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庄内近海での船のヒラメ釣りが脚光を浴びるようになったのは10年程前とつい最近であるが、その要因としては地元の釣り人はクロダイ釣りに執着し、カレイやヒラメ類を本命とする釣りをあまり好まない関係もあったが、ヒラメ自体の魚影が薄かったこともある。しかし、数年前から漁業者を中心とした「育てる漁業」の一環として実施していた推魚放流事業(マダイ、ソイ、ヒラメなど)の成果か近年になり好釣果の形で現われ始めた。ヒラメ釣りは特に仙台方面の釣り人が好むようで、仙台の釣り人が庄内に数多く釣行したことにより、庄内近海のヒラメ釣りをここまで活況に導いたとも言える。
最近は庄内の釣り人でもヒラメを専門に狙う釣り人が増えつつあるが、まだそのポイントや釣法の確立や実績においてベストな状況には至っていない。まだ未開拓、未知の部分が多い釣りだとも言える。現に最近はヒラメが釣果的に低迷しており、その原因は不明のままである。どのような魚種でも周期的な変動はあるものであるが、今後好転することを期待している。
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