新編こどもとり図鑑
ヒドリガモ
マガモ、コガモなどと並んで日本では最も普通に見られる中型の淡水のカモ。ユーラシア大陸の寒帯(かんたい)に分布し、日本には冬鳥として全国の氷の張ら(はら)ない湖沼、河川、湾(わん)などに飛来する。名は体を表すで、漢字では「緋鳥鴨」と書き、緋色(ひいろ)をしている。雄は頭から胸は赤(せき)褐色(かっしょく)で、頭(とう)頂(ちょう)は黄白色。クチバシも短く、首も短い。体は灰色で尾と尾羽の付け根は黒い。クチバシは鉛色で足は灰黒色。メスは全体に褐色で腹は白い。ほかの種類のメスよりは褐色味が強い。オスはピューイと口笛のような透通った大きな声で鳴く。食性は水中では水面に浮かぶ水草や海藻などを食べ、岸や中州(なかす)などでは雑草や植物の種子など食べる。主に植物性の餌をとるが、昆虫や貝類なども食べる。海草や海藻などを好んで食べるため、冬期になると養殖(ようしょく)ノリなどに被害が出る地方もある。また、春先には栽培している小麦などにも食害が出ている。ヒドリガモもほかのカモと同じく狩猟鳥なので食用になるが、少し臭み(くさみ)があり、肉量も少なく食用としての狩猟鳥の対象にはあまりならない。
ヒドリガモ1

ペアー1

ペアー2

ペアー3

ペアー4

ペアー5

ペアー6
ヒドリガモ1

ユーラシア大陸の寒帯に分布し、氷の張らない湖沼、川などに飛来する。
日本には9月の上旬ごろから飛来を初め、翌年4月下旬から5月上旬にかけて繁殖地に渡る。
日本には比較的長く滞在するカモで普通によく見られる。
ヒドリガモ2

オス1

オス2

オス3

オス4

メス1

メス2

メス3

メス4
ヒドリガモ2

オスは頭から胸は赤褐色(緋色?)で頭頂部は黄色い。
体は灰色で、尾と尾の付け根は黒い。
クチバシは短く鉛色で足は灰黒色。
メスは全体に褐色で腹は白い。
他のカモ類とは違い、ピューイと透き通った声で鳴く。
ヒドリガモ3

飛ぶ

オス2羽


雪の上1

雪の上2

餌をついばむ1

餌をついばむ2
ヒドリガモ3

雑草、植物の種、水草など植物質を主に食べるが、昆虫や水生動物なども食べる。
春先には岸辺でカラスムギ等のイネ科の青草も食べる。
他のカモ類とは違って、岡の上で青草を食べていることが多い。
新編こどもとり図鑑
0.標識鳥 1.コブハクチョウ 2.オオハクチョウ 3、コハクチョウ 4.コクチョウ  
5.オオヒシクイ  6.マガン  7.カナダガン 8.シジュウガラガン 9.,ハクガン  10.カリガネ 
11.サカツラガン 12.ツクシガモ 13.マガモ 14..コガモ 15.オシドリ 
16.ヨシガモ 17.オカヨシガモ  18.ヒドリガモ 19.オナガガモ 20.ハシビロガモ




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