園長のアフリカ動物記
ヒョウ


ヒョウ2
                                      食肉目ネコ科ヒョウ属 絶滅危惧種
ヒョウはサバンナの森林帯(しんりんたい)や川辺林帯(かへんりんたい)、岩丘群(がんきゅうぐん)などに単独(たんどく)で住(す)み、一定(いってい)の行動範囲(こうどうはんい)を持(も)つ。
子連(こづ)れは別(べつ)として雌雄2頭(しゆう2とう)が一緒にいることは繁殖期以外(はんしょくきいがい)にない。
主(おも)に夜行性(やこうせい)といわれているが、暑(あつ)い時間(じかん)を除(のぞ)けば日中(にっちゅう)も行動(こうどう)する。
日中は樹上や岩上(がんじょう)で寝(ね)ていることが多(おお)い。
狩(か)りは夜間(やかん)や涼(すず)しい朝夕(あさゆう)に行(おこな)い、ライオン同様(どうよう)、忍(しの)び寄(よ)り、待(ま)ち伏(ぶ)せで行い、突然(とつぜん)襲(おそ)い掛(か)かる。
時速(じそく)60kmといわれ、跳躍力(ちょうやくりょく)も優(すぐ)れている。
運動能力(うんどうのうりょく)は優れていて、非常(ひじょう)に敏捷(びんしょう)な動(うご)きをするが、狩りの成功率(せいこうりつ)はライオン同様低(ひく)い。
獲物(えもの)は主(おも)に中型(ちゅうがた)レイヨウ類(るい)が多く、トムソンガゼルを筆頭(ひっとう)にサルやホロホロチョウなど鳥類(ちょうるい)をはじめ家畜(かちく)のヤギ、ヒツジまで食(た)べ、時(とき)には屍肉漁(しにくあさ)りもする。
初(はじ)めて行(い)ったマサイマラでは幸運(こううん)にも二日目(ふつかめ)にヒョウの狩りの様子(ようす)を観察(かんさつ)することが出来(でき)た。
獲物は大きいイボイノシシで、狩りは一瞬(いっしゅん)の出来事(できごと)で、草(くさ)の丈(たけ)が高(たか)く見ることが出来なかった。
しばらくして、イボイノシシを狩ったヒョウは勝(かち)ち誇(ほこ)った顔(かお)をこちらに向(む)けた。
さて、それからが大変(たいへん)。
巣(す?)に子供(こども)でもいるのか、大きなイボイノシシを咥(くわ)えて移動(いどう)を始(はじ)めた。
所々(ところどころ)で「付(つ)いてくるな」とばかりにこちらをにらむ顔が印象的(いんしょうてき)であった。
ヒョウ

狩りの瞬間


イボイノシシをくわえて現る


勝ち誇った顔

 
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