島県の硫黄島に行くことにしました。最大の目的は、硫黄島の「東温泉」に入ることです。
 硫黄島(いおうじま)は、薩摩半島から約40km南方にある島です。面積は11.65km2です。また、周囲を約14.5kmで囲まれた島です。近くにある竹島や黒島と同じで、鹿児島県鹿児島郡三島村に属しています。
 一方、小笠原諸島の南端にも「硫黄島」と同じ漢字表記の島があります。こちらは東京都小笠原村に属しています。この硫黄島は2006年に公開された映画『硫黄島からの手紙』の舞台となった島です。ちなみに、こちらの硫黄島の読みは2007年から「いおうとう」に統一されました。そのため、映画『硫黄島からの手紙』では「いおうじま」、現在の読みは「いおうとう」となっています。
 東京都と鹿児島県に同じ「硫黄島」があるため、鹿児島県にある硫黄島は「薩摩硫黄島」と呼ばれています。このページでも薩摩硫黄島と表記します。

 私は薩摩硫黄島で以下の温泉施設に行く予定でした。

薩摩硫黄島の温泉施設
温泉名施設名
坂本温泉坂本温泉
大谷温泉大谷温泉
穴の浜温泉穴の浜温泉
東温泉東温泉
西基道温泉三島総合開発センター

 上記の温泉を1泊2日で巡るのに鍵になるのが、潮汐(潮の満ち引き)です。
 東京都の式根島にある御釜湾海中温泉 御釜湾海中温泉と同様に、干潮ではないと入れない温泉があるからです。坂本温泉、大谷温泉、そして穴(けつ)の浜温泉は干潮時でないと入れません。
 船で薩摩硫黄島に行くとすると、到着するのが13時25分です。私はそこから日没まで干潮が続いている土曜日を薩摩硫黄島に行く日にしようと思いました。潮汐は以下のホームページで調べました。

Anglr
http://anglr.me/

潮MieYell(しおみエール)
http://sio.mieyell.jp/

 すると、2019年7月6日(土)と2019年8月3日(土)が該当する日でした。8月3日だと子供たちが夏休みなので混んでいるかもしれないと思い、私は7月6日に薩摩硫黄島に行くことにしました。
 ただ、2つのホームページで干潮時刻に差があるのが気になりました。Anglrだと7月6日の干潮時刻は15時49分でした。また、潮MieYellだと7月6日の干潮時刻は17時12分でした。他のホームページもいろいろ見てみると、Anglrのほうが合っているようだったので、私はAnglrのほうが正しいと予想しました。

 薩摩硫黄島に行く手段としては、飛行機と船があります。
 飛行機は新日本航空(NJA)が運航しているセスナがあります。鹿児島空港から硫黄島飛行場を約50分で運航しています。2019年7月時点では月曜日と水曜日に運航しています。運賃は片道で1人20,000円です。
 船は鹿児島港からフェリーが出ています。三島村村営の「フェリーみしま」です。2019年7月時点では週に3〜4回鹿児島港から出港しています。鹿児島港から硫黄島港まで約4時間かかります。運賃は片道の一等で大人7,200円、片道の二等で大人3,600円です。

 今回、私たちは船で行くことにしました。飛行機だと約50分で行くことができるのは魅力です。しかし、運賃が高い、月曜日と水曜日しか運航していないという点で却下しました。
 船のフェリーみしまですが、土曜日に鹿児島港を出港して日曜日に鹿児島港に帰港する便があります。私たちはこれに乗船することにしました。土曜日から日曜日に薩摩硫黄島の宿に宿泊する計画です。

 薩摩硫黄島に船で行くことにしたのはいいのですが、問題は船の出港時間です。フェリーみしまは朝9時30分に鹿児島港を出港します。これに間に合う手段を考えなければいけません。
 首都圏在住の私たちが鹿児島港に行くには、羽田空港から鹿児島空港まで飛行機で行き、そのあとバスかタクシーで鹿児島港に行くことになります。
 羽田空港から鹿児島空港の始便は、2019年7月時点では日本航空(JAL)のJAL641便があります。6時25分発8時05分着の便です。これに乗れば鹿児島港まで9時30分に何とか着くことはできます。しかし、搭乗手続きなどを考えると6時05分までに羽田空港に着かなければならないことや飛行機の到着が遅れた場合にフェリーみしまの乗船に間に合わなくなってしまう危険性があります。
 そのため、私たちは前日の金曜日に鹿児島市内で宿泊する計画を立てました。そこで、7月5日の金曜日に有給休暇を取りました。

 日程と移動手段が決まれば、あとは予約です。ネットで調べると、鹿児島市内のホテル1泊と飛行機の往復券がパックになっているプランがありました。私たちはこれを選びました。ホテルは鹿児島港から近いホテルサンフレックス鹿児島を選びました。

ホテルサンフレックス鹿児島
鹿児島県鹿児島市堀江町19-14

 そして、薩摩硫黄島の宿も取らないといけません。条件としては車を借りられる宿です。薩摩硫黄島は徒歩でまわるには結構大変だと聞いていたからです。私たちは島宿ほんだに泊まることにしました。

 すべての準備が整いました! あとは船がちゃんと運航するのを祈るだけです。
 しかし、私の祈りとは裏腹に、鹿児島県は旅行前日まで大雨が降っていました。

 不安にかられながら、旅行当日の金曜日を迎えました。
 当日の鹿児島県の天気予報は曇り時々雨でした。案の定、鹿児島空港に着いたときには小雨が降っていました。
 しかし、鹿児島空港からバスで鹿児島市内に行くと、雨は止んでいました。私にとってはうれしい誤算でした。おかげで、ホテルサンフレックス鹿児島からかごっま温泉 かごっま温泉まで傘なしで行くことができました。

 その夜、決戦前夜の腹ごしらえとして、私たちは黒豚しゃぶしゃぶのお店「黒豚料理あぢもり」に行きました。

黒豚料理あぢもり
鹿児島県鹿児島市千日町13-21

 豚肉とは思えないくらい、肉が柔らかかったです。スープもだしが効いていてすばらしい! 決戦前夜にふさわしい夕食を食べることができました。おいしかったです。(^o^)

 そして、薩摩硫黄島に行く当日を迎えました。さあ、決戦の日です!
 朝起きると、見事に晴れていました。晴れ男、健在です!
 私たちはホテルサンフレックス鹿児島から歩いてフェリーみしま乗り場に向かいました。途中でコンビニに寄って、昼食を買いました。船内にはカップラーメンしかなく、薩摩硫黄島の島内にも食堂がないからです。

 ホテルを出て約20分で「みしま旅客待合所」に到着しました。ここで乗船券を買いました。
 フェリーみしまの乗船券です。二等乗船券の往復券を買いました。二等でも充分にくつろげました。
 いよいよ薩摩硫黄島に向けて出航です!
 船の中では、昼食以外は横になるか寝ていました。
 約4時間後、薩摩硫黄島が見えて来ました。
 決戦の地に到着です!

 島宿ほんだに到着しました。硫黄島港の近くにありました。

島宿ほんだ
鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島11

 私たちが泊まった部屋です。
 宿に着いて、私たちはさっそく車を借りました。そして、すぐに温泉巡りに行きました。

 私たちは最初に坂本温泉に行きました。
 私の予想通り潮が引いているはず、と思って見てみると、確かに潮は引いていました。しかし、引きすぎでした。(T_T) 浴槽にはほとんどお湯がありませんでした。その日は大潮でした。坂本温泉は大潮だと潮が引きすぎで入れないみたいです。
 時間を改めて再訪しようと思い、私たちは大谷温泉に向かいました。

 大谷(ウータン)温泉に行くには、硫黄島港より北に行きます。途中、坂本温泉への分岐点を右に行きます。すると、途中に「大谷(ウータン)入口」と書かれた看板があるので、そこで駐車します。
 そこから崖を下りて行きます。約10分ほど崖を下りたら海岸に着きます。
 海岸に着いたら左に行きます。すると、硫黄のにおいとともに、海岸の石が赤茶色になっている箇所があります。そこが大谷温泉です。
 下からプクプクと熱い温泉が湧き出ていました。海水と混ざってちょうどいい温度の場所を探して、入湯です!

 東京都の式根島にある地鉈温泉 地鉈温泉のような野湯でした。実測温度は36.3度Cでした。誰もいなかったので、気兼ねなく入ることができました。
 私たちは次に東温泉 東温泉に行きました。

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