通常のCDが16bitなのに比べてHDCDは20bitで、より高い分解性能を持っているため、通常のCDより、きめ細かい音の再生が可能。このため通常のリマスター盤に比べても音質の良さを実感できます。ただ、HDCDかどうかは、CDディスクにロゴがあるかどうかで見分けるしか手段が無いため、見分けがつかないものが多い。以前はHDCDで録音されたCDリストを公表しているサイトがありましたが、現在は閉鎖されてしまっているようです。
通常のCDプレイヤーで再生しても、音が良いのは実感できると思いますが、20bitの音の良さをフルに再現する為には、DENONのDVD−2930など、HDCD対応のCDプレイヤー、ユニバーサルプレイヤーが必要になります。HDCD対応のプレイヤーにはHDCDのロゴが付いているので、ロゴを目安にプレイヤーを購入すれば、HDCDの音質を十分に楽しむ事ができると思います。ローリングストーンズの初期の作品などもHDCD化されているようです。買い替えの予定がある方は、できるだけ最近発売されているCDで購入すれば、HDCDの高音質ディスクで音楽を楽しめると思います。洋楽に関しては近年発売された紙ジャケットシリーズなどにHDCDが多いようです。限定品などはすでに製造中止になり価格が高騰しているものも多く、早めに購入した方が良いと思います。