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寺山観音寺1 正式には与楽山大慈悲心院観音寺という真言宗智山派のお寺。 創建は神亀元年(724)、聖武天皇の勅願により、行基菩薩が開山し、 本尊として千手観音を安置したといわれている。 当初は法相宗の寺で高原山山頂近くにあったが、延暦22年(803)に落雷により焼失。 |
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寺山観音寺2 大同元年(806)、平城天皇の勅願で、坂上田村麻呂が現在地に移し、 徳一上人を中興開山に七堂伽藍が整備された。 鎌倉時代は初代執権北条時政の命で堂宇や境内を再整備した。 中世には領主だった塩谷氏の祈願所とされた。 |
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寺山観音寺4 本尊の木造千手観音座像は鎌倉時代初期の作で、国の重要文化財になっていて、 秘仏とされ、60年に一度開帳される。 銅像大日如来坐像(県文化財)は9世紀初頭に建立されたも。 このほか、境内にも石仏などが多くある。 |
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瑞雲寺 曲淵山瑞雲寺という曹洞宗のお寺。 慶長年間に鏡山寺の2代目住職・照嶺呑鏡を開山、 岡本保真を開基として、保真の父・塩谷義通の隠居屋敷に 鏡山寺の末寺として創建された。 |
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立野古墳 瑞雲寺の裏にあり、平成元年に墓地造成工事中に発見された。 推定墳丘12.5mの円墳で市の文化財になっている。 築造は古墳時代終末期の6世紀から7世紀初頭とみられる。 石室は横穴式で、直刀2点などが出土した。 |
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鏡山寺 千秋峯心月山鏡山寺という曹洞宗のお寺。 本来は瑞雲寺の親寺で、現在でも鏡山寺を下寺、瑞雲寺を上寺と呼んでいる。 境内はよく整っており、曹洞宗の禅寺らしいたたずまいをしている。 |
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持宝院 持宝院という真言宗智山派のお寺。本尊は地蔵菩薩。 持宝院の山門は15世紀末期の松ヶ嶺城の城門を移したもの。 江戸時代初期の古い門の形式を伝えるものとして文化財に指定されている。 |
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箒根神社(下伊佐野) 主祭神は豊城入彦命。配神に大巳貴命、事代主命他を祀る。 上伊佐野の麓山神社の下宮に当たる。 明応3年(1494)、上伊佐野、下伊佐野が分かれた時に下宮となった。 元禄4年(1691)に社殿を造営した。 |
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塩釜神社1 主祭神は塩土翁命、武甕槌命、経津主命を祀る。 配神には天照皇大神ほかを祀る。 天正8年(1580)現在地に遷座、もとは日本一社下野国塩竃神社といいます。 神宝に明治32年、病床において社額を奉献した、勝海舟の揮毫が残る。 |
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塩釜神社2 矢板市では、塩田、高塩など塩のつく地名が多く、岩塩がよく採れた。 塩土翁命がこの地で製塩、安産、畜産などの方法を授けた。 奥州千賀浦に至り、海水の製塩方法を授けたという。 後世には伊達政宗公も当社を参拝した。 |
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御前原城跡 12世紀の始め、塩谷地方の領主、塩谷(堀江)頼純が築城したと伝わる平城跡。 5代後の朝義の後、宇都宮氏から養子となった塩谷朝業も居住したという。 土塁や堀、虎之口などよく遺構をとどめていて市の文化財になっている。 城内にははしかによく効くという「はしか地蔵尊」が残る。 |
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栃木歴史散歩 | |||||||||||||||||
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