ビル・ローレンスのテレキャスタータイプ、BTシリーズ。同社のエクストラライトと同様に軽量で重量は約3キロ、エクストラ・ライトに比べてフロントピックアップにパワーがあり、本格的な実用機として使える名機です。
ビル・ローレンスのエクストラライトの音質の良さに驚かされ、ビル・ローレンス製のテレキャスタータイプを集め始めましたが、その中でも特に秀逸だったのが、このギターでした。オーソドックスなテレキャスターデザインがオシャレで、
リアピックアップでは、テレキャスターらしいエッジの効いた鋭いサウンド、フロントではテレキャスターらしからぬファットなサウンドというコントラストのはっきりしたサウンド楽しめます。中古品で購入したので性格な型番は不明ですが、同社のエクストラ・ライト
の性能を更にブラッシュアップしたような感じで、フロントピックアップの分厚くサスティーンの強いサウンドは、ギブソン派のギタリストでも満足できるポテンシャルがあり、フェンダー製のギターとは一味違うサウンドをクリエイトできます。個人的には、今まで使ったビル・ローレンス製テレキャスターでは最高の音質で、一本だけギターを残すなら、このギターと決めています。ストラトタイプと、テレキャスタイプの名機が多いビル・ローレンスの中でも代表的な名機だと思います。
アジア製の粗悪なギターが増えた今となっては、ビンテージギターの代表的な存在で、貴重なギターです。日本製の精度の高さとビル・ローレンス製ピックアップの絶妙なコンビネーションで、本家のフェンダーとは違った個性を楽しめるので、ある意味ではフェンダー社のテレキャスターよりも魅力があります。最も人気の高い80年代のビル・ローレンス製テレキャスターは、年々価値が高くなっていて中古楽器店での相場は4万円から6万円前後ですが、中途半端なフェンダー製や、近年のアジア製ギターの新品より絶対に価値があると思います。
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