アパート暮らしの方に!
1999年発売、オープン価格。オリジナル・マランツの思想に立ち返り「音楽の再現性」を再検証した
Cシリーズのプリメインアンプ。アナログPhono MM入力、CD-R/MD専用の端子、2系統のスピーカー端子を搭載。トーンディフィート回路やラウドネスコントロールを搭載しています。
私は、限りなく原音に近い生々しいサウンドが好みなので、NECのA−10シリーズや、ビクターのAX−Z911などを愛用していましたが、経済的な事情で安いアパートに引っ越す事になり、このアンプを購入しました。大きな音で音楽を聴けなくなったので、せめて高音の解像度だけでも楽しみたいと考えて選びましたが、解像度だけでなく低音の輪郭がクリアなサウンドだったのには驚かされました。ドラムの音抜けも良く、エレクトリックベースのゴリゴリした輪郭も期待以上で、音楽鑑賞をする時の、近所への配慮を考えればベストなアンプに出会えたと思います。マランツらしい中高域の解像度の高さはもちろん、解像度が高いだけでなく音楽全体のバランスも良く、低音のエッジが出るのでドラムやベースの迫力も楽しめます。低音に関しては輪郭がクリアな割りには、振動で伝わる迫力はありませんが、アパートなどでは、逆にメリットになります。低音のクリアな輪郭を楽しみながら、近所には低音が伝わりにくいからです。悪く言えば、音の輪郭がハッキリしていても質感に乏しいという事になりますが、夜中でも解像度の高いクリアなサウンドを楽しめるという意味では、本当に便利なアンプだと思います。住宅事情などで大音量で音楽が聴けない方には、最高のプリメインアンプだと思います。
現在製造終了で、中古のみ入手が可能です。知る人ぞ知る名機なのでお買い得な商品だと思います。オーディオショップでの相場は1万円から2万円。オークションで探せば1万円以下で購入可能です。
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