蔵王連峰と栗駒山の登山ルート

蔵王連峰
刈田岳〜熊野岳 蔵王観光の核心ルート
刈田岳の蔵王レストハウスから熊野岳をめざします。登山というよりハイキングコース
蔵王レストハウスから,まず刈田岳に登り刈田嶺神社に参拝,そして熊野岳まで眺望を楽しみながらゆっくり歩いて約1時間。日射しを遮るものは何もないので,夏は日焼けと暑さ対策を万全に。また,落雷のおそれがある時は,逃げ場がないので止めましょう

※2023年5月に確認しましたが,馬の背には熊野岳までロープが張られ,御釜が見えるところまで近づけなくなり,馬の背から御釜を眺めることはできません。推測ですが,ロープが張られたのは2022年に起きた次の事故がきっかけではないかと考えます
「立ち入り禁止、スキーコースない蔵王のシンボル「御釜」で転落死…斜面から滑走した跡が続く」 (読売新聞オンライン2022/04/25)
ロープがなければ,どこにでも立ち入っていいとは思いませんが,特異な事故により,ロープが張られ,すばらしい景観が遠ざけられてしまう。残念でなりません

大黒天〜刈田岳 景観に優れたルート。私の一番のお勧め。初心者・ベテランを問わず楽しめます
エコーラインの宮城・山形県境から宮城県側へ車で数分のところに「大黒天」があります。ここが登山口
ハイラインを使えば刈田岳まで車で上がれるので,どうして歩くの?と思う方もいるでしょう。私も蔵王を歩き始めた頃はそう思っていました
歩いてみてわかったのですが,濁川源流の荒々しい光景があり,五色岳が間近に見え,6〜7月は高山植物も咲いています。山頂まで約1時間の短いコースですが,いろいろ楽しめるコースです
時間に余裕があれば,熊野岳まで足を伸ばすことをお勧めします
南蔵王縦走 蔵王を横断する山岳道路「エコーライン」から,蔵王連峰の南端−不忘山までの南蔵王稜線を歩きます。蔵王のメインコース
距離は長いものの急なアップダウンは少なく歩きやすい。稜線上を歩くので眺めはよい。強い日射しを受けるので,夏は暑さ対策を万全に
刈田岳冬山 みやぎ蔵王すみかわスノーパークから刈田岳に登るルート
雪上車による樹氷鑑賞ツアーの実施時期(例年1月から3月上旬まで)において,雪上車の走行跡をたどり山頂をめざします。※記載しているのは本来の冬山登山コースとは若干異なります
雪上を歩くので山スキーまたはスノーシューやワカンが必要です
雁戸山(山形ルート) 宮城と山形の県境である笹谷峠(旧国道286号線)を起点に北蔵王の双耳峰−雁戸山に登るルート
南蔵王と比べると登山者は少なく静かな山歩きが楽しめます。稜線には「蟻の戸渡り」と呼ばれるやせ尾根があり通過の際は要注意
仙台神室 笹谷峠を起点に,雁戸山とは反対に北へ向かって稜線を歩きます。山形神室経由で仙台神室をめざします
県境の尾根を歩くので,宮城(東側)山形(西側)両側の眺めはもとより,熊野岳に連なる北蔵王稜線が一望できます
高木のない明るい登山道なので,新緑や紅葉の時期は快適ですが盛夏はきついかも

栗駒山
中央ルート 宮城県側登山口の「いわかがみ平」から栗駒山に登る道
整備された登山道が山頂まで続いているので,初心者でも歩きやすい
須川ルート 岩手県側登山口の須川温泉から栗駒山に登る道
地獄谷や昭和湖など見所が多く,中央ルートより変化に富んでいます
登山口に温泉(須川温泉,栗駒山荘)があるので,湯につかれば疲れもいやされ,より楽しい登山となるでしょう

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