蔵王連峰と栗駒山の登山ルート

蔵王連峰
刈田岳〜熊野岳 蔵王観光の核心
刈田岳の蔵王レストハウスから熊野岳をめざします。登山というよりハイキングコース
蔵王レストハウスから,まず刈田岳に登り刈田嶺神社に参拝,そして熊野岳まで眺望を楽しみながらゆっくり歩いて約1時間。日射しを遮るものは何もないので,夏は日焼けと暑さ対策を万全に。また,落雷のおそれがある時は逃げ場がないので止めましょう

※馬の背には熊野岳までロープが張られ,馬の背から御釜を眺めることはできません。ロープが張られたのは2022年に起きた次の事故がきっかけではないかと推測します
「立ち入り禁止、スキーコースない蔵王のシンボル「御釜」で転落死…斜面から滑走した跡が続く」 (読売新聞オンライン2022/04/25)
ロープがなければどこにでも立ち入っていいとは思いませんが,特異な事故をきっかけにロープが張られ,すばらしい景観が遠ざけられてしまう。残念でなりません

大黒天〜刈田岳 私の一番のお勧め。景観に優れたルート。初心者・ベテランを問わず楽しめます
エコーラインの宮城・山形県境から宮城県側へ車で数分のところに「大黒天」があります。ここが登山口
ハイラインを使えば刈田岳まで車で上がれるのでどうしてわざわざ歩くの?と思う方もいるでしょう。私も蔵王を歩き始めた頃はそう思っていました
このコースを歩いてわかったのですが,濁川源流の荒々しい光景があり,五色岳が間近に見え,6〜7月は高山植物も咲いています。山頂まで約1時間の短いコースですがいろいろ楽しめるコースです
体力と時間に余裕があれば,熊野岳まで足を伸ばすことをお勧めします
南蔵王縦走 蔵王のメインコース。蔵王を横断する山岳道路「エコーライン」から蔵王連峰の南端−不忘山までの南蔵王稜線を歩きます
距離は長いものの急なアップダウンは少なく歩きやすい。稜線上を歩くので眺めはよい。強い日射しを受けるので夏は暑さ対策を万全に
刈田岳冬山 みやぎ蔵王すみかわスノーパークから刈田岳に登るルート
雪上車による樹氷鑑賞ツアーの実施時期(例年1月から3月上旬まで)において,雪上車の走行跡をたどり山頂をめざします。※記載しているのは本来の冬山登山コースとは若干異なります
雪上を歩くので山スキーまたはスノーシューが必要です
雁戸山(山形ルート) 宮城と山形の県境である笹谷峠(旧国道286号線)を起点に北蔵王の双耳峰−雁戸山に登るルート
南蔵王と比べると登山者は少なく静かな山歩きが楽しめます。稜線には「蟻の戸渡り」と呼ばれるやせ尾根があり通過の際は要注意
仙台神室 笹谷峠を起点に,雁戸山とは反対に北へ向かって稜線を歩きます。山形神室経由で仙台神室をめざします
県境の尾根を歩くので,宮城(東側)山形(西側)両側の眺めはもとより,熊野岳に連なる北蔵王稜線が一望できます
高木のない明るい登山道なので,新緑や紅葉の時期は快適ですが盛夏は暑さできついかも

栗駒山
中央ルート 宮城県側登山口の「いわかがみ平」から栗駒山に登る道
整備された登山道が山頂まで続いているので,初心者でも歩きやすい
須川ルート ※2025年7月現在,須川ルートは閉鎖されています。昭和湖周辺の火山性ガス濃度の上昇により数年以上前から閉鎖されたままになっています。須川温泉からは産沼コース(自然観察路経由)で登ることができます
岩手県側登山口の須川温泉から栗駒山に登る道
地獄谷や昭和湖など見所が多く,中央ルートより変化に富んでいます
登山口に温泉(須川温泉,栗駒山荘)があるので,湯につかれば疲れもいやされ,より楽しい登山となるでしょう

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