パイステ2002シリーズのミディアムシンバル。クラッシュとライドの中間のミディアムシンバルで、18インチのクラッシュとして使用するのが一般的です。クラッシュシンバルよりも厚みのあるサスティーンが魅力です。
今から20年以上前、1970年代に発売された2002シリーズのシンバルなので、汚れやサビによってキンキンと耳障りな倍音がなくなり、味わいの深いサウンドになっています。クラッシュシンバルより中域の音に厚みがあり、アタック感より、重厚で伸びのあるサスティーンが得られるシンバルです。曲の立ち上がりや、ブレイクの前に使用すると、広がりのある厚い音で曲全体を包み込むように響きます。歯切れの良い16インチのクラッシュとうまく組み合わせる事によって、繊細なシンバルアクセントを作り出す事ができます。
16インチ、18インチのクラッシュシンバルを1枚づつ使用するよりも、ミディアムシンバルを1枚加えた方が、音の厚みや、シンバルによるアクセントの幅が広がると思います。2002シリーズは現在でも発売中なので、一度試してみてはいかがでしょうか。