ニセコ薬師温泉 ニセコ薬師温泉旅館

温泉名にせこやくしおんせん
ニセコ薬師温泉
施設名にせこやくしおんせんりょかん
ニセコ薬師温泉旅館
所在地ほっかいどういそやぐんらんこしちょうひので
北海道磯谷郡蘭越町日出370
場所概略ニセコ市街地より道道66号線を北西に行く。道道207号線との交差点を左折し、道道207号線を南下する。看板が右に見えるので従う。しばらく行くと斜め右に行く道があるので、そちらに行く。看板があるが見えにくい。
駐車場専用駐車場あり。10台くらい停められる。無料。
営業時間4月下旬〜10月 6:00〜20:00、11月〜4月下旬 6:00〜19:00
料金\300
風呂数混浴露天風呂1、混浴内風呂各1、男女別内風呂各1
脱衣所男女共用1、男女別各2
泉質ナトリウム−塩化物泉
湯色濁った深緑色、無色透明
問合せ先0136-58-3057
入湯日2004/9/20
感想濁り湯と透明湯がある。濁り湯は混浴内風呂になっている。浴槽は深く、岩がごつごつしていて見えない。しかし、その下からプクプクと泡が出てきて、源泉が湧いているのがわかる。透明湯も同じで深いのだが、透明な分底が見える。露天風呂は駐車場より離れた場所にあり、宿の人に聞かないとわからなかった。でも、ぬるめで長湯できた。
評価5

 ニセコ薬師温泉は、私が「一人旅 −北海道へ2−」編で22番目に行った温泉です。そして、21番目に入った温泉です。
 ニセコ薬師温泉はスキー場で有名なニセコ高原にあります。
 ニセコ薬師温泉に行くには、JR函館本線のニセコ駅より道道66号線を北西に向かいます。上り坂をひたすら上ると、右側にニセコアンヌプリ温泉 ニセコアンヌプリ温泉が見えてきますが、通過します。さらにニセコ昆布温泉 鯉川温泉旅館もあるのですが、これまた通過します。すると、T字路が現れます。右に行くと道道66号線で、先にはニセコ湯本温泉 国民宿舎 雪秩父ニセコ五色温泉 五色温泉旅館、そしてニセコ新見温泉などがあります。しかし、ニセコ薬師温泉に行くのであれば左に曲がります。
 左に曲がりしばらく直進すると、ニセコ薬師温泉の看板があるので、右に曲がってください。あとは看板どおりに進んでください。突き当たりにニセコ薬師温泉 薬師温泉旅館はあります。
 薬師温泉旅館は一軒宿の温泉施設です。日本三大秘湯の1つとされています。ちなみに、日本三大秘湯とはニセコ薬師温泉(北海道)、谷地温泉(青森県)、そして祖谷温泉(徳島県)のことだそうです。
 薬師温泉旅館には3つの違った源泉があるそうです。さらに、3つとも泉質が違うそうです。湯量も豊富で、すばらしいですね。
 そんなすばらしい施設に私は足を踏み入れました。

 施設内には濁り湯透明湯という浴槽がありました。
 私はまず濁り湯に向かいました。
 濁り湯は混浴内風呂です。でも、脱衣所は男女別です。
 中に入ると薄暗い浴場でした。その中に浴槽が浴場いっぱいにありました。
 お湯はその名のとおり濁っていました。下が見えないのでそっと足を沈めると結構深い! どこに底があるのか不安なくらい深かったです。
 さらに、浴槽の底は岩場になっていました。そのため、足場が不安定でした。でも、その不安定な場所からプクプクと泡が出てきていました。
 郡司勇さんの著書『秘湯、珍湯、怪湯を行く! −温泉チャンピオン6000湯の軌跡』(角川書店発行)に書いてある「足元湧出温泉」そのものです! 浴槽の下からお湯がそのまま湧いているのです。浴槽そのものが源泉なのです!
 お湯の温度はぬるめでした。長湯には最適です。浸かっていると、体には泡が付着していました。新鮮なお湯だと言う証拠ですね。
 混浴なのに男性ばっかりだったのですが、ほかのお客さんものんびりと入浴していました。
 私は次に透明湯に行きました。

 透明湯は男女別の露天風呂です。
 浴場は男女別なのですが、浴槽は下で男女つながっていました。
 こちらもその名のとおり透明なお湯でした。そして、こちらも足元湧出温泉でした。
 こちらもぬるめのお湯で、のんびりできました。
 増毛効果があるみたいなのですが、1回入っただけじゃあぜんぜん効果ありませ〜ん。残念。(T_T)

 壁には古い温泉成分分析表が掲示されていました。それには泉質として「弱食塩泉」と書いてありました。こちらは透明湯の泉質だと思われます。また、ほかのホームページには「重炭酸ナトリウム含弱食塩泉」と書いてあるものもありました。こちらは濁り湯の泉質だと思います。
 ちなみに、どちらも旧泉質名なので新泉質名に直すと、前者が「ナトリウム−塩化物泉」で、後者が「ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉」になります。
 ただ、私がちょっと気になったのは、源泉名に「成田温泉」と書いてあったことです。昔は成田温泉と呼ばれていたみたいですね。ニセコ昆布温泉と同じように改称したものと思われます。
 内風呂もすばらしいのですが、見落とされがちなのが露天風呂です。露天風呂は施設から離れているため、入りに行く人は少ないのかもしれません。でも、私は入りに行っちゃいました〜。(*^_^*)
 せっかくなので道順を教えたいと思います。

 まず入口ですが、左写真のところになります。ごみ置き場の脇の獣道を入ります。
 どんどん歩いていくと看板が見えてきます。その看板には「露天風呂は無料ではありません。入浴券を買ってください。」と書いてありました。露天風呂に入るのであれば先にお金を払いましょう!
 そのまま獣道をずんずん歩いていくと、左写真のような看板が出てきます。この先に露天風呂はあります。奥に見えるのは男女共用の脱衣所です(現在は撤去されたそうです)。
 これでももわからなければ施設の従業員さんに直接聞いてください。私は露天風呂の位置がわからなかったので、聞いてから行きました。

 露天風呂は手入れがあまり行き届いていない野趣あふれるものでした。もちろん混浴です。色は濁った緑色という感じでした。
 岩風呂でお湯が濁っていたので、浴槽の底が見えませんでした。そのため、私は慎重に足を沈めました。
 お湯はぬるめでした。長湯にはもってこいだと思います。泉質はちょっとわかりませんでした。ナトリウム−塩化物泉なのかな。もしかしてコケがいっぱいあったからコケなのかな?(←冗談です)(^^;
 潔癖症の方にはお薦めできないかもしれません。でも、ぬるめなのでのんびりすることができ、私はいいと思いました。

 底からあふれる源泉をぜひ体験してみてください。



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