園長のアフリカ動物記
ヒョウ


ヒョウ3
ヒョウは獲物(えもの)をライオンやハイエナに奪(うば)われないように、通常(つうじょう)は樹上(じゅじょう)に運(はこ)び上(あ)げてから食(たべ)べる。
垂直(すいちょく)な幹(みき)に爪(つめ)を立(た)てるだけで自分(じぶん)の体重(たいじゅう)ほどのインパラなどを咥(くわ)えたまま運び上げる。
また、それが落(お)ちないようにバランスをとって木の叉(また)にかけ、食べながら移動(いどう)させるのには驚(おどろ)かされる。
約60kgのインパラなら3日、トムソンガゼルなら約2日で食べつくす。
食べ残しを目当(めあ)てにハイエナが樹の下に現(あら)れることが多(おお)い。
天敵(てんてき)はライオンとハイエナで、泳(およ)ぎも上手(じょうず)であるが、ワニに襲(おそ)われることもある。
メスは1年を通(つう)じて出産(しゅっさん)することが出来(でき)る。
繁殖期(はんしょくき)にはオスが寄(よ)ってきて、オス同士(どうし)の争(あらそ)いが起(お)こることもある。
妊娠期間(にんしんきかん)は90〜110日で、通常(つうじょう)は1産(さん)1〜2子を出産する。
子育(こそだ)ては木の洞(うろ)、岩の隙間(すきま)、藪(やぶ)の中などを利用(りよう)する。
約2年で自立(じりつ)し、それ以降(いこう)は単独(たんどく)で過(す)ごす。
寿命(じゅみょう)は約20年といわれている。
セレンゲティでは樹の上でインパラを食べているヒョウに遭遇(そうぐう)。
至近距離(しきんきょり)で、骨(ほね)を砕(くだ)き食べる音(おと)が頭上(ずじょう)から聞こえる。
その一部始終(いちぶしじゅう)をカメラにおさめたつもりが、露出(ろしゅつ)アンダーで真っ黒(まっくろ)、トホホホホホ・・・
ヒョウ

食後のひととき1
 

食後のひととき2 

樹の上に引き上げたところ

食べ始めたところ
 

シマウマの子ども(たべはじめ)
 

食後の一休み
 
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