三朝温泉 菩薩の湯

温泉名みささおんせん
三朝温泉
施設名ぼさつのゆ
菩薩の湯
所在地とっとりけんとうはくぐんみささちょうみささ
鳥取県東伯郡三朝町三朝910-7
場所概略米子自動車の湯原ICより国道313号線を北上する。国道482号線に入り、北東に向かう。国道179号線に入り、県道33号線を東に行く。三朝温泉街へ行く。三朝橋のすぐ近く。
駐車場近くに停められる場所あり。5台くらい停められる。無料。
営業時間7:00〜22:00
料金\250
風呂数男女別内風呂各1
脱衣所男女別各1
泉質単純放射能泉(低張性中性高温泉)
湯色無色透明
問合せ先0858-43-0431
入湯日2004/1/1
感想普通の共同浴場という感じだった。浴槽は円形で面白い。
評価4

 三朝温泉 菩薩の湯は、私が「一人旅 −四国へ−」編で37番目に行った温泉です。そして、30番目に入った温泉です。
 三朝温泉は東郷池の南にあります。
 三朝温泉に行くには、米子自動車道の湯原ICより国道313号線を北上します。湯原温泉を過ぎて、さらにトンネルも過ぎると国道482号線に当たります。右折して国道482号線を倉吉方面に行ってください。約10km行くと国道482号線から国道179号線に入ります。そしてさらに約10km行くと、三朝温泉の看板が出てきますので、右折して県道33号線に入ります。しばらく川沿いの道を行くと、三朝温泉に着くことができます。
 三朝温泉の温泉街に着くと三朝橋という橋が出てきます。その橋のたもとに菩薩の湯はあります。ちなみに、菩薩の湯の近くには、河原湯があります。
 三朝温泉には3つの共同浴場があります。河原湯、菩薩の湯、そして株湯です。
 私は夜に三朝温泉に着きました。あたりが真っ暗だったので、共同浴場の位置が比較的わかりやすい菩薩の湯に入ることにしました。
 菩薩の湯の入口前には、弓を持った大久保左馬之祐と白狼の像がありました。三朝温泉を発見したという伝説になぞられて、記念碑としてありました。
 菩薩の湯は銭湯のような外観でした。でも、そんな外観も悪くないなあと思いました。
 中は円形の浴槽が1つだけのシンプルな浴場でした。円形の浴槽は5、6人入ればいっぱいになるほどの大きさでした。
 石鹸やシャンプーはありませんでした。でも、お湯がよさそう。浴槽のふちからお湯があふれ出ています。おそらく源泉掛け流しだと思います。
 源泉は単純放射能泉(緩和性低張性高温泉)のほかにも、含弱放射能−ナトリウム−塩化物泉(中性低張性高温泉)、そして単純放射能泉(低張性中性高温泉)があり、それらを混合させているそうです。
 お湯は熱かったです。源泉温度は44.9度C〜66.0度Cあるそうです。そのため加水はしているとのことです。
 放射能を感じることはできませんでした。当たり前か。というより、放射能を感じるとどうなるの?って感じです。(^^;
 熱かったので長湯しないで出てしまいました。
 菩薩の湯の写真を撮り忘れてしまったのが残念でなりません。(T_T)

 最後にラジウム含有量について説明をします。
 三朝温泉はラジウム含有量世界一をうたっています。池田ラジウム温泉 放泉閣に書いているとおり、現存するラドン含有量世界一は池田ラジウム温泉のはずです。では、なぜ三朝温泉はラジウム含有量世界一をうたっているのでしょうか。
 ラジウムとラドンの違いじゃないの?と思う方もいると思いますが、増富ラジウム温泉 不老閣でも書いているとおり、ラジウムとラドンは一緒です。固体か気体かの違いだけです。
 三朝温泉がラジウム含有量世界一と言っているのは、源泉の温度(泉温)が温泉の場合になります。
 温泉の泉温による区分では、源泉の温度が25度C以上を温泉、25度C未満を冷鉱泉として区別しています。この区分によると、三朝温泉は泉温で温泉に該当します。増富ラジウム温泉池田ラジウム温泉は冷鉱泉になります。
 そう考えると、「ラドン温泉」としてラドン含有量が最も高いのは、三朝温泉ということになるのです。三朝温泉では温泉中のラドン濃度として683.3マッヘ(=9,088Bq)が計測されているそうです。
 以上をまとめると、
となります。

 この菩薩の湯ですが、2008年4月に「たまわりの湯」として改修オープンされました。
 新しくオープンしたたまわりの湯にも行ってみたいですね。

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