新編こどもとり図鑑
ヨシガモ
東南アジアに分布し、北海道で少数繁殖しているが、主として冬鳥として日本に渡来する中型のカモである。近年は著しく数を減らしているカモで、湖沼や川などにいる。オスの後頭部の羽毛が延びて冠羽になり、ナポレオンの帽子のような形になっている。頭部は紅紫色で顔は緑色の光沢のある黒色をしている。のどは白く、首輪状の黒い横線がある。オシドリが日本的な代表的なカモとすれば、ヨシガモはまさしく西洋風のカモの代表である。ナポレオン帽をかぶり、怪しく光り輝く黒い髪をなびかせ、三列風切羽が鎌のように曲がり長く垂れる。西洋の貴族のような風貌(ふうぼう)で気品があり、美しい。体は灰色で、腰の両側に三角形の黄色い斑がある。クチバシは黒く、足は灰褐色。メスは体が褐色で黒褐色の斑があるが、これといった特徴がない。しかし、メスのクチバシは黒く、ほかのカモのメスと見分けることができる。このカモの別名をノリ食いガモとも呼ばれ、藻の生えている湖沼や遠浅の湾内などにもいる。食性は主に植物食で、植物の種子や水生植物、藻類などを食べる
ヨシガモ1

ペアー




ヨシガモ1(ペアー)

ヨシガモのオスはほかのカモと同様美しい。
頭頂部が赤紫色で顔全体は緑色で後頭にかけて冠羽がある。
のどは白く、黒い首輪がある。
三列風切が長く鎌状にたれる。
ヨシガモ2

オス




メス


ヨシガモ2

オスに対してメスは地味で全身が褐色で、黒褐色の斑が入る。
これといった特徴がなく、ほかの種類と見分けがつきにくい。
クチバシが短く黒く、顔には眉斑や過眼線がない。
翼鏡部の大雨覆が灰白色をしている。
ヨシガモ3






ヨシガモ3

ヨシガモは北海道で一部繁殖しているが、
大部分は冬鳥として飛来する。
別名をノリガモといって水草や藻の多い湖沼や内湾に飛来する。
あまり数が多くなく、見つけることは難しい。
ヨシガモ4

正面








お食事

ヨシガモ4

ヨシガモは日本的なオシドリに対して、
ナポレオンの帽子をかぶったような西洋風で気品すら感じられる。
前後左右どの角度から見てもいい。
お食事中でもご覧の通り。
新編こどもとり図鑑
0.標識鳥 1.コブハクチョウ 2.オオハクチョウ 3、コハクチョウ 4.コクチョウ  
5.オオヒシクイ  6.マガン  7.カナダガン 8.シジュウガラガン 9.,ハクガン  10.カリガネ 
11.サカツラガン 12.ツクシガモ 13.マガモ 14..コガモ 15.オシドリ 
16.ヨシガモ 17.オカヨシガモ  18.ヒドリガモ 19.オナガガモ 20.ハシビロガモ




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