レッド・ツェッペリンのドラマー、ジョン・ボーナムや、ディープ・パープルのドラマー、イアン・ペイスなど、ハードロック系のドラマーに愛用されています。ジルジャンのシンバルと比べると、アタック感が強く、シャーンという音ではなくガシャーンという感じの音でサスティーンも長いので、シンバルの音にもパワーとメリハリが要求される、ハードロック、ヘヴィ系のロックバンドのドラマーに愛されています。野外のコンサートなどでも、音の通りがいいので、腕力に自身の無いドラマーには便利だと思いますが、サウンド的にヒステリックな傾向もあるので、マイルドなシンバルサウンドを求める方には不向きかもしれません。
最も有名なシリーズは2002シリーズ、このシリーズが最もプロのドラマーに愛されています。RUDEシリーズのシンバルは、シンバル自体が厚めでハンマリングされています。2002より重く重厚なシンバルサウンドが得られますが、重量もあるので、腕にかなり負担がかかります。体力に自信の無いドラマーにはオススメできません。低価格シリーズの404は、2002ほど強いサスティーンはありませんが、パイステらしいアタック感の強いサウンドには変わりはありません。初心者の方なら、このシリーズで十分だと思います。