才色兼備で完全に上のグレード
世界中のオーディオファンに愛されているJBLの4312シリーズの音を、さらにワンランクアップさせたJBL4318、4312Dに搭載された最新鋭ユニットと、スタジオモニターのフラッグシップモデル4348のテクノロジーを融合させたの頂点と言える製品です。発売当初からオーディオ各誌でベストバイに選出され、JBLの新たな歴史を築いた製品です。ロック、ジャズのファンにとって4312シリーズは定番中の定番ですが、ストリングス系の楽器の響きを楽しみたい方にとっては、音が明るすぎて湿度が足りないと感じられるかもしれません。4318はそういうイメージを払拭しより広いジャンルでJBLらしい音を楽しむ事ができるスピーカーだと思います。
よし、これで決まりだ!4318を購入して1時間足らず鳴らして、すぐに一生物のスピーカーに出会えた事を実感しました。普段は、新しいスピーカーを購入すると、スタンドのセッティングやケーブルによる音の違いのチェック、他の機材と組み合わせでの音の確認など、色々と試すのですが、スピーカーの前から動けなくなりました。最初に、オーケストラをバックにしたアンプラグドのライブDVDを鑑賞したのですが、音抜けの良さ以上に感動したのはバイオリンやチェロの響きです。鑑賞中にチェロの響きに鳥肌が・・・。一応オーディオファンを自覚していますが、音楽を聴いて鳥肌が立ったのはこの時だけです。アーティストの感性や感情までが伝わるような感動的な音で、魂にまで響く音なんじゃないかと思います。経済的な事情で手放してしまいましたが、返済が終わったら、また購入してメインスピーカーとして末永く使いたいと考えています。JBLのスピーカーは、ロック、ジャズ向きという概念を取り払ってくれる名機だと思います。オールラウンドで音楽ファンを満足させてくれると思います。
スピーカーの性能を十分に生かす為にも、スタンドは良いものを選んだ方がいいと思います。私はJBLのJS−250を使用していました。このスタンドは重量が20kg近くあり、組み立ても設置も大変でしたが、スピーカーの性能を十分に引き出してくれました。ネジのスパイクがある為、フローリングでも畳でも、床にキズがついてしまうので、セッティングには工夫が必要です。このスタンドの他にも4318用のスピーカースタンドJS−350Aがありますが、こちらは30kg近くの重量があるので、設置には、ちょっと体力的にキツイ仕事になると思います。
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