温泉名 | えちごながのおんせん 越後長野温泉 |
施設名 | らんけいそう 嵐渓荘 |
所在地 | にいがたけんさんじょうしながの 新潟県三条市長野1450 |
場所概略 | 北陸自動車道の三条燕ICより国道289号線を南東に行く。道の駅 漢学の里しただを過ぎた先に県道183号線に入る道があるので、右折する。右側に嵐渓荘が見えるが、左折して県道183号線の下をくぐって行くとある。 |
駐車場 | 専用駐車場あり。50台くらい停められる。無料。 |
営業時間 | 宿泊者は15:30〜翌9:30。日帰り入浴者は11:00〜14:30。 |
料金 | 宿泊者は\0。日帰り入浴者は\1,000。 |
風呂数 | 男女別半露天風呂各1、男女別内風呂各1、貸切半露天風呂2、貸切内風呂2 |
脱衣所 | 男女共用2、男女別各1 |
泉質 | ナトリウム−塩化物泉(高張性弱アルカリ性冷鉱泉) |
湯色 | 無色透明 |
問合せ先 | 0256-47-2211 |
入湯日 | 2022/6/4 |
感想 | 浴場は大きく分けると2つある。男女別浴場がある「大浴場」と貸切風呂の「山の湯」がある。さらに、「山の湯」は2つの貸切風呂浴場があり、「深湯」、「石湯」と呼ばれている。3つの浴場にそれぞれ半露天風呂と内風呂が1つずつある。大浴場は、宿泊者は15:30〜翌日9:30まではいつでも入ることができる。貸切風呂は16:00〜22:00は予約制の貸切となる。貸切時間は30分。22:00〜翌10:00はフリー貸切となる。フリー貸切時は貸切風呂の浴場入口に鍵が置かれて、空いていれば鍵を持って内側から施錠すればいい仕組み。お湯はナトリウム−塩化物泉だけあって、しょっぱかった。また、ヌメリが感じられた。お湯は貸切風呂のほうが大浴場よりも明らかにしょっぱかった。ヌメリもより感じられた。実測温度は、大浴場の半露天風呂は40.0度C、内風呂は40.4度C、深湯の半露天風呂は40.8度C、内風呂は39.9度C、石湯の半露天風呂は39.0度C、内風呂は40.6度Cだった。加水なし、加温あり、循環・ろ過あり、入浴剤なし、そして消毒処理あり。源泉温度13.8度C。pH値7.7。 |
評価 | 5 |
JR東日本の旅行企画で「地・温泉」というのがあります。これは新幹線と温泉施設の宿泊がパックになった旅行企画です。
この「地・温泉」で私たちは、2021年1月に知内温泉 ユートピア和楽園 知内温泉旅館、2021年8月に泥湯温泉 奥山旅館、2021年10月に高峰温泉 高峰温泉、2021年11月に嶽温泉 山のホテル、2021年12月に大牧温泉 大牧温泉観光旅館、そして2022年1月に男鹿温泉 元湯 雄山閣に行きました。
今回も私たちは「地・温泉」を利用して温泉旅行に行きました。「地・温泉」第7弾になります。行った場所は新潟県にある越後長野温泉です。
上越新幹線のときです。私たちが「地・温泉」で行った高峰温泉 高峰温泉と大牧温泉 大牧温泉観光旅館で乗った北陸新幹線と同じ新幹線車両の形式、E7系/W7系です。
この新幹線で燕三条まで行きます。約2時間乗車します。
燕三条駅に到着です。
ちなみに、燕三条駅のすぐ近くには北陸自動車道の三条燕ICがあります。三条燕ICは日本一新幹線駅に近いICです。
鉄道駅の名称は「燕三条」ですが、高速道路ICの名称は「三条燕」。これには燕市と三条市の確執があったからだそうです。
新幹線の駅を作ることになったとき、在来線の弥彦線と接続する場所に駅を設置することになりました。このとき、燕市と三条市がお互いに譲りませんでした。そのため、燕市と三条市にまたがった場所に駅を設置することになりました。このあと、さらに駅名と所在地でも燕市と三条市はもめることになりました。
駅名では「燕」と「三条」のどちらを先にするか紛糾しました。そこで、地元出身の政治家・田中角栄さんが仲裁に入りました。結局、駅名は「燕」を先にした「燕三条」として、所在地は駅長室を三条市側に配置して「三条市」にすることになりました。
また、高速道路IC名は「三条」を先にした「三条燕」として、所在地は「燕市」にすることになりました。
駅名やIC名を付けるのにも、いろいろな歴史があるんですね。
私たちは燕三条駅から宿泊施設まで無料送迎してもらいました。
燕三条駅から車で約45分、越後長野温泉 嵐渓荘に到着です。
嵐渓荘は越後長野温泉の一軒宿になります。
嵐渓荘には3つの館があります。渓流館、緑風館、そしてりんどう館です。渓流館は新館、緑風館は本館、そしてりんどう館は旧館だそうです。
このうち緑風館は、国の登録有形文化財に登録された建造物とのことです。私たちはその緑風館の部屋に宿泊しました。
私たちが宿泊した部屋、緑風館の315号室「藤」の主室です。
ちなみに、部屋名を示す表札には「白藤」と書いてありました。その近くにはもう1つ表札がありました。その表札には313号室「紫藤」と書いてありました。どうやら、以前は313号室の「紫藤」と315号室の「白藤」とに分かれていたようです。でも、「紫藤」と「白藤」を1つの客室にして、部屋名を「藤」としたようです。
この部屋ですが、私たちを案内してくれた従業員さんが嵐渓荘で一番好きな部屋だそうです。部屋も2つあって広く、景色もいいからだそうです。実際に景色はよかったです。生い茂る木々を見渡すことができ、かつ川を見下ろすことができました。
隣の寝室です。こちらは元々は「紫藤」だった部屋です。
嵐渓荘には大きく分けると浴場が2つあります。男女別浴場がある「大浴場」と貸切風呂の「山の湯」です。さらに、「山の湯」は2つの貸切風呂の浴場があり、それぞれ「深湯」、「石湯」と呼ばれています。大浴場、深湯、そして石湯にはそれぞれ半露天風呂と内風呂が1つずつあります。
まず、私は大浴場に行きました。
大浴場の男性用浴場は「真木乃湯」、女性用浴場は「妙乃湯」という浴場名でした。左写真の左側が男性用浴場の真木乃湯、右側が妙乃湯です。
大浴場ですが、宿泊者は15:30〜翌日9:30まではいつでも入ることができます。日帰り入浴者も11:00〜14:30の間は入ることができます。
真木乃湯の内風呂です。
お湯を口に含めると、しょっぱかったです。泉質はナトリウム−塩化物泉です。弱アルカリ性のため、少しヌメリが感じられました。実測温度は40.4度Cでした。
真木乃湯の露天風呂です。半露天風呂は、3、4人が入ればいっぱいになってしまうほどの大きさでした。実測温度は40.0度Cでした。
次に、私は貸切風呂がある山の湯に行きました。
山の湯の貸切風呂ですが、宿泊者は16:00〜22:00までは予約制の貸切風呂になります。入館時に希望の浴場(石湯か深湯)と時間帯を申告して、その時間帯になったらフロントから鍵を借りれば入ることができます。貸切時間は30分です。
22:00〜翌日10:00はフリー貸切になります。フリー貸切になると、貸切風呂の浴場入口に鍵が置かれて、空いていれば鍵を持って内側から施錠すれば入ることができます。
山の湯ですが、日帰り入浴者も入ることができます。日帰り入浴の場合は貸切風呂ではなく、男女別の浴場になります。時間によって男女別の区分がされています。
時間帯 男性 女性 11:00〜12:00 石湯 深湯 12:00〜13:00 清掃 13:00〜15:30 深湯 石湯
石湯の内風呂です。
こちらのお湯も大浴場と同じで、しょっぱかったです。ただ、こちらのほうが大浴場のお湯よりも明らかにしょっぱかったです。嵐渓荘の温泉は循環・ろ過しているのですが、貸切風呂の浴槽は大浴場の浴槽よりも小さいので、頻繁に循環・ろ過していないからかな、と思いました。実測温度は40.6度Cでした。
石湯の露天風呂です。実測温度は39.0度Cでした。
夕食です。
次の日、フリー貸切ということで、私は深湯に入ることにしました。
深湯の内風呂です。実測温度は39.9度Cでした。
深湯の露天風呂です。
深湯の露天風呂はその名の通り、深い浴槽でした。深さが約130cmあるそうです。浴槽の下には握りこぶしよりも少し大きな丸い石がありました。実測温度は40.8度Cでした。
朝食です。