男鹿温泉 元湯 雄山閣

温泉名おがおんせん
男鹿温泉
施設名もとゆ ゆうざんかく
元湯 雄山閣
所在地あきたけんおがしきたうらゆもとあざくさきはら
秋田県男鹿市北浦湯本字草木原52-1
場所概略秋田自動車道の昭和男鹿半島ICより国道101号線を西へ行く。ひたすら国道101号線を行き、男鹿半島北部まで行く。県道55号線との交差点を直進して、県道55号線を西へ行く。なまはげ立像がある交差点の先の右側にある。
駐車場専用駐車場あり。15台くらい停められる。無料。
営業時間宿泊者は15:00〜翌9:00。日帰り入浴者は11:00〜14:00。
料金宿泊者は\0。日帰り入浴者は\700。
風呂数男女別半露天風呂各1、男女別内風呂各1
脱衣所男女別各1
泉質ナトリウム−塩化物泉
湯色緑がかった薄い白濁色
問合せ先0185-33-3121
入湯日2022/1/29
感想お湯は少ししょっぱかった。また、苦味があった。湯口からは間欠泉のように、お湯が勢いよく出たり止まったりを繰り返していた。迫力があった。実測温度は、男女別半露天風呂は40.7度C、男女別内風呂は42.6度Cだった。加水なし、加温なし、循環・ろ過なし、入浴剤なし、そして消毒処理なしの源泉掛け流し。源泉温度54.4度C。pH値7.5。
評価5

 JR東日本の旅行企画で「地・温泉」というのがあります。これは新幹線と温泉施設の宿泊がパックになった旅行企画です。
 この「地・温泉」で私たちは、2021年1月に知内温泉 ユートピア和楽園 知内温泉旅館、2021年8月に泥湯温泉 奥山旅館、2021年10月に高峰温泉 高峰温泉、2021年11月に嶽温泉 山のホテル、そして2021年12月に大牧温泉 大牧温泉観光旅館に行きました。
 今回も私たちは「地・温泉」を利用して温泉旅行に行きました。「地・温泉」第6弾になります。行った場所は秋田県にある男鹿温泉です。

 新幹線のこまちです。金網越しでしか撮影できませんでしたが、茜(あかね)色が映えています。
 この新幹線で終点の秋田まで行きます。約4時間乗車します。
 この新幹線ですが、東北新幹線のはやぶさと連結されて東京駅を出発します。そして、盛岡駅で切り離しが行われて、東北新幹線と秋田新幹線とに分かれて、それぞれの終点まで向かいます。
 秋田新幹線は、私が泥湯温泉 奥山旅館に行ったときに乗車した山形新幹線と同様に「ミニ新幹線」と呼ばれています。盛岡〜大曲間は在来線の田沢湖線、大曲〜秋田間は在来線の奥羽本線を走行することになります。秋田新幹線も山形新幹線と同様に、厳密には「新幹線」ではありません。
 また、秋田新幹線の走行区間も山形新幹線と同様に標準軌(1,435mm)に改軌されています。
 秋田新幹線ですが、大曲駅では新幹線と呼ばれいてる区間としては唯一の「スイッチバック」が行われます。
 スイッチバックといえば、私は姥湯温泉 桝形屋に行くために自動車をスイッチバックした経験があります。それが新幹線で行われます。具体的には、大曲駅に到着したあとに、今まで最前車両だったのが最後車両に、最後車両だったのが最前車両になります。運転席も前後入れ替わります。そのため、大曲から秋田までは、座席をそのままにしていると後ろ向きに走行している状態になります。
 ちなみに、秋田から大曲に行くときは、秋田駅ですでに座席が進行方向と逆向きに設定されています。そのため、秋田から大曲までは後ろ向きに走行している状態になります。
 秋田駅からは在来線の男鹿線に乗り換えます。男鹿線で終点の男鹿まで行きます。約53分の乗車になります。
 男鹿線は「男鹿なまはげライン」という愛称が付けられています。赤色と青色の車両の2両編成の列車です。車体色は「赤なまはげ」と「青なまはげ」をイメージした色だそうです。
 男鹿駅に到着です。
 私たちは男鹿駅から宿泊施設まで無料送迎してもらいました。
クリックしてね!  男鹿温泉の入口には、なまはげ立像がありました。
 左写真をクリックすると、夜のライトアップされたなまはげ立像が見られます。
 なまはげ立像の後ろに男鹿温泉 元湯 雄山閣があります。
 元湯 雄山閣の入口です。日本秘湯を守る会会員宿です。
 私たちが宿泊した部屋「松風」です。
 浴場の入口です。
 内風呂です。左写真ではわかりにくいですが、なまはげのお面がありました。
 内風呂はなまはげの口が湯口になっています。湯口からは間欠泉のように、お湯が勢いよく出たり止まったりを繰り返していました。迫力がありました。温泉は生きている!という感じでした。
 元湯 雄山閣のお湯は、季節や気温、雄山閣から南へ約1.5kmほど離れた場所にある火山湖「一の目潟」の水位などの影響で色を変えるそうです。
 半露天風呂は内風呂と脱衣所にある扉から外に出て、階段を下りるとあります。
 半露天風呂にもなまはげのお面がありました。
 半露天風呂の湯口からも温泉が勢いよく出たり止まったりを繰り返していました。
 夕食です。
 ハタハタの塩焼きです。オスとメスが出されました。ハタハタは秋田県の県魚です。
 魚へんに「神」と書いて「鰰(ハタハタ)」。魚へんに「雷」と書いても「ハタハタ」と読みます。さらに、「雷魚」あるいは「燭魚」と書いても「ハタハタ」です。
 左写真上がメスのハタハタです。メスのハタハタのお腹には卵が入っていました。
 ハタハタの卵はブリコ(鰤子)と呼ばれています。ハタハタの子なのにブリ(鰤)の子で「ブリコ」。なぜこう呼ばれているのかというと、諸説あるのですが、ハタハタの卵があまりにもおいしくて乱獲されたため、藩主の佐竹義宣が漁獲を禁じたところ、漁師たちが「ブリの子」と称して言い逃れしたからだそうです。ほかにも、ハタハタの卵を食べたときの音が「ブリッブリッ」と聞こえるからという説もあるそうです。
 ブリコは硬めの食感で歯ごたえがありました。食べると卵のプチプチとした食感がすごく良かったです。また、粘りが少しありました。私はおいしいと思いました。
 元湯 雄山閣名物の「石焼料理」です。秋田杉の桶に約800度に熱した石を入れて魚や野菜などを煮た味噌汁です。タイ、ワタリガニ、そしてエビが入っていました。
 朝食です。朝食にもハタハタが出ました。ハタハタの生姜煮です。

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