一般質問集
令和二年6月 一般質問

福川タカ子の一般質問(六月議会)
   6月22、23、24日
福川タカ子は22日初日一番目に登壇しました。

1. 子どもたちの命を守る取り組みについて
(1)緊急事態宣言を受けて新型コロナウイルスに対する対応対策について
(福川鷹子) 
  皆さん、おはようございます。よろしくお願いします。
 新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、罹患された方々、影響を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。
 また、医療機関、ウイルス患者のために日々お仕事をしてくださっている方々に心より感謝いたします。
 では、通告に従いまして質問をいたします。
 まず初めに、子供たちの命を守る取組について、
  (1)緊急事態宣言を受けての新型コロナウイルスに対する対応・対策についてをお伺いしたいと思います。
 新型コロナウイルスの感染症の拡大に伴い、国から3月2日に、幼稚園、小学校、中学校、高等学校に休校の指示が出て、急に休校となってしまいました。
  子供たちはもちろんですが、保護者も、幼稚園や小学校等に通っている時間帯を使って働いているのだから、突然、明日から休みと連絡が来たことでばたばたになった。
  それもそのはず、年度末の一番忙しい時期です。先生方も何が何だか、どうなるのかということでした。
 しかし、この世に生を受けてまだ数か月、数年しか育っていない小さな子供たちが親と離れて集団生活している子供たちの通う保育園は対象外です。
  保育園で働く保育士の中には、今子育て真っ最中の先生方もたくさんいます。子供を幼稚園や小学校に通わせているその保育士さんたちは、仕事で子供の面倒を見るのです。
  しかし、我が子が幼稚園、小学校が休みになると働けないということで、つらい思いをされています。
 大人に支えられないと何もできない子供たち、年齢が低い子供たちの集まる保育園は休みにならない。
  本来ならば、幼稚園児の年齢より小さい保育園児、同様にするべきであるが、緊急事態宣言になっても休園にしなかった対応の違いについて伺いたいと思います。
 また、緊急事態宣言の当初、5月連休明けから5月末まで休園になったにもかかわらず、特例保育として医療従事者など、親の仕事で預からなければならない事態があった。
  確かに医療従事者の方々の場合は理解できるが、全くええっと思われる仕事の人も預けられる場合があった。
  しかし、感染したらどうしようと、常々心配して預かっている事態にもなっていたともお聞きしています。
  子供の命を預かる上では、もう少し公平な対策が必要と考えられるのですが、市の考えはどうですか。
 今回のように緊急事態宣言によって保護者に自粛のお願いをする際にも、情報のずれがあり、いち早く情報を知るところと、別の方面からの情報で知るところがあった。
  それは、上の子が公立保育園、下の子が民間保育園の家庭、また、子供は公立に預かっていただいて、親は民間で保育の仕事をしている方々、情報が一律でない。
  たくさんの施設に情報を瞬時に周知させるには大変でしょうが、やはりばらばらの情報発信は戸惑いのもと、できるだけ早急に共通にできることが大事だと思いますが、市の対応はどうでしょうか。

◎麦田伸之こども・健康部長
 1点目の子供たちの命を守る取組についての(1)のうち、こども・健康部所管につきまして御答弁申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う保育園の対応といたしましては、小・中学校の臨時休校に伴い、令和2年3月2日より登園の自粛要請を開始し、5月7日から緊急事態宣言が解除される5月25日まで  、一部の保育を必要とする方を除き、臨時休園といたしました。
 なお、新型コロナウイルス感染症は、完全に収束しているものではなく、引き続き感染予防に努める必要があることから、6月30日まで登園自粛要請を行っているところでございます。
 幼稚園や小学校との違いにつきましては、保育園は保護者が働いているなど、保育を必要とする子供が利用する施設であり、教育施設とは異なるものとして、国から原則として開所するよう要請されているこ  とから、対応に違いが生じているものでございます。
 なお、臨時休園中の特例保育は、国からの要請どおり、医療従事者に代表される真に保育を必要とする御家庭を利用対象としており、集団感染の発生リスクを最大限縮小させるとともに、保育を必要とする  御家庭に対応するために、利用者を限定することはやむを得ないものと考えております。
 また、臨時休園中の特例保育を市内公立保育園で合同保育とすることにつきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大状況がより深刻になった場合など、最終的な手段として検討しているところでございま  す。


 ◎金子二郎学校教育部長 
  1点目の子供たちの命を守る取組についての(1)につきまして、学校教育部所管の内容について御答弁申し上げます。
 卒業証書授与式については、感染拡大防止の観点から、出席者は卒業生と教職員のみ、式は内容を精選して実施すること、児童・生徒の思い出に残るような対応をするよう、各学校に指示いたしました。
  しかしながら、学校規模や卒業生の人数等も異なることから、学校間で実施の仕方に差異が生じたことも認識しております。
 学校再開後の入学式につきましては、このような経緯を踏まえ、保護者や地域の要望も多く寄せられたことから、出席者を入学児童・生徒、教職員、保護者として実施したところでございます。
 教育委員会といたしましては、引き続き児童・生徒や保護者の気持ちに寄り添いながら、各学校の実態に応じた教育活動を進めていけるよう支援してまいります。

(福川鷹子)
 続いて、同じコロナウイルスの関係ですけれども、3月2日、新型コロナウイルス感染拡大を防止することに、国から急な要請が入り、幼稚園、小学校、中学校、高等学校に休校の指示が出た。
  翌日より休校になった。学校関係のことでお聞きします。
 一番困ったのは子供たち、先生、保護者です。市の職員も放課後児童クラブの預かりの関係で大変なようでした。春休み近くなのに、春休みを待たずに実施することになったからです。
  幼稚園も、小学校も、中学校も、高等学校も、全てが1年の一番大事なまとめの時期、また、一番忙しい年度末と年度初めの時期でした。
 子供たちの声としては、ええっ、明日から休み、友だちに会えないの、先生ともさよなら言えないの等の声を聞いております。
  とにかく卒業式もままならなくて、一生に一度の卒業式、思い出に残る卒業式、保護者も、子供たちの成長の姿をじっくり見たい、楽しみにされていたにもかかわらず、学校によっては、ここまではオッケー、
  でも、こちらの学校は駄目と、それぞれの学校の環境の違いで保護者の願いが認められない事態ができて、たくさんの方から不満の声を聞いております。
 しかし、卒業式ぎりぎりに対応してもらった学校もあれば、全く何もなく粛々と卒業式が挙行され、後から知ったところもあります。
  公立であるのですから、校長会議等で一律に決めていただくというようなことにはならなかったのでしょうか、いかがでしょうかお聞きします。

◎麦田伸之こども・健康部長
  次に、保育施設への情報発信についての課題につきましては、文書による情報発信のため、表現が分かりづらい場合があり、対応に差が生じている点が挙げられます。
  この点に関しましては、分かりやすい  簡潔な表現にするとともに、施設用のQ&Aを作成するなど、統一的な対応となるよう工夫を行っているところでございます。  

(福川鷹子)
(2)交通事故から命を守るための道路整備等について
 続いて、交通事故から命を守るための道路整備等についてです。
 滋賀県大津市の交差点で、昨年5月8日、お散歩中に信号待ちをしていた保育園児の列に車が突っ込み、16人の子が死傷した事故、発生してからもう1年が経過しています。
  突然未来のある幼い2人の園児の命が奪われた痛ましい事故は、それまで余り注目されていなかった幼児への交通安全施策を促す大きなきっかけになりました。
  また、同年齢の幼い子供を持つ保護者にも苦しい思いをさせています。
 事故を受け、まず全国で行われたのは、園児のお散歩コース周辺の緊急点検でした。
  国土交通省によりますと、点検結果、約2万8,000か所で安全対策が必要なことが判明し、今年度中には約8割の対策が完了する予定とされています。
  朝霞市でのこれまでの対応と今後の対応についてお聞きします。
 交通事故から命を守るための2点目、子供たちの命を守るためのツールとして、保育園では蛍光ベストを着用してお散歩に行っております。
  この蛍光ベストは、県警から公立保育園、民間保育園と市内にある全ての保育施設に配られました。
  しかし、せっかく子供たちの命を守るための一助となる蛍光ベストを利用している保育園がほとんどないため、着用しないでいいのではとの戸惑いの声、問合わせがありました。
 子供たちをお散歩に連れていくとき、目立つものなので、着ていったほうが安全確保につながると思うのですが、また、滋賀県大津市の事故があったために、埼玉県はこのような事故は絶対に起こさせないと  の思いからせっかく用意をしていただいたものなのでできるだけ着用する必要があると考えられますが、市の方に問合わせをされた保育園の先生からの声は、強制ではないと言われたから特に着用の必要は  ないとの解釈のようです。であれば、もし事故が起きたらどうなるのかと心配です。市のお考えをお聞きします。

◎麦田伸之こども・健康部長
(2)のうち、こども・健康部所管につきまして御答弁申し上げます。
 交通安全蛍光ベストにつきましては、令和元年5月に、滋賀県大津市で発生した保育園児等が被害に遭う交通事故を受け、園児及び引率者の交通安全対策を図ることを目的に、埼玉県警察本部より各施設に2着ずつ配布していただきました。交通安全蛍光ベストは、運転手から目立つよう、蛍光色を使用しており、安全対策上有効なものであると認識しております。
 保育園での利用については、お散歩などの園外保育の安全を確保する上で活用をお願いしているところでございますが、ほかにも交通安全旗の活用など、個々の状況に応じた安全対策を講じているとこから、着用については各保育園の判断に任せているところでございます。
 本市といたしましても、児童の命を守る対策は特に重要な事項であると認識しておりますことから、交通安全蛍光ベストを安全対策ツールの一つとして積極的な活用をお願いしてまいりたいと考えております。

(福川鷹子)
 同じ交通事故から命を守るための道路整備等についてです。
 今朝御覧になった方もいるかと思いますが、読売新聞に、私がこれから質問する内容と同じことが掲載されておりました。
 道路交通法第38条では、車両等は横断歩道を横断し、または横断しようとしている歩行者等があるときは、横断歩道の前で一時停止し、歩行者等の通行を妨げないようにしなければならないとあります。
  違反した場合は、違反点が2点、反則金は普通車は9,000円が課せられます。しかし、現実的に止まる車両は少なくて、市民からは信号機をつけてもらわないと怖くてなかなか渡れない。
  だから信号機をつけてほしいという要望がたくさんあります。しかし、これについてはハードルが高く、ほとんど実現する可能性はありません。
 2019年には、JAFが全国9,730台を対象に実施した信号機のない横断歩道での歩行者横断時における一時停止状況全国調査によりますと、1位が長野県の68.6%、2位が静岡県の52.8%、3位が兵庫県の  43.2%、では、この埼玉ではと気になりますが、何位だと思いますか。なんと31位で11.6%。でも、前年度2018年と比べれば改善傾向はあったようです。
  全国平均が17.1%ですが、大きく下回っている状況です。
 皆さんはどうですか。必ず止まる方、そうでない方、でも、この話を聞いたから今日から絶対止まろうと心がけていただける方、しかしながら、このように地域によって大きなばらつきがあるということは、
  本市も独自の取組や努力を重ねることによって、ドライバーの習慣を変えることができるのではと思います。本市におけるこれまでの取組についてお聞きしたいと思います。

◎笠間三生都市建設部長 
  1点目、(2)交通事故から命を守るための道路整備等について、都市建設部所管事項について御答弁申し上げます。
 朝霞市では、昨年5月に発生しました滋賀県大津市の事故を受け、公設保育園の園外保育やお散歩コース、小学校の通学路や交差点などの安全点検の結果をもとに、関係職員が現地を実際に歩いて状況  を確認し、交通量が多く開口部が大きい交差点やガードパイプなどの交通安全施設の設置が必要な箇所を抽出し、緊急安全対策工事を実施いたしました。
 対策工事の内容といたしましては、@交差点38か所において自動車の進入を阻止するためのボラードを計315本、防護柵を計86基、A道路6路線においてガードパイプ等を計614メートル、B4路線において  外側線を計1,335メートル、グリーンベルトを計1,115.4メートル設置いたしました。
 なお、民設保育園の園外保育やお散歩コースへの設置対策につきましては、現在早期施工に向けて対策箇所の抽出と工事費の積算を行っているところです。
 次に、横断歩道の安全対策でございますが、朝霞市といたしましても、ドライバーが道路交通法第38条横断歩道等における歩行者の優先を遵守することは、歩行者等が安全に通行するため非常に重要なこと  と認識しており、昨年10月には、市ホームページに、また「広報あさか」12月号に道路交通法第38条の遵守について掲載するなど、横断歩道における歩行者優先について様々な形での周知徹底に努めている  ところです。また、朝霞警察署に対して、横断歩道における取締りの強化の要望や、道路形状からドライバーが横断歩道を認識しづらい場所や交通量の多い道路などにおいて、路面標示による注意喚起や横  断旗を設置するなどの交通安全対策を講じているところでございます。

(福川鷹子)
2.児童福祉について
 2点目の児童福祉について、前回の議会で児童相談所設置について質問する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大のため取り下げをしました。
  今回改めて同様の質問をしたいと思います。
 今年2月、富岡市長の報告会の席で、児童相談所の設置について、県知事の元へ4市の市長がこぞって要望書の提出に行くということを聞きました。
  4市に児童相談所を増やす重要性が大いにあることから知事に要望書を提出されたのでしょう。そのときの状況はどういうふうになっておりましたか、教えてください。
 これで1回目の質問を終わります。

◎麦田伸之こども・健康部長
次に、2点目の児童福祉についての(1)につきまして御答弁申し上げます。
 県知事への児童相談所設置に関する要望書の提出につきましては、本市を管轄する所沢児童相談所が遠方の立地にあるとの認識から、児童相談対応の体制強化の必要を感じておりましたので、朝霞地区  4市で各市の意見を確認、協議し、本年2月10日に、4市市長から県知事へ要望書を提出いたしました。
 県知事からは、要望を重く受け止めている、児童虐待は全県的な課題である、所沢児童相談所と川越児童相談所は厳しい状況であるということは共有している、担当部局と検討していきたいと思うとのコメント  があり、児童虐待の防止と今後の児童相談所の設置について前向きな回答があったものと捉えております。




 ◎金子二郎学校教育部長 1点目の子供たちの命を守る取組についての(1)につきまして、学校教育部所管の内容について御答弁申し上げます。
 卒業証書授与式については、感染拡大防止の観点から、出席者は卒業生と教職員のみ、式は内容を精選して実施すること、児童・生徒の思い出に残るような対応をするよう、各学校に指示いたしました。しかしながら、学校規模や卒業生の人数等も異なることから、学校間で実施の仕方に差異が生じたことも認識しております。
 学校再開後の入学式につきましては、このような経緯を踏まえ、保護者や地域の要望も多く寄せられたことから、出席者を入学児童・生徒、教職員、保護者として実施したところでございます。
 教育委員会といたしましては、引き続き児童・生徒や保護者の気持ちに寄り添いながら、各学校の実態に応じた教育活動を進めていけるよう支援してまいります。

◆22番(福川鷹子議員) 
   答弁ありがとうございました。
 それでは、順に質問や要望をさせていただきたいと思います。
 1番目の子供たちの命を守る取組についての緊急事態宣言を受けての関係ですが、一部の保育園で、保育を必要とする方を除き臨時休園といたしましたという答弁でしたが、一部と言われますが、1人でも預   かる家庭があれば、休園にはならないのではないでしょうか。そのようであれば、昨年特別に2か所の保育園を開けていただいたときがあります。どうしてもという家庭のお子さんを預かられた実績もあります   ので、今後はこのような方法も検討していただきたいのですが、いかがでしょうか。
 幼稚園と小学校との違いについては十分承知しておりますが、年齢の低い子供です。今日まで感染した子がいないから、このようなことで済んでいますが、何かもっと工夫できないものでしょうか、お聞きしたい  と思います。
 施設間の連絡の差については分からないでもありません。書面で出してくださったり、ホームページで流してくださったりとありました。ホームページを利用する人は早く情報を知り、尋ねてこられますが、ホーム  ページを見ない方や手紙も全く見ない人は、やはりずれてうまく通じないです。分かりやすく簡潔に表現していただいたとのことですが、うまく通じていないので、今後も統一的な対応をとられるよう工夫をお願い  したいと思います。
 学校関係です。
 学習の重大化、遊び、行事、授業が次の学年につなぐように柔軟な教育が必要だし、今まで休んでいた分を取り戻そうとして、土曜日も授業を行って単位を修得するとか、夏休みもなくし単位を確保するとの声  が聞こえてきます。うわさだとは思いますけれども。児童・生徒は心配だったり、不安のようです。急に詰め込みを行うと、自分の気持ちに気づかないストレスが出ることも考えられる。学習活動の重要化が二、  三年間無理なく学習を取り戻せるようにしてもらいたいと思います。
 現場の先生も一人一人の子供に寄り添い、子供たちの学びの保障をお願いしたい。今までに経験したことがなかった新型コロナウイルス、良いこともつらいことも経験したことでしょう。今回は年度末と年度初  めの一番大切な時期の出来事でした。人と人とのつながりの大切さを考える時、子供たちは大人の力を借りないとできないのです。だからこそ、今回のようなことが起きたら、助け合いの精神でコロナから乗り  切らないといけないことと、子供たちの心のケアをしつつ学びの保障をお願いしたいと思っています。これは要望です。


◎麦田伸之こども・健康部長
 それでは、1点目の(1)の再質問につきまして御答弁申し上げます。
 今回の臨時休園ということでございますが、まず保育園の児童の登園の自粛から臨時休園とさせていただきました。これら一連の流れにつきましては、保育園での密を避けるという目的がございます。これが  児童の感染を予防すること、また、さらには保育士の感染を予防するという意味が含まれておりますので、そうした中で、まずは登園の自粛をさせていただきまして、続いて臨時休園という方法をとらさせてい  ただきました。
 臨時休園といいましても、コロナ対策の中では、真に保育を必要とする方がいらっしゃいますので、そういった方々については保育をしていただきたいということで、各施設にもお願いをした次第でございますの  で、そういった流れでございます。
 また、さらに、例えばフェーズが進みまして、市内でも感染が拡大して、保育園を本当に閉めなければいけないということになった場合には、例えば市内の公立保育園で合同保育をするなど、そういったことも  最終的には検討する必要があるものと認識しております。

◆22番(福川鷹子議員) 
 続いて、交通事故から命を守るための道路整備等についてお尋ねしたいと思います。
 まず初めに、公設保育園の園外保育やお散歩コース、また、小学校の通学路や交差点等の安全点検の結果をもとに、関係職員が現地を実際に歩いて確認し、緊急安全対策工事を実施していただきました。  安全対策を希望していた方から、早急の対応をしていただけてとてもありがたいと感謝の言葉が届いております。ありがとうございました。
 今後は、民間の保育園の園外保育やお散歩コースの対策についても、早期施工に向けて対策箇所の抽出と工事の積算を行っていただけるとの答弁でした。できるだけ早い時点に実施していただけるよう、こ  れは要望します。
 交通安全蛍光ベスト、せっかく用意していただけたにもかかわらず、保育園によっては配布枚数が不足しているから利用しづらいこともあるようです。市に問合わせをすると、強制ではないと言われたからと、  着用を怠っていた保育園がほとんどです。配布された意図が各保育園に浸透されていないのではと残念であります。
 また、保育園には届いていることを知らされていない、知らなかったという保育園もあったようです。どうなっているのでしょうか。蛍光ベストの意図を知ると、必ず着用につながる気がします。
 また、保育士さんの思いも分かります。それは冬用のベストのため、これからはとても着用するのがつらいこともあります。暑いからです。そのため、ベストに替えて交通安全旗の活用など、個々の状況に応じ  た安全対策を講じていることから、着用については各保育園の判断に任せているところでございますとの答弁をいただきました。がっかりしております。せっかく県警が用意してくれたのだから、工夫して使うこ  とが大切ではないのでしょうか。私個人的には考えますが、安全旗だと手がふさがり、もしもの時、緊急の時、とっさの出来事の時に子供の命を守ることが遅れます。安全に対応しづらいと思います。実際お散  歩の状況を御覧になったことはありますか。旗を持っている園も見ませんが。
 だから、提案です。今後配布元の埼玉県警とよく協議して、もっと有効に活用するためにはどうすればいいかと、意見や生の声を届けていただきたい。子供の命を守る、安全を確保するということに今以上力  を入れていただけるように、せっかくまた予算もつけて配布していただいたものですから、活用がなければ何の意味もないと思います。幸い今まで事故がなくきています。これで済んでいますが、未来の子供た  ちの大切な命を守るということに徹底してもらうためにも、ぜひ蛍光ベストの着用をお願いしてほしいと、これも要望しておきます。
 横断歩道の交通安全対策についてですが、令和2年3月の補正予算、東弁財をモデル地区とした生活道路の安全対策では、横断歩道における安全対策を実施する様々な対策について、住民の皆さんと協働  して検討していると伺っていました。この新たな取組の中で、横断歩道やその周辺についてはどのような対策を実施されるのか、お伺いしたいと思います。

◎麦田伸之こども・健康部長
  続きまして、2点目の(1)の再質問につきまして御答弁申し上げます。
 児童相談所の設置に関する要望書提出後の県による児童相談所機能強化に向けた取組の進捗状況といたしましては、令和2年4月1日付で、福祉部こども安全課内に児童相談所整備担当が新設され、管  理職を含む5名体制で事務従事がされております。令和2年度の予算措置では、熊谷児童相談所の一時保護所新設のための設計や県内児童相談所全体に関する整備、機能強化計画の策定などが盛り込ま  れております。

◆22番(福川鷹子議員)
 2点目の児童福祉について、県知事からは要望を重く受け止めている、児童虐待は全国的に課題である、所沢児童相談所と川越児童相談所は厳しい状況であることは共有しているとの答弁でした。当市選出  の県会議員の醍醐さんも、私と同様の質問を3月議会でされ、少し前進した旨をお聞きしています。コロナウイルスのことでそんなにすぐに設置をするとはならないとは思いますが、現在の進捗状況はどのよう  になっていますか、教えてください。
 以上で2回目を終わります。

◆22番(福川鷹子議員)
 答弁ありがとうございました。
 それではまた引き続きお聞きしたいと思います。要望になりますが、よろしくお願いします。
 今回の新型コロナウイルスでいろいろなことも学べました。過去に経験したことのない様々な事態が起こりました。解除になったものの、収束にはなっていません。専門家の人たちによると、第2波、第3波が来  るかもというようなことも漏れ聞こえております。その時には、今回経験したことを機に、よりスムーズに対応、対策を行っていただけるように保育園関係にはお願いしたいと思います。学校もお願いします。
 交通事故から身を守るための道路整備等についてですが、横断歩道を含めた交差点部を少し盛り上げることで、流入抑制や速度抑制対策と交差点ハンプの設置を検討しておられるとの答弁でした。また、横  断歩道のより効果的な対策についてもモデル的に実施し、効果を検証しながら横断歩道における安全対策をお願いします。これは要望です。
 児童福祉について、令和2年4月1日付で福祉部こども安全課内に児童相談所整備担当が新設され、管理職を含む5名体制で事務事業がされたそうです。また、令和2年度の予算措置では、熊谷児童相談  所の一時保護所新設のための設計や県内児童相談所全体に関する整備、機能強化計画の策定などが盛り込まれたとの答弁もありました。
 少しずつでも前進して、一日も早く朝霞4市の児童相談所が設置され、子供たちが健やかに育っていける環境の確保、また、保護者の方々もいろいろな悩みがあっても児童相談所があれば安心して相談でき  ると思います。未来の宝である子供たちの命を守るために、児童相談所の果たす役割が大変重要であると考えております。これからも時々4市の市長がそろって知事に要望書を提出していただき、一日も早く  設置されることを望み、要望にします。お願いします。ありがとうございました。
 これで質問を終わります。
一般質問
平成29年3月  医療ケアの必要な子どもの
          受け皿の設置について ほか
平成29年6月  安心安全のための道路整備について
平成29年9月  赤ちゃんの聴覚検査について 平成29年12月  アパート・マンションの管理についてほか
平成30年3月  障害児について 平成30年7月   旧朝霞第4小学校跡地について
平成30年9月  オリンピック・パラリンピックについて 平成30年12月  市内循環バスの見直しについて ほか
平成31年3月 増える外国人の子への対応 ほか 令和元年6月   プラスチックの今後について   
令和元年9月 鳥獣・害虫に関する相談、実態について 令和元年12月   児童・生徒をSNS,インターネットの犯罪
            から身を守ることについて
令和二年3月  コロナ関連にて、一般質問休止 令和二年6月   子どもたちの命を守る取り組みについて